株式投資・金融知識

【営業利益率35%】「フィードフォース(7068)」は「広告・マーケッティング」サービスを提供。業績も株価も好調。今は買いなのか?

プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)

今回は「デジタルマーケティング支援」サービスを提供している
「フィードフォース」の財務分析をしていきます。
2019年のIPO組ですね。

この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?

プラズマコイ

デジタル広告の運用代行を柱に、Shopifyアプリで成長へ挑む

デジタル広告がメインなので売上は「景気」に左右されますね。
※企業は業績が悪いと広告費を削るため。

「フィードフォース」は広告運用・デジタルマーケティング支援をしている会社

PS事業(広告運用)がメイン。今後はDX事業(ショッピファイアプリ)を伸ばす。
プラズマコイ

収益のメインは「広告運用の手数料ビジネス」です。

「フィードフォース」の事業利益は主にプロフェッショナルサービス(PS事業)のサービスで生み出されています。
要するに、企業のデジタル広告の運用代行や結果報告をしています。
結果報告のタイミングでデジタルマーケティングも行っているという形でしょう。

フィードフォースで面白いのは「Shopify向けアプリ」の構築に手をつけているところです。
実際のところデジタル広告の運用代行はかなりのレッドオーシャンで、他社との差別化が難しいと思います。

決算説明資料でも、次の成長ドライバーは「Shopify向けアプリ」と説明されています。
今後の株価は「DX事業」がひとつのカギでしょう。

フィードフォースの事業セグメントは3つ

  1. プロフェッショナルサービス事業
    ①企業向けの広告運用代行「Anagrams」
    ②プラットフォーム等への広告運用受託サービス「Feedmatic」
    ③データフィードの構築サービス「DF PLUS」
    ④サテライトサイトを生成・自動運用する「Contents Feeder」
  2. SaaS事業
    ①ECサイトの商品情報を元に自動で最適化した広告を出稿できる広告配信サービス「EC Booster」
    ②管理及び最適化を広告担当者自身で行うことができるデータフィード統合管理サービス「dfplus.io」
    ③SNS情報でサイトにログインできるシステム「ソーシャルPLUS」
  3. DX事業
    Shopifyを基盤としたサイト構築、Shopify向けアプリの開発やリリース
セグメント別の売上 ※マネックス証券のサイトより引用

時価総額は調査時点で「221億」ということで小型株ですね。
PERは32.87倍と少し割高といえます。成長企業なので高めですね。

今回は「フィードフォース」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。

「フィードフォース」の配当利回りを見る

プラズマコイ

無配の企業です。

「フィードフォース」は事業投資に注力するため現状は配当をだしていません。

  • 今後キャピタルゲインを狙えるか?
  • 今後の配当を期待できるか?

チェックしていきましょう。

「フィードフォース」の売上(上昇トレンドであるか?)

プラズマコイ

売上成長率は毎年50%近く成長

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「フィードフォース」の売上は上昇中です。
売上規模が小さいからとも言えますが毎年50%ほどの成長曲線を描けているのは素晴らしいですね。

中期経営計画では以下の推移で予定されています。

  • 2021年:売上25億円
  • 2022年:売上30億円
  • 2023年:売上35億円
  • 2024年:売上40億円
  • 2025年:売上45億円
  • 2026年:売上50億円

ここからは、年平均で5億円の成長シナリオが予定されています。

堅実に成長していくつもりのようなので、実現しても株価が急激に上昇するということはなさそうです。
過去記事でテンバガー候補38選にあげていましたが10倍は厳しそうですね。

「フィードフォース」の営業利益率(10%以上は欲しい)

プラズマコイ

プラ転をする予定です。

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「フィードフォース」の営業利益率は35%ほどです。

在庫を持たないITビジネスなので営業利益率がかなり高いですね。

営業利益率としては30%があれば十分ですね。
高い収益体質と言えます。

「フィードフォース」のEPS(一株当たり当期純利益)

プラズマコイ

上昇傾向で増加中

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「フィードフォース」のEPSは26円です。
毎年右肩あがりなので評価したいです。

今後も毎年成長していけるかチェックですね。

「フィードフォース」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

プラズマコイ

自己資本比率は持ち直しました

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「フィードフォース」の自己資本比率は36%程度です。
直近決算だと10%台と低下していましたたが、業績好調で利益があがったことにより資産が積み上がってきました。

有利子負債も多少ありますが、まずは危険水域は抜けたかと思います。

財務的な安定感も少しずつ高まっていますね。

「フィードフォース」の配当金(高いほど良い)

プラズマコイ

無配の企業です。

まだまだグロース期の企業ですので配当は出していませんね。

「フィードフォース」の営業活動によるキャッシュフロー

プラズマコイ

強く「現金創出」ができる企業

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「フィードフォース」の営業CFは強く上昇しています
プラ転してからの伸びは凄まじいですね。

売上が伸びており、営業利益率も35%ほどあるので、営業CFも高い成長率を記録できています。

今までは赤字経営が続いていたので投資フェーズでしたが、
今後は利益フェーズとして現金もプラスになるフェーズです。

現金の収支はかなりプラスで強いポジティブ材料かと思います。

「フィードフォース」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性) 

プラズマコイ

事業資金もOK

基本的に保有する”現金など”は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので貯めすぎは良くありません。

「フィードフォース」の現金は増加しています。
有利子負債で運営資金を確保しているので、次の成長ドライバーとして事業運営が期待できます。

もともとが1、2億円なのでまずは足固めをしていると言ったところから、
今後は事業を拡大するフェーズだということが現金保有額からもうかがえます。

「フィードフォース」の当期純利益は上昇中か?

プラズマコイ

利益もたくさん伸びている

「フィードフォース」の当期純利益は順調に伸びています。
今後も売上が5億円ほど伸びていき、営業利益率35%ほどが維持できるのであれば利益もどんどん上昇していくことでしょう。

そういういみでは今の200億円ほどの時価総額や33倍ほどのPERは割安と見ても良いかもしれません。

他の指標と同じように利益も強い伸びですね。

【まとめ】「フィードフォース」は、高成長で今後の成長力に注目したい企業

プラズマコイ

まずは売上成長、そして利益成長を見ていきたいですね。

フィードフォースの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り
売上高高成長中
今後は鈍化予想
営業利益率35%
EPS(1株利益)26円
自己資本比率36%
1株配当
配当性向
営業キャッシュフロー高成長
現金など十分
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては、今後は売上成長が鈍化することが予想できるところが懸念点です。
一方、営業利益率が高く、営業CFや当期純利益が残りやすいビジネスです。

そのため、営業利益率が注目ポイントかと思います。
そしてEPSが伸びていくようなファンダメンタルズになると財務優良な企業になれますね。

【チャートは?割安?】「フィードフォース」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【中立】売上成長率の鈍化をどう評価するか

この記事の執筆時点(21/09/08)では株価は848円。
チャートとしては右肩さがりです。

次の決算次第ですが、トレンドとしては売りの動向です。
利益が残りやすい企業なので、個人的には売上もですが利益面の成長が注目ポイントです。

今は下落トレンドなので良い決算がでてから買いたいですね。

※投資は自己責任でお願いします。

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