プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は「ユナイトアンドグロウ」の業績・財務分析をしていきます。
ユナイトアンドグロウは東京23区内の中小企業向けに情報システム部門の担当者をスポットで派遣する事業を行っています。
2019年のIPO組です。
プラズマコイも昔は30人規模のベンチャー企業で社内SE兼プログラマーとして働いていました。
「ユナイトアンドグロウ」は50人〜1000人規模の企業をターゲットとしてエンジニアをシェアする事業を展開してます。
どんなエンジニアを派遣するかというと・・・
例えば社内の情報システム部門が担当するインフラです(会社用の電話やPC端末、メール、チャットなど)
事業によってはレジシステムやポイントシステムも管轄になるですよう。
そして情報システム部門というのは経営者からみると一般的にはコストになります。
※直接売上を生まないので。
そうなると50人、100人規模の会社になると1人、2人と雇用することはできますが、小さい規模だと雇用する余裕がない場合があります。
また雇えたとしても専属の1人、2人に任せるのもリスク要因になり得ますね。
そんなとき企業は「ユナイトアンドグロウ」から必要な時、必要な時間分だけ知識や技術をレンタルをしてくるわけです。
「ユナイトアンドグロウ」の事業はシェアリングエコノミーの一端を担う事業と言えるでしょう。
ユナイトアンドグロウ(4486)のSEシェアのサービスが面白いですね?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) November 21, 2021
10人〜30人規模の企業では情報システム部門の専任担当者を雇用するのは難しかったりします。
情シス担当を時間を区切って利用したいといった需要は多そうです。
今は東京23区だけの展開ですが事業は好調に推移しています?
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
「ユナイトアンドグロウ 」の事業はシステムエンジニアのシェアリングサービスがメイン
ほしい時だけ専門家の知識を利用できるタイムシェアの概念ですね
「ユナイトアンドグロウ」の事業利益はおもに「エンジニアの時間貸し事業」から生み出されています。
エンジニアを時間単位で「シェアリング」できるが魅力の事業がです。
今は東京23区での事業ですが、今後は日本全国に展開できそうなビジネスで成長性にも期待できます。
事業は2つを展開していますが、メイン事業はエンジニアをタイムシェアするインソース事業ですね。
他には情報セキュリティのコンサルティングも行っています。
ユナイトアンドグロウの事業セグメントは2つ
- インソーシング事業
社内エンジニアのタイムシェア「シェアード社員」 - セキュリティ事業
情報セキュリティのコンサルティング
時価総額は調査時点で「4486億円」ということで超小型株ですね。
PERは39.7倍と割高水準です。成長性の期待度が高い企業ですね。
今回は「ユナイトアンドグロウ 」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「ユナイトアンドグロウ 」の配当利回りを見る
グロース期ながら既に配当を出していますね。
「ユナイトアンドグロウ 」の配当利回りは0%台です。
一気にグロースするために内部留保をためるわけでもなく、現時点でも少しずつ株主に還元するという方針です。
配当金を現段階で出している所から、今後は一気に成長させるというよりも堅実に業績を伸ばしていく方針かと思われます。
「ユナイトアンドグロウ 」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は右肩あがりを続けています
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
ユナイトアンドグロウは着実に成長できいてますね。
2021年度の予想では20%近くの成長を見込んでいます。
事業は好調と言えるでしょう。
「ユナイトアンドグロウ 」の営業利益率(10%以上で合格)
営業利益率は上昇傾向です
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「ユナイトアンドグロウ 」の営業利益率は12%ほど。
仕入れが発生しないビジネスモデルで、シェア時の単価が営業利益率に関わってきます。
そのため、今後は高度な技術の案件が多くなってくれば営業利益率も上昇してくるでしょう。
現段階でも10%は超えておりIT人材派遣という事業の儲かり易さを感じます。
「ユナイトアンドグロウ 」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは横ばいです。
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「ユナイトアンドグロウ 」のEPSはほぼ横ばいです。
利益額はそこまで伸びてない事がわかります。
今の調子であれば今後も売上の成長と共に少しずつEPSも増加していくことになりそうです。
「ユナイトアンドグロウ 」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は高めです。
「ユナイトアンドグロウ 」の自己資本比率は67%程度です。
有利子負債がほとんどなくなって来ました。
借金が無いのは魅力ですが、財務的にはレバレッジがかかっていない状態なので成長余地に少し疑問を残します。
「ユナイトアンドグロウ 」の配当金(高いほど良い)
配当金は少しだしています。
「ユナイトアンドグロウ 」は安定的に増配を行っていますね。
2021年度は8円と増配予想です。
配当ねらいの企業ではないですが、業績に連動して増配を行っています。
「ユナイトアンドグロウ 」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は20%以下の目安です
「ユナイトアンドグロウ 」の配当性向はここから変更するかと思いますが、現在は20%が目安です。
配当性向は低めですが少しずつ上昇傾向に見えます。
それでも配当性向は20%を切っており、まだ事業成長のための投資フェーズと見てよいかと思います。
「ユナイトアンドグロウ 」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは2億円あたりで安定
「ユナイトアンドグロウ 」の営業CFは2億円前後で安定しています。
堅実に営業CFを出せているのは嬉しいです、今後はどのように伸びてくれるでしょうか。
今のまま堅実に伸びていくように感じます。
「ユナイトアンドグロウ 」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性は?)
現金は13億円程度と確実に増加しています。
「ユナイトアンドグロウ 」の現金は増加中。
2019年の上場時の株式の発行による収入で、それ以外は利益が積み上がっている形ですね。
利益分が安定的に現金も増えています。
「ユナイトアンドグロウ 」の配当金の支払い額(今後も維持できるか?)
今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
配当総額は1000万円ほどです
「ユナイトアンドグロウ 」の配当総額は1000万円ほどです。
増加傾向ですが名だたる上場企業とくらべるとまだ少いですね。
売上規模や利益規模が高くなってこれば配当総額も増加してくるでしょう。
「ユナイトアンドグロウ 」の当期純利益は上昇中か?
利益は右肩あがりで堅調に成長中
「ユナイトアンドグロウ 」の当期純利益は底堅く上昇しているイメージです。
2021年度も過去最高予想で、毎年1500万円ほど利益が底上げされています。
取引件数と時間単価を毎年伸ばせていますね。
今の流れなら今後も着実に成長していくことが予想できます。
投資家目線だと成長カーブが上昇してくれると嬉しいですが中期成長イメージを達成できるでしょうか。
10年後に従業員が5倍(売上も5倍くらい?)イメージが決算説明資料に記載されています。
【まとめ】「ユナイトアンドグロウ 」はエンジニアのシェアリングサービスを展開している成長企業
シェアリングは注目テーマだけに、エンジニアのシェアリングサービスにも今後の成長が期待できます。
ユナイトアンドグロウ の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | △ | 0%台 |
売上高 | ◯ | 上昇傾向 |
営業利益率 | ◯ | 12%ほど |
EPS(1株利益) | △ | 横ばい |
自己資本比率 | ◯ | 67% |
1株配当 | ◯ | 増加傾向 |
配当性向 | ◯ | 20%以下目安 |
営業キャッシュフロー | ◯ | 安定推移 |
現金など | ◯ | 安定増加 |
総評としては、10年後を見越したポテンシャルを感じる企業です。
一方、現在は東京23区に集中し、事業基盤を固めるフェーズということで、数年で一気に成長するかは不透明な企業です。
【チャートは?割安?】「ユナイトアンドグロウ 」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】業績は良いが成長力に疑問
この記事の執筆時点(21/11/21)では株価は1,857円。
決算はまずまずでチャートも右肩上がりで高値を伺う展開です。
一気にブレイクするには業績がそこまで伴っていないので、IR次第で株価の動きも左右されそうです。
現場主義という社風は素晴らしく社長ブログも好感を覚えるので個人的には応援したい企業です。
※投資は自己責任でお願いします。
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ユナイトアンドグロウ は魅力的ですが、まとまった投資資金がない場合は1株から買える「SBIネオモバイル証券」がおすすめです。
ユナイトアンドグロウ
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