プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は「シーティーエス」の財務分析をしていきます。
建設業向けにICT機器を提供している企業です。
安定的に成長してますね。
DXの波はどの業界でもすさまじく、建設業界でもDXやICTとよばれる技術は堅調ですね。
シーティーエス (4345)は建設業界のDX銘柄です。
— プラズマコイ@財務分析が好き🎏 (@purazumakoi) September 18, 2021
売上成長率は地味ながら営業利益率が20%あるのが魅力
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
不動産にかかわる銘柄は魅力的なのが多い。
この企業は営業利益率に注目したいです。
- 「シーティーエス」は建設業界の「デジタル機器・サービス」展開
- 「シーティーエス」の配当利回りを見る
- 「シーティーエス」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「シーティーエス」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「シーティーエス」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「シーティーエス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「シーティーエス」の配当金(高いほど良い)
- 「シーティーエス」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「シーティーエス」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「シーティーエス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「シーティーエス」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「シーティーエス」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「シーティーエス」は「増収増益」で「高い利益率」な建設業界のDX企業
- 【チャートは?割安?】「シーティーエス」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「シーティーエス」は建設業界の「デジタル機器・サービス」展開



「老人ホーム」で快適に過ごせて「有事の際も素早く対応」ができるサービスを展開
「シーティーエス」の事業利益はおもに「システム事業、測量計測事業」の運営で生み出されています。
工事現場の進捗管理システムや測量システムがメインです。
システム事業では、建設業向けに「工事現場の進捗管理を現場と管理本部でスムーズに行えるシステム」を提供しています。
測量計測事業は、建設業界や、国の公共事業の測量において「省人化」「効率化」を実現しています。
ストック収入のモデルではないですが「建物をつくる、メンテンスする」という業務は”人が生きていく上で欠かせない”ので今後も需要が長く続く産業です。
シーティーエスのセグメントは主に3つ
- システム事業
工事現場の進捗を管理本部とスムーズに共有するクラウドシステム・機器を提供 - 測量計測事業
測量を効率化するシステム・機器を提供 - ハウス備品事業
ユニットハウス(プレハブのようなもの)を提供する事業。工事現場の拠点になる建物
時価総額は調査時点で「361億円」ということで中型株ですね。
PERは22.12倍で少し割高な水準です。右肩あがりの業績なのでPERは高くなっていますね。
今回は「シーティーエス」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「シーティーエス」の配当利回りを見る



配当利回りは下がってきている
「シーティーエス」の配当利回りは1%台です。
常に成長している企業のためか配当利回りは低めです。
連続増配をできそうな業績なので、今後の配当利回りは徐々に上がっていくと予想します。
今後は株価成長、配当金の増加などで
- キャピタルゲインを狙えるか?
- 配当の伸びを期待できるか?
チェックしていきましょう。
「シーティーエス」の売上(上昇トレンドであるか?)



毎年確実に成長をしています。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「シーティーエス」は毎年必ず成長しています。
売上規模は100億円ほどですが右肩あがりなのは好感が持てます。
連続成長も15年。長期で安定して成長をできているのは安心感もありますね。
「シーティーエス」の営業利益率(10%以上は欲しい)



営業利益率も右肩あがり
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「シーティーエス」の営業利益率は20%ほど。
営業利益率がこれだけきれいに右肩あがりの企業も珍しいです。
しかも20%を超えています。
今後どこまで営業利益率があがっていくのか楽しみです。
効率化の余地もあり、非常に強いビジネスモデルをしていると判断できます。
「シーティーエス」のEPS(一株当たり当期純利益)



EPSも連続で上昇中
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「シーティーエス」のEPSは37円ほどですが連続増加中。
少しずつですが株主価値もあがってきています。
「シーティーエス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)



自己資本比率は増加中
「シーティーエス」の自己資本比率は67%程度です。
無借金企業で、自己資本比率も上昇中です。
堅く経営を続けており財務的には心配なところは見当たりません。
堅実な優良企業ですね。
「シーティーエス」の配当金(高いほど良い)



連続増配の銘柄です。
「シーティーエス」は連続増配企業です。
2022年度は1株15円の配当予想で毎年増配できていますね。
地味ですが確実に増配してくれている企業です。
「シーティーエス」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)



配当性向は40%目安
「シーティーエス」の配当性向は40%を目安にしているように思います。
決算説明資料には配当政策として「業績連動」とかかれていたので、業績次第では減配もありえそうです。
配当性向は少しずつですがあがってきているので増配余力には注意していきたいです。
「シーティーエス」の営業活動によるキャッシュフロー



営業CFは高い
「シーティーエス」の営業CFは高いです。
営業CFは増加傾向で、高い営業利益率から、営業CFは多くの金額がでています。
売上規模は100億円ですが、その割には現金創出力が高い企業です。
利益体質な企業ですね。
「シーティーエス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)



現金も積み上がり
「シーティーエス」の現金は2018年に自社株の処分により年に大きく増えています。
そこからは安定推移ですね。
しかしキャッシュリッチな企業かと思います。
定期的に自社株買いを行っており2021年も7月に約8000万円の自社株買いをおこなっています。
「シーティーエス」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)



今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
5億円くらいが当面の配当総額ターゲット
「シーティーエス」の配当金は5億円ほどです。
自社株買いも定期的におこなっていますが増配ペースのほうが多いですね。
業績の成長と合わせて株主還元の金額も高くなっています。
「シーティーエス」の当期純利益は上昇中か?



当期純利益は毎年2桁成長
「シーティーエス」の当期純利益は毎年のように2桁成長をしています。
売上も伸び、営業利益率も伸び続けており、利益へのインパクトが増加しています。
売上規模からみるとかなりの利益体質ですね。
【まとめ】「シーティーエス」は「増収増益」で「高い利益率」な建設業界のDX企業
強い業績の進捗を今後も続けられるか!?
シーティーエスの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | △ | 1%台 |
売上高 | ◯ | 連続成長 |
営業利益率 | ◎ | 20% |
EPS(1株利益) | ◯ | 上昇中 |
自己資本比率 | ◯ | 67%ほど |
1株配当 | ◯ | 連続増配 |
配当性向 | ◯ | 40%目安 |
営業キャッシュフロー | ◯ | 連続成長 |
現金など | ◯ | 問題なし |
総評としては、安定成長で堅実な業績推移の企業です。
建設業界のDX関連銘柄ということで今後も安定的に進捗をしてくれるかと思います。
最大の強みは営業利益率なのでここが高く保たれているかチェックしていきたいですね。
【チャートは?割安?】「シーティーエス」の今後の株価は?今は買い時かを予想する



最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】目標株価は1000円だが時間がかかりそう
この記事の執筆時点(21/09/18)では株価は833円。
相場は好調ですがPERも22倍ということで1000円にいくには強い決算がほしいところです。
※投資は自己責任でお願いします。
株を毎月コツコツ買っていくなら「SBIネオモバイル証券」がおすすめ
シーティーエスは魅力的ですが、まとまった投資資金がない場合は1株から買える「SBIネオモバイル証券」がおすすめです。
シーティーエス自体の1単元(100株)を買おうとするとまとまった金額が必要になります。
そういった場合は「SBIネオモバイル証券」で少しずつ買っていくのもおすすめです。
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プラズマコイが分析用に使っている証券口座は「マネックス証券」です。
マネックス証券の「銘柄スカウター」は以下の項目がわかりやすくて気に入っています。
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