こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は「マンガアプリプラットフォーム事業」で業績が好調な「Link−U(リンクユー)」の財務分析をしていきます。
Link−U(4446)の本決算は9/14?注目したい?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) August 24, 2021
マンガアプリのインフラを多数提供しており、
売上により収益が上がる契約を結んでいる。
チャートも強気。
営業利益もガイダンスは1.2億だが3.2億以上は行ってくれると予想。
それでもPERは高いので短期のボラは覚悟ですね? pic.twitter.com/EUjjiMLqfK
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
マンガアプリの売上が伸びればこの企業の売上も増える
- 「Link−U」は主に「マンガアプリ」を運営管理している会社
- チェックは「IR BANK」で行う
- 「Link−U」の配当利回りを見る
- 「Link−U」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「Link−U」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「Link−U」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「Link−U」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「Link−U」の配当金(高いほど良い)
- 「Link−U」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「Link−U」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「Link−U」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「Link−U」は「マンガアプリプラットフォーム」を提供する会社
- 【チャートは?割安?】「Link−U」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「Link−U」は主に「マンガアプリ」を運営管理している会社
リカーリング(マンガアプリ収入)が収入源
「Link−U」の事業利益は「リカーリング」のサービスで生み出されています。
要するに「マンガアプリに最適化されたサービスプラットフォーム」の提供で収益をあげている会社ですね。
いわゆるベンチャー企業ですが、この企業の優れたところはそのビジネスモデルです。
単なるインフラ屋ではなく「売上連動で収益あがる出来高制」の契約プランを設定しているところです。
これをリカーリングサービスを呼んでいますね。
リカーリングサービスは、2つの売上形態の総合収入
- レベニューシェア収益・・・マンガアプリの売上による収入
- 月額固定収益・・・インフラ管理費のサブスクリプション収入
企業の特徴としては、サーバ構築技術やアプリ開発技術の高い企業です。
現状ではマンガアプリを多数管理しつつ、次世代の事業を模索している最中ですね。
現状ではマンガアプリの市場がどれだけ伸びてくるか?が業績のカギになってきます。
海賊版サイトの影響も注意
マンガアプリでは「マンガワン」など非常に有望なサービスを多数提供していますが、海賊版のサイトの影響が懸念されます。
しかしプラズマコイ的には今後も「WEBマンガやアプリでマンガを見る習慣は加速していく」と思います。
時価総額は調査時点で「211億」ということで小型株ですね。
PERは264.94倍(会社予想の売上より算出)とかなり割高です。
※プラズマコイの利益予想を基に計算し直しても70倍ほどはあります。
今回は「Link−U」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
「Link−U」の配当利回りを見る
無配の企業です。
「Link−U」は無配企業です。
まだまだグロース期です。
今後は株価成長、配当金の増加などで
- 今後キャピタルゲインを狙えるか?
- 今後の配当を期待できるか?
チェックしていきましょう。
「Link−U」の売上(上昇トレンドであるか?)
毎年素晴らしい成長
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「Link−U」の売上は毎年のように二桁成長を続けています。
2021年も業績の上振れは十分に狙えます。どこまで伸ばしてくるかが注目です。
個人的には20%成長の16億に到達して欲しいところです。
「Link−U」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は高い水準
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「Link−U」の営業利益率は30%ほど。業績予想では8%ですのでどこで着地できるかもポイントです。
業績を成長させるため、利益率は減少傾向ですね。
マンガアプリの事業だけでは今後も高い成長率を維持するのは少し難しいかもしれません。
「Link−U」のEPS(一株当たり当期純利益)
900円超えは驚異的
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「Link−U」のEPSは20円あたりです。
まだまだこれからの会社です。
ここ5年の推移を見ているとEPSの成長としては”もたもた”しているように見えますね。
グロース株として期待したいところですが、EPSはあまり伸びていません。
「Link−U」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は80%で問題なし
「Link−U」の自己資本比率は80%程度です。
無借金の企業ですね。
しかしグロース期においてのこの自己資本比率は・・・逆に成長力の期待にはネガティブです。
今後も成長はしていくかと思いますが、自己資本だけで成長していくという経営方針は売上成長力に懸念を残します。
マンガアプリは自社のサービスというわけではないので、広告費を投下したりなどのレバレッジをかけづらいという側面もありそうです。
「Link−U」の配当金(高いほど良い)
まだ配当はおあずけです。
配当性向からも業績の好調さが伺えます。
「Link−U」の営業活動によるキャッシュフロー
プラスではある。今後に期待。
「Link−U」の営業CFはプラスです。
しかし推移をみていると、業績拡大の傾向は見えてきませんね。
2021年、2022年に過去最高をとってくるようでないとこのまま失速する可能性もあります。
「Link−U」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加中
「Link−U」の現金は増加中です。
利益がでているのでそれが積み上がっている形ですね。
2021年はここまでの決算ですと少し現金は減少する見込みです。
この時期の企業なので、現金が積み上がっていくよりは、積極的に使って行くほうが良いですね。
「Link−U」の当期純利益は上昇中か?
純利益は順調に成長。
「Link−U」の当期純利益は概ね上昇傾向ですね。
2021年度も2億くらいの当期純利益に着地はできそうですが、それでも減益ですね。
一旦ブレーキがかかる形になるので、今後の事業戦略に注目したいです。
【まとめ】「Link−U」は「マンガアプリプラットフォーム」を提供する会社
マンガアプリの成長で進捗。今後はどうか?
Link−Uの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ー | |
売上高 | ◎ | 成長中 |
営業利益率 | ◯ | 30% |
EPS(1株利益) | △ | 20円ほど |
自己資本比率 | ◯ | 80%台 |
1株配当 | ー | |
配当性向 | ー | |
営業キャッシュフロー | ◯ | プラス |
現金など | ◯ | 積み上がっている |
総評としては、今後の成長力は少し予想が難しいところがあります。
今後も新しいマンガアプリが多発してくるようであれば、プラットフォームを展開するだけで業績が伸ばせます。
しかし、マンガプラットフォームは1企業が持てるようなものではないので、それほど展開数も増えないでしょう。
そうなると、売上の上昇は緩やかになります。
【チャートは?割安?】「Link−U」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】決算を見てから買うべき銘柄
この記事の執筆時点(21/08/24)では株価は1516円。
2019年のIPO銘柄ですがここ最近では株価は軟調気味です。
現在の業績推移では相場がよければ株価は2000円をつけることはありえます。
しかしそれ以上は良い決算を出してこないと難しいかと思います。
※投資は自己責任でお願いします。
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