株式投資・金融知識

【時価総額1位】「トヨタ自動車(7203)」は”クルマを売る”会社。株価は上場来高値を達成!今は買いなのか?

こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)

今回は国内では時価総額1位、世界で見ても時価総額38位(21年5月末時点)である、
「世界のトヨタ自動車」の財務分析をしていきます。

先日株価は1万円を超え、上場来高値を達成しました。

この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?

プラズマコイ

最近トヨタは上場来高値を突破しました

「トヨタ自動車」は世界で最もクルマの販売台数が多い会社

トヨタのIR資料より
プラズマコイ

2020年は世界の販売台数1位で王者を奪還しました。

「トヨタ自動車」の事業利益は主に「車の販売」と「カーローンの金利」で生み出されています。

つまり、車の販売台数が事業にとって最重要な指標です。
トヨタの戦略は「フルラインナップ戦略」を採用しており、全ての車に関わる需要を狙っていくという王者の戦略を取っています。

そのため、自動車業界の命運がそのままトヨタの株価に直結すると思ってよいでしょう。

近年は電気自動車のグロース銘柄(TESLA、NIO)が人気になった局面もありますが、
TESLAも実際のところは”世界のトヨタ”の販売台数には遠く及びません。

「トヨタ自動車」は現在は結局のところ”車が売れてナンボ”の会社です。

販売する国は主に国内販売ですが、次いで北米での販売も重要です。

トヨタ自動車の事業セグメントは主に2つ

  1. 自動車事業(利益の約6割)
    自動車の製造、販売。
  2. 金融事業(利益の約3割)
    カーローンなどの金融事業からの収益

主要な販売地域は、国内に次いで、北米が影響力を持っています。

トヨタ自動車の地域別の営業収益(数字は2021年3月期 決算要旨より)

  1. 国内・・・約15兆円
  2. 北米・・・約9兆円
  3. 欧州・・・約3兆円
  4. アジア・・・約5兆円
  5. その他の地域 (中南米、オセアニア、アフリカ、中近東)・・・約2兆円

時価総額は調査時点で「33兆」ということで国内の時価総額ランキング1位を堅持しています。
PERは12倍と上場来高値をとっているにも関わらずまだまだ割安に見えます。

今回は「トヨタ自動車」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。

チェックは「IR BANK」で行う

今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。

※ページの下の方に「決算まとめ」のリンクがあります。

「トヨタ自動車」の配当利回りを見る

プラズマコイ

3.5%と高配当な時期もありましたね

「トヨタ自動車」の配当利回りは2%台と、低くなってきました。
配当利回りが3%後半になることもあり、そのタイミングだと配当株投資としての魅力度も高まります。

株価は高いですが、今はSBIネオモバイルなどの登場で書いやすくなりました。

例えばSBIネオモバイルは、100株買う資金がなくても1株から買えます。
そのため、配当利回りが高くなったら10株ずつ買うという手法も気軽に取れるようになりました。

世界のトヨタが配当利回り3.5%を超えるようであれば積極的に狙いたいですね。

投資の世界に絶対はありませんが、上場来高値を達成したことで、
過去の実績だけで言うなら「国内時価総額1位のトヨタを買っておけば資産はどんどん増えた」ということが言えます。

今後は株価成長、配当金の増加などで

  • 今後キャピタルゲインを狙ったり、
  • 今後の配当の伸びを期待できるか

チェックしていきましょう。

「トヨタ自動車」の売上(上昇トレンドであるか?)

プラズマコイ

横ばい。今後30兆を超えていけるかがポイント

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「トヨタ自動車」の売上は、近年は横ばい。
景気が悪化したので2021年はダメージをうけましたが、今後は30兆円を目指して再びチャレンジ。

2022年の売上予想の30兆円は、景気がリバウンドするなら達成は現実的な予想かと思います。

「トヨタ自動車」の営業利益率(10%以上は欲しい)

プラズマコイ

営業利益は8%と業界比較では高い

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「トヨタ自動車」の営業利益率は8%と、他の自動車産業の日産、ホンダ、スバルと比較すると高い水準と言えます。

業界比較で高い営業利益率を維持できているところが、競争力の強さを感じられます。

トヨタ車もそうですが、特にレクサスの車は、プラズマコイの周りでもかなり増えてる印象です。
高級車は値引きを抑制できるというメリットもあるので、このあたりもポイントかと思います。

「トヨタ自動車」のEPS(一株当たり当期純利益)

プラズマコイ

EPSは800円超えで絶好調

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「トヨタ自動車」は最近は800円を超えて増加中。

自社株買いも毎年のように実施しているので、株主価値が高まっているといえます。
このため、利益が同じでも自社株買いをしている分だけ、増配期待ができますね。

「トヨタ自動車」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

プラズマコイ

概ね40%弱を保つ

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「トヨタ自動車」の自己資本比率は40%弱を維持していますね。
トヨタ単体だと自己資本比率は60~70%ですが、連結になると自己資本比率が落ちるという特徴があります。

トヨタ本体は盤石な基盤がありながら、有利子負債を活用して、事業全体を成長させていくという戦略に見えます。

個人的は自己資本比率は40%以上が1つの目安なので、金融レバレッジを使って事業成長を狙う場合には、ちょうど良い水準かと思います。

「トヨタ自動車」の配当金(高いほど良い)

プラズマコイ

連続増配銘柄でこの10年だと5倍になりました

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「トヨタ自動車」の配当は近年も少しずつではありますが増配傾向です。

率直に思うのは10年前に買えていたら・・・というタラレバです。

日本企業の強さを表す指標に「平成元年、令和元年の全世界の時価総額ランキング」が発表されています。
その図の意味は「日本企業はもうダメです」といった意味なのですが、
トヨタ自動車だけは日本企業でただ1つ生き残っている企業です。

この30年間存在感を示せているなら、次の30年間も生き残れる可能性は高いのではないでしょうか?
そう考えられるデータだと思います。

「トヨタ自動車」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)

プラズマコイ

配当性向は30%が目安

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※【目安】業種によるが、市場平均は30%くらい。

「トヨタ自動車」の配当性向は30%目安です。
利益上昇と、自社株買いによって配当金を増加させるという企業方針です。

いま配当性向が30%であれば、簡単に減配しないと考えてよいでしょう。
心強い材料です。

「トヨタ自動車」の営業活動によるキャッシュフロー

プラズマコイ

営業CFは減少したように見えるが
国際財務報告基準(IFRS)に変わったため

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「トヨタ自動車」の営業CFは減少中です

キャッシュフロー計算書をみると、会計基準が世界標準のIFRSに変更されたため、
投資CFにあった「金融債権」が営業CFに移っている影響がありそうです。

「トヨタ自動車」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性) 

プラズマコイ

現金は積み上がっている

基本的に保有する”現金など”は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので貯めすぎは良くありません。

「トヨタ自動車」の現金は増加中。
自己資本比率は維持しつつ、現金が積みあがっているのは、事業が順調に進んでいる事がわかりますね。

世界的にインフレが進んでいることもあり、現金が増加していないと、
企業の体力は実質目減りしていると考えることもできます。

その意味では現金は増加すると安心できます。

「トヨタ自動車」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)

今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?

プラズマコイ

6000億〜6500億くらいの配当総額がターゲット

投資家としては、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。

配当を維持するためには「短期的に利益が多少悪化しても配当を支払える現金」があればよいということになります。
そのため、配当金の総支払額を見ることがポイントになります。

「トヨタ自動車」は直近では配当金は6000億〜6500くらい。
最近の利益水準であればしばらくこのあたりを推移しそうです。

たとえ利益が横ばいでも、自社株買いを積極的に行ってくれれば増配も狙えますね。

「トヨタ自動車」の当期純利益は上昇中か?

プラズマコイ

上昇傾向です。

「トヨタ自動車」の当期純利益はここ5年は概ね上昇傾向。
これだけの大企業でありながら、当期純利益が上昇傾向というのは心強いです。

近年のウィルスショックも利益的には問題なく乗り越えられています。
2022年の決算も期待したいですね。

【まとめ】「トヨタ自動車」は世界No1の販売台数を誇る自動車会社

プラズマコイ

次の30年も存在価値を保ち続けます。

トヨタ自動車の財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り2%台
売上高(営業収益)概ね成長中
営業利益率8%台
EPS(1株利益)800円くらいで上昇中
自己資本比率40%弱
1株配当連続増配
配当性向30%くらい
営業キャッシュフロー横ばい
現金など上昇傾向
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては、高値では書いにくいので配当利回りが3%を超えてから買いたい銘柄です。

逆に言うとトヨタほどの人気企業で配当利回りが3.5%になることはかなりめずらしいです。
高配当と言える水準まできたら迷わず買いですね。

「トヨタ自動車」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【売り】長い上ヒゲは下落のサイン

この記事の執筆時点(21/06/19)では株価は9833円。
1万円を超えましたが長い上ヒゲもつけたことから、ここから調整局面に向かう可能性が高いかと思っています。

どこかで反発するとしたら、週足で意識するサポートラインは3つでしょうか。
・25日移動平均線が8500円付近
・過去の直近高値の8000円付近
・200日移動平均線の7230円付近

※投資は自己責任でお願いします。

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リコール情報などで下がってきたら少しずつ買いましていきたいですね。

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  2. 企業がどんな事業セグメントを持っているかがわかる
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