株式投資・金融知識

【営業利益率30%】「Link−U(4446)」はマンガアプリを多数構築。株価も配当も伸びまくり。今は買いなのか?

こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)

今回は「マンガアプリプラットフォーム事業」で業績が好調な「Link−U(リンクユー)」の財務分析をしていきます。

この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?

プラズマコイ

マンガアプリの売上が伸びればこの企業の売上も増える

「Link−U」は主に「マンガアプリ」を運営管理している会社

公式サイトの決算説明資料より
プラズマコイ

リカーリング(マンガアプリ収入)が収入源

「Link−U」の事業利益は「リカーリング」のサービスで生み出されています。

要するに「マンガアプリに最適化されたサービスプラットフォーム」の提供で収益をあげている会社ですね。

いわゆるベンチャー企業ですが、この企業の優れたところはそのビジネスモデルです。

単なるインフラ屋ではなく「売上連動で収益あがる出来高制」の契約プランを設定しているところです。
これをリカーリングサービスを呼んでいますね。

リカーリングサービスは、2つの売上形態の総合収入

  1. レベニューシェア収益・・・マンガアプリの売上による収入
  2. 月額固定収益・・・インフラ管理費のサブスクリプション収入

企業の特徴としては、サーバ構築技術やアプリ開発技術の高い企業です。
現状ではマンガアプリを多数管理しつつ、次世代の事業を模索している最中ですね。

現状ではマンガアプリの市場がどれだけ伸びてくるか?が業績のカギになってきます。

プラズマコイ

海賊版サイトの影響も注意

マンガアプリでは「マンガワン」など非常に有望なサービスを多数提供していますが、海賊版のサイトの影響が懸念されます。

しかしプラズマコイ的には今後も「WEBマンガやアプリでマンガを見る習慣は加速していく」と思います。

「Link−U」は近年需要が高まっている「マンガアプリ」のプラットフォームを提供している企業。

時価総額は調査時点で「211億」ということで小型株ですね。

PERは264.94倍(会社予想の売上より算出)とかなり割高です。
※プラズマコイの利益予想を基に計算し直しても70倍ほどはあります。

今回は「Link−U」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。

チェックは「IR BANK」で行う

今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。

※ページの下の方に「決算まとめ」のリンクがあります。

「Link−U」の配当利回りを見る

プラズマコイ

無配の企業です。

「Link−U」は無配企業です。
まだまだグロース期です。

今後は株価成長、配当金の増加などで

  • 今後キャピタルゲインを狙えるか?
  • 今後の配当を期待できるか?

チェックしていきましょう。

「Link−U」の売上(上昇トレンドであるか?)

プラズマコイ

毎年素晴らしい成長

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「Link−U」の売上は毎年のように二桁成長を続けています。
2021年も業績の上振れは十分に狙えます。どこまで伸ばしてくるかが注目です。

個人的には20%成長の16億に到達して欲しいところです。

「Link−U」の営業利益率(10%以上は欲しい)

プラズマコイ

営業利益率は高い水準

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「Link−U」の営業利益率は30%ほど。業績予想では8%ですのでどこで着地できるかもポイントです。

業績を成長させるため、利益率は減少傾向ですね。
マンガアプリの事業だけでは今後も高い成長率を維持するのは少し難しいかもしれません。

「Link−U」のEPS(一株当たり当期純利益)

プラズマコイ

900円超えは驚異的

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「Link−U」のEPSは20円あたりです。

まだまだこれからの会社です。
ここ5年の推移を見ているとEPSの成長としては”もたもた”しているように見えますね。

グロース株として期待したいところですが、EPSはあまり伸びていません。

「Link−U」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

プラズマコイ

自己資本比率は80%で問題なし

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「Link−U」の自己資本比率は80%程度です。
無借金の企業ですね。

しかしグロース期においてのこの自己資本比率は・・・逆に成長力の期待にはネガティブです。

今後も成長はしていくかと思いますが、自己資本だけで成長していくという経営方針は売上成長力に懸念を残します。

マンガアプリは自社のサービスというわけではないので、広告費を投下したりなどのレバレッジをかけづらいという側面もありそうです。

「Link−U」の配当金(高いほど良い)

プラズマコイ

まだ配当はおあずけです。

配当性向からも業績の好調さが伺えます。

「Link−U」の営業活動によるキャッシュフロー

プラズマコイ

プラスではある。今後に期待。

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「Link−U」の営業CFはプラスです。
しかし推移をみていると、業績拡大の傾向は見えてきませんね。

2021年、2022年に過去最高をとってくるようでないとこのまま失速する可能性もあります。

「Link−U」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性) 

プラズマコイ

現金は増加中

基本的に保有する”現金など”は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので貯めすぎは良くありません。

「Link−U」の現金は増加中です。
利益がでているのでそれが積み上がっている形ですね。

2021年はここまでの決算ですと少し現金は減少する見込みです。
この時期の企業なので、現金が積み上がっていくよりは、積極的に使って行くほうが良いですね。

「Link−U」の当期純利益は上昇中か?

プラズマコイ

純利益は順調に成長。

「Link−U」の当期純利益は概ね上昇傾向ですね。
2021年度も2億くらいの当期純利益に着地はできそうですが、それでも減益ですね。

一旦ブレーキがかかる形になるので、今後の事業戦略に注目したいです。

【まとめ】「Link−U」は「マンガアプリプラットフォーム」を提供する会社

プラズマコイ

マンガアプリの成長で進捗。今後はどうか?

Link−Uの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り
売上高成長中
営業利益率30%
EPS(1株利益)20円ほど
自己資本比率80%台
1株配当
配当性向
営業キャッシュフロープラス
現金など積み上がっている
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては、今後の成長力は少し予想が難しいところがあります。

今後も新しいマンガアプリが多発してくるようであれば、プラットフォームを展開するだけで業績が伸ばせます。
しかし、マンガプラットフォームは1企業が持てるようなものではないので、それほど展開数も増えないでしょう。

そうなると、売上の上昇は緩やかになります。

【チャートは?割安?】「Link−U」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【中立】決算を見てから買うべき銘柄

この記事の執筆時点(21/08/24)では株価は1516円。
2019年のIPO銘柄ですがここ最近では株価は軟調気味です。

現在の業績推移では相場がよければ株価は2000円をつけることはありえます。
しかしそれ以上は良い決算を出してこないと難しいかと思います。

※投資は自己責任でお願いします。

株を毎月コツコツ買っていくなら「SBIネオモバイル証券」がおすすめ

Link−Uは魅力的ですが、まとまった投資資金がない場合、1株から買える「SBIネオモバイル証券」がおすすめです。

Link−U自体は1単元(100株)を買おうとすると記事執筆時点の株価では15万円ほど必要です。

高値圏にある今、初心者は少額で経験を積むのも良いと思いますので、そういった意味でも「SBIネオモバイル証券」はおすすめです。

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以下が気に入ってるところです。

  1. 企業の業務内容・サービスの概要がわかる
  2. 企業がどんな事業セグメントを持っているかがわかる
  3. 直近の決算短信などのIR情報にすぐにアクセスできる
  4. 各年度ごとや四半期ごとの業績推移が見やすい

銘柄スカウターはマネックス証券の口座を持つことで使えます。
そして口座開設は無料。無料なのでノーリスクです。
口座開設がまだの方はとりあえず開設しておいても損はないので開設しましょう。

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