連続増配の株

【8年連続増配】「サンゲツ(8130)」はインテリア専門商社。株価は?今は買いなのか?【増配株】

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「サンゲツ」の財務状況をチェックしていきたいと思います。

サンゲツは「インテリアの専門商社」です。

住宅や商業施設などのインテリア(壁紙や床材、カーテン・椅子生地など)をメインに、エクステリア(門扉、ポストなど)も扱っています。

卸し先は建設業界(内装工事業者、住宅メーカー)で建設業界の景気に業績は左右されそうです。
建設業界は近年好調なため「サンゲツ」の業績も好調ですね。

プラズマコイ

利益は10年の長期で見ると横ばい傾向です

この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?

「サンゲツ」はインテリアを中心に4つのセグメントで事業展開

出典:公式サイト

サンゲツの事業セグメントは4つ

  1. インテリア事業
    住宅から非住宅分野まで、室内空間を彩る壁紙や床材、カーテン・椅子生地の商材をトータルに扱う
  2. エクステリア事業
    門扉や家庭用フェンス、ポストといった住宅のお庭まわりや、公園のフェンスや大型扉といった商材
  3. 海外事業
    北米市場、中国市場、東南アジア市場を中心に、インテリア内装材の製造・販売
  4. スペースクリエーション事業
    空間デザインから施工まで、ワンストップで空間づくり
売上は日本が9割。出典:マネックス証券

インテリアの商社ビジネスを展開しています

「サンゲツ」の事業利益はインテリア事業で生み出されています。

他には3セグメントで事業を展開していますが、
インテリア事業の1本足打法といえる売上構成比です。

今後は単なる内装の企業から、空間デザインも行うスペースクリエーション企業へと転換を図っていくことを宣言しており停滞気味の業績打破に向けて活路を模索しています。

「サンゲツ」は「インテリア商社」

建設業界の各社にインテリア商材、エクステリア商材を販売している。
今後は事業拡大のため「空間デザイン」から施工までを行う事業を推進していく方針。

8年連続増配の増配株であり株主還元意識の高さが伺える。

時価総額は調査時点(22/6/21)で「906億円」ということで中型株ですね。
PERは12.8倍と一般的には標準水準です。

今回は「サンゲツ」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。

「サンゲツ」のPER推移を見る


PER的には過去と比べると多少割安です。

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ割安になっている場合があります。

「サンゲツ」の今のPERは12.8倍。

過去を見ると概ねPERは20倍以上です。
今は割安感を感じます。

不人気の理由は、それだけ市場が「サンゲツ」に対して悲観的な業績予想をしているからかもしれません。

高配当株でもありますが、少しの業績悪化で減配をする可能性があるため、減配リスクも低いPERに反映されていそうです。

「サンゲツ」の配当利回りを見る

配当利回りは4.6%と上昇中

「サンゲツ」の6/20時点の配当利回りは4.65%です。
配当利回りは年々上昇しています。
高すぎる水準まであがってきたと見てもよいでしょう。

株価が低迷しているなか、増配を続けているため高配当株になっています。
配当利回りが4.6%を超えています。

割安感もありますが、投資家が企業のリスクを反映して売り優勢になっているとも考えられますね。

「サンゲツ」の売上(上昇トレンドであるか?)

売上は右肩あがりです。

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「サンゲツ」の売上は上昇傾向。
ほぼ毎年上昇を続けています。

2023年は過去最高水準まで売上の復活を予想しています。
2019年の最高値にどこまで近づけられるかに注目です。

「サンゲツ」の営業利益率(10%以上が目安)

営業利益率は6%ほどです。

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「サンゲツ」の営業利益率は6%ほど。

商社でありながら高い営業利益率率を達成していると言えるでしょう。
2018、2019年は営業利益率も低迷していましたが、現在は過去の最高水準まで戻ってきています。

「サンゲツ」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSは成長していません。。

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「サンゲツ」のEPSは10年間の推移をみていると成長していないことがわかります。

過去最高は2017年の97円ほどで、2023年は突破を予想しています。
実際達成できれば素晴らしいですが現時点(6/22)では不透明と言えます。

「サンゲツ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は60%程度です。

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「サンゲツ」の自己資本比率は60%程度です。
有利子負債は減少気味ですが、総資産も減少しており、自己資本比率は下落中です。

しかし自己資本比率は年々減少しており、財務力はジリ貧になっていると言えます。

ネガティブ要素と見ていいでしょう。

「サンゲツ」の配当金(高いほど良い)

8年増配傾向の安定増配企業です

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「サンゲツ」は8年連続増配を達成している増配企業です。
2022年は1株70円の大幅増配を決定しています。
2023年も1株71円の配当予想で気合で増配を継続する見込みです。

出典:公式サイト 2022年は1株70円で決定済み

そろそろ企業体力の限界が見え隠れしています。

「サンゲツ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)

配当性向は50%を常に超えています。

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「サンゲツ」の配当性向は50%以上です。

過去の推移をみてみても、配当性向は常に50%を超えており、配当性向が高い企業だと言えます。

連続増配をなんとか維持したいという意識も見られ、株主還元意識が高い企業だと言えるでしょう。

一方、配当性向は高く、常に減配のリスクを意識しなければならない企業でもあります。

「サンゲツ」の営業活動によるキャッシュフロー

営業CFは安定プラスです。

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「サンゲツ」の営業CFは安定プラスです。

営業CFはマイナスになることはなく、良くも悪くも安定推移をしています。

建設業界のハウスメーカーなどは営業CFも増加傾向が見られるなか、
インテリア商社である「サンゲツ」の営業CFは横ばいで傾向で推移しています。

他の建設業界の企業の営業CF推移と比較すると、横ばい傾向の「サンゲツ」は成長力で見劣りする部分があります。

「サンゲツ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性) 

現金は減少傾向

現金は業績悪化に対する備えや、事業活動の原資になります。
基本的に“現金など”は多い方が良いです。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので貯めすぎも良くありません。

「サンゲツ」の現金は2022年で168億円程度。
有利子負債の返済&配当金の支払いが重しになって現金保有額が減少しています。

このままでは近いうちに現金不足から減配の可能性もありますね。

「サンゲツ」の当期純利益は上昇中か?

当期純利益は復活できるでしょうか?

「サンゲツ」の当期純利益で注目なポイントは2023年の70億が達成できるか?です。

2022年は海外子会社の商標権の減損損失がありましたが黒字はキープしています。

2023年の70億円達成は少し厳しいかもとも思いますが、逆に言うとこのくらいの利益がでなければ事業が苦しくなるという意味かもしれませんね、

【まとめ】「サンゲツ」は8年連続増配の「インテリア商社」

配当性向の高さが気になります。

サンゲツの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り4.6%
売上高回復途中
営業利益率5%
EPS(1株利益)横ばい
自己資本比率下落傾向
1株配当8年連続増配
配当性向50%以上
営業キャッシュフロー概ねプラス
現金など減少傾向
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては、業績は横ばいの安定企業です。
業績は伸び悩みという印象です。

8連続増配は嬉しいところですが、このままでは減配の可能性も高めです。
株主還元意識は強い企業ではありますが業績成長力は弱めの企業です。

【チャートは?割安?】「サンゲツ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【売り】決算が悪ければ一気に売り込まれるかも。

この記事の現時点(22/06/21)では株価は1,530円。
株価はコロナショック後は概ね横ばいで推移しています。

株価は、地合いの影響が大きいでしょうが、
今後の決算が良ければ、高い配当利回りが割安として判断され、買われる可能性があるでしょう。

逆に決算が悪ければもう1段の下げも十分予想できます。
今は手を出さないほうが無難な企業かと思います。

※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。

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