プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は「デジタルマーケティング支援」サービスを提供している
「フィードフォース」の財務分析をしていきます。
2019年のIPO組ですね。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
デジタル広告の運用代行を柱に、Shopifyアプリで成長へ挑む
デジタル広告がメインなので売上は「景気」に左右されますね。
※企業は業績が悪いと広告費を削るため。
フィードフォース(7068)は9/30に2022年度のQ1決算?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) September 9, 2021
ここ2年は売上成長率が50%成長の企業です。
しかし2022年の通期ガイダンスでは17.8%成長と弱気
緊急事態宣言で「ネット広告」はダメージを受けていそうなのでその点も気がかりです。
どのような決算をだしてくるのか注目です?
- 「フィードフォース」は広告運用・デジタルマーケティング支援をしている会社
- 「フィードフォース」の配当利回りを見る
- 「フィードフォース」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「フィードフォース」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「フィードフォース」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「フィードフォース」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「フィードフォース」の配当金(高いほど良い)
- 「フィードフォース」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「フィードフォース」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「フィードフォース」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「フィードフォース」は、高成長で今後の成長力に注目したい企業
- 【チャートは?割安?】「フィードフォース」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「フィードフォース」は広告運用・デジタルマーケティング支援をしている会社
収益のメインは「広告運用の手数料ビジネス」です。
「フィードフォース」の事業利益は主に「プロフェッショナルサービス(PS事業)」のサービスで生み出されています。
要するに、企業のデジタル広告の運用代行や結果報告をしています。
結果報告のタイミングでデジタルマーケティングも行っているという形でしょう。
フィードフォースで面白いのは「Shopify向けアプリ」の構築に手をつけているところです。
実際のところデジタル広告の運用代行はかなりのレッドオーシャンで、他社との差別化が難しいと思います。
決算説明資料でも、次の成長ドライバーは「Shopify向けアプリ」と説明されています。
今後の株価は「DX事業」がひとつのカギでしょう。
フィードフォースの事業セグメントは3つ
- プロフェッショナルサービス事業
①企業向けの広告運用代行「Anagrams」
②プラットフォーム等への広告運用受託サービス「Feedmatic」
③データフィードの構築サービス「DF PLUS」
④サテライトサイトを生成・自動運用する「Contents Feeder」 - SaaS事業
①ECサイトの商品情報を元に自動で最適化した広告を出稿できる広告配信サービス「EC Booster」
②管理及び最適化を広告担当者自身で行うことができるデータフィード統合管理サービス「dfplus.io」
③SNS情報でサイトにログインできるシステム「ソーシャルPLUS」 - DX事業
Shopifyを基盤としたサイト構築、Shopify向けアプリの開発やリリース
- 「フィードフォース」は広告運用をする会社。
- 広告の手数料が主な収益減。
- 景気が悪くなって企業の広告出稿が減ると売上も減少
- 今後は「Shopify向けアプリ」を成長させる
時価総額は調査時点で「221億」ということで小型株ですね。
PERは32.87倍と少し割高といえます。成長企業なので高めですね。
今回は「フィードフォース」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「フィードフォース」の配当利回りを見る
無配の企業です。
「フィードフォース」は事業投資に注力するため現状は配当をだしていません。
- 今後キャピタルゲインを狙えるか?
- 今後の配当を期待できるか?
チェックしていきましょう。
「フィードフォース」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上成長率は毎年50%近く成長
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「フィードフォース」の売上は上昇中です。
売上規模が小さいからとも言えますが毎年50%ほどの成長曲線を描けているのは素晴らしいですね。
中期経営計画では以下の推移で予定されています。
- 2021年:売上25億円
- 2022年:売上30億円
- 2023年:売上35億円
- 2024年:売上40億円
- 2025年:売上45億円
- 2026年:売上50億円
ここからは、年平均で5億円の成長シナリオが予定されています。
堅実に成長していくつもりのようなので、実現しても株価が急激に上昇するということはなさそうです。
過去記事でテンバガー候補38選にあげていましたが10倍は厳しそうですね。
「フィードフォース」の営業利益率(10%以上は欲しい)
プラ転をする予定です。
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「フィードフォース」の営業利益率は35%ほどです。
在庫を持たないITビジネスなので営業利益率がかなり高いですね。
営業利益率としては30%があれば十分ですね。
高い収益体質と言えます。
「フィードフォース」のEPS(一株当たり当期純利益)
上昇傾向で増加中
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「フィードフォース」のEPSは26円です。
毎年右肩あがりなので評価したいです。
今後も毎年成長していけるかチェックですね。
「フィードフォース」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は持ち直しました
「フィードフォース」の自己資本比率は36%程度です。
直近決算だと10%台と低下していましたたが、業績好調で利益があがったことにより資産が積み上がってきました。
有利子負債も多少ありますが、まずは危険水域は抜けたかと思います。
財務的な安定感も少しずつ高まっていますね。
「フィードフォース」の配当金(高いほど良い)
無配の企業です。
まだまだグロース期の企業ですので配当は出していませんね。
「フィードフォース」の営業活動によるキャッシュフロー
強く「現金創出」ができる企業
「フィードフォース」の営業CFは強く上昇しています。
プラ転してからの伸びは凄まじいですね。
売上が伸びており、営業利益率も35%ほどあるので、営業CFも高い成長率を記録できています。
今までは赤字経営が続いていたので投資フェーズでしたが、
今後は利益フェーズとして現金もプラスになるフェーズです。
現金の収支はかなりプラスで強いポジティブ材料かと思います。
「フィードフォース」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
事業資金もOK
「フィードフォース」の現金は増加しています。
有利子負債で運営資金を確保しているので、次の成長ドライバーとして事業運営が期待できます。
もともとが1、2億円なのでまずは足固めをしていると言ったところから、
今後は事業を拡大するフェーズだということが現金保有額からもうかがえます。
「フィードフォース」の当期純利益は上昇中か?
利益もたくさん伸びている
「フィードフォース」の当期純利益は順調に伸びています。
今後も売上が5億円ほど伸びていき、営業利益率35%ほどが維持できるのであれば利益もどんどん上昇していくことでしょう。
そういういみでは今の200億円ほどの時価総額や33倍ほどのPERは割安と見ても良いかもしれません。
他の指標と同じように利益も強い伸びですね。
【まとめ】「フィードフォース」は、高成長で今後の成長力に注目したい企業
まずは売上成長、そして利益成長を見ていきたいですね。
フィードフォースの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ー | |
売上高 | ▲ | 高成長中 今後は鈍化予想 |
営業利益率 | ◯ | 35% |
EPS(1株利益) | △ | 26円 |
自己資本比率 | △ | 36% |
1株配当 | ー | |
配当性向 | ー | |
営業キャッシュフロー | ◯ | 高成長 |
現金など | ◯ | 十分 |
総評としては、今後は売上成長が鈍化することが予想できるところが懸念点です。
一方、営業利益率が高く、営業CFや当期純利益が残りやすいビジネスです。
そのため、営業利益率が注目ポイントかと思います。
そしてEPSが伸びていくようなファンダメンタルズになると財務優良な企業になれますね。
【チャートは?割安?】「フィードフォース」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】売上成長率の鈍化をどう評価するか
この記事の執筆時点(21/09/08)では株価は848円。
チャートとしては右肩さがりです。
次の決算次第ですが、トレンドとしては売りの動向です。
利益が残りやすい企業なので、個人的には売上もですが利益面の成長が注目ポイントです。
今は下落トレンドなので良い決算がでてから買いたいですね。
※投資は自己責任でお願いします。
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