こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回はデジタル人材の不足が顕著な今の日本社会に”DX人材”を派遣する会社、
「メンバーズ」の財務分析をしていきます。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
魅力的な事業ですね。
DX人材は僕の務める企業でも不足しています。
- 「メンバーズ」はDX人材を企業に常駐派遣する会社
- チェックは「IR BANK」で行う
- 「メンバーズ」の配当利回りを見る
- 「メンバーズ」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「メンバーズ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「メンバーズ」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「メンバーズ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「メンバーズ」の配当金(高いほど良い)
- 「メンバーズ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「メンバーズ」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「メンバーズ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「メンバーズ」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「メンバーズ」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「メンバーズ」はDX人材が不足する中、成長期待の大きい会社
- 「メンバーズ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「メンバーズ」はDX人材を企業に常駐派遣する会社
DC(社員数)も増加しており、業績も急成長中!
「メンバーズ」の事業利益は主に「デジタル人材の派遣」で生み出されています。
DX市場をみてみると、2030年のIT人材は最大79万人が不足すると言われています。
出店:経済産業省IT人材需給に関する調査(概要)
そのため”DX人材の派遣業”である「メンバーズ」の企業価値に注目されています。
DXといってもその業務範囲、内容は多岐にわたります。
大企業にしてデジタル業務の運用をする場合もあれば、ベンチャー企業でソフトウェアの開発をするといった需要もあります。
メンバーズの事業セグメントは2つ
- EMC事業(6割くらい)
主に銀行などの企業に「デジタル作業の運用」をする社員を常駐派遣。 - PGM事業(3割くらい)
ベンチャー企業のデジタルプロダクト開発支援
時価総額は調査時点で「437億円」ということで中型株です。
PERは36倍と成長企業らしく少したかめです。
今回は「メンバーズ」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
「メンバーズ」の配当利回りを見る
成長企業のため配当利回りは低め
「メンバーズ」の配当利回りは0%台と、低い高い水準ですね。
成長企業のため、配当金目的で買う銘柄ではないですね。
今後は株価成長の期待を持ちつつ、
- 今後キャピタルゲインを狙ったり、
- 今後の配当の伸びを期待できるか
チェックしていきましょう。
「メンバーズ」の売上(上昇トレンドであるか?)
近年の加速度、期待値は高い
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「メンバーズ」の売上は、綺麗に右肩あがり。
DX銘柄で、最近の売上成長率は目覚ましいですね。
2022年の業績予想もかなり強気で株価も右肩あがりで上昇しています。
期待値が高い企業ですね。
5/11のIRで、決算賞与・賃金アップを発表しており、業績の好調さと、
社員満足度を重視している姿勢をアピールしています。
「メンバーズ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益は10%を超え上昇中
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「メンバーズ」の営業利益率は10%を超えています。
さらに、営業利益率が上昇中です。
効率よく利益をだせる企業に変わっていっているというところも好材料です。
「メンバーズ」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは100円に届きそう
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「メンバーズ」の2022年の予想では100円近くまであがる予定。
年々EPSも増加していて、成長軌道に乗っている企業ということがわかります。
「メンバーズ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
50%台でよこばい
「メンバーズ」の自己資本比率は50%台です。
B/Sを見ても、借入金もなく、資産の内の現金比率も高く、問題なさそうに思います。
この会社の自己資本比率は40%台になってきたら注視しはじめるくらいでよさそうです。
「メンバーズ」の配当金(高いほど良い)
増配率が毎年20%!
「メンバーズ」は連続増配です。
そして増配率が高いのが特徴。
業績の好調さが配当金に反映されていることがわかりますね。
「メンバーズ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向も上昇中
「メンバーズ」の配当性向は上昇中。
まだまだ25%なので低めの水準と言えます。
利益高があがっているので、配当性向をたかめても問題ないという形に見えます。
「メンバーズ」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFも増加中!
「メンバーズ」の営業CFは順調に増加しています。
2020年は決算期のタイミングで入金が遅れたような感じがしますね。
その分2021年の数字があがっています。
現金を稼ぐ力も順調に成長しています。
「メンバーズ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は積み上がっている
「メンバーズ」の現金は増加中。
総資産の50%くらいが現金ということで、投資をしなくても事業成長ができるフェーズと言えます。
増配や社員の賃金アップの背景には、現金が積み上がっていることから”財務力の裏打ち”がありますね。
「メンバーズ」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
今後は2億〜3億くらいの配当総額がターゲットか
投資家としては、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。
配当を維持するためには「短期的に利益が多少悪化しても配当を支払える現金」があればよいということになります。
そのため、配当金の総支払額を見ることがポイントになります。
「メンバーズ」は直近では配当金は2億くらい。
増配をしつづけてもまだまだ利益水準からみると配当額は少なく見えますね。
「メンバーズ」の当期純利益は上昇中か?
ちょっと頭打ち感はある
「メンバーズ」の当期純利益は上場してから増加をし続けています。
2022年はとうとう二桁の10億円突破を予定しています。
過去の推移をみても非常に成長力の強い会社であることがわかります。
【まとめ】「メンバーズ」はDX人材が不足する中、成長期待の大きい会社
そこに住宅ローンがある限り事業は安泰!
メンバーズの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | △ | 0%台 |
売上高(営業収益) | ◯ | 成長中 |
営業利益率 | ◯ | 10%超え。 上昇中 |
EPS(1株利益) | ◯ | 90円くらい 上昇中 |
自己資本比率 | ▲ | 50%台 |
1株配当 | ◎ | 増配中 |
配当性向 | ◯ | 25%くらい |
営業キャッシュフロー | ◎ | 上昇中 |
現金など | ◎ | キャッシュリッチ |
総評としては、業績・財務的には今の所、文句の付け所はみあたりません。
ここまでが絶好調なので、今後の成長力がどこまで続くか?がポイントになってきます。
「メンバーズ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】上昇トレンド真っ最中
この記事の執筆時点(21/06/09)では株価は3,330円。
高値を更新中です。
DX人材が今後も不足するということと、デジタルシフトが進んでいる今は市場の期待値が非常に高い事がわかります。
高すぎて買いにくいとも言えますし、相場がよければ次の決算まで順張りで乗るのも良いかと思います。
※投資は自己責任でお願いします。
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右肩あがりを信じるなら、押し目などでちょくちょく買って行くのも良いかとおもいます。
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