こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は「売上成長率50% & 営業利益40%」で人気の「チェンジ」の財務分析をしていきます。
様々な会社に出資したり子会社化を実施するなど多数の事業展開を行っています。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
結論:デジタル化で「生産性」をチェンジする会社です。
- 「チェンジ」はDXソリューション、生産性向上・IT人材育成サービスなどを展開
- チェックは「IR BANK」で行う
- 「チェンジ」の配当利回りを見る
- 「チェンジ」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「チェンジ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「チェンジ」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「チェンジ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「チェンジ」の配当金(高いほど良い)
- 「チェンジ」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「チェンジ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「チェンジ」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「チェンジ」は、営業利益も高く業績好調な企業
- 【チャートは?割安?】「チェンジ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「チェンジ」はDXソリューション、生産性向上・IT人材育成サービスなどを展開
利益のカギは官公庁むけのサービスが握っている
「チェンジ」の事業利益は多くが「パブリテック」の事業で生み出されています。
地方自治体向けのデジタル化サービスや、ふるさと納税の「ふるさとチョイス」の事業ですね。
注目したい点は「官公庁向けのサービスは簡単にやめられない」というところです。
官公庁のサービスは、一度導入するとそれがインフラ化するので離脱する可能性が低いのです。
そのため国が相手のシステムは固定収入になりやすいというメリットをもっています。
現在の売上規模は150億円程度ですが今後どこまで伸ばし続けられるかが注目です。
チェンジのセグメントは3つ
- NEW-ITトランスフォーメーション事業
デジタル人材育成、DX、AI、ドローンなどIT技術を導入を、主に大企業や官公庁向けに実施 - 投資事業
デジタル技術を有する新規IPO株に投資を行う - パブリテック事業
「ふるさとチョイス」の運営、自治体の申請フォームなどのサービス事業
時価総額は調査時点で「1644億」ということで中型株ですね。
PERは43.64倍と割高です。期待値が高いことがわかりますね。
今回は「チェンジ」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
チェックは「IR BANK」で行う
今回調査に使う表は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
「チェンジ」の配当利回りを見る
無配の企業です。
「チェンジ」は現状は配当をだしていません。
しかしプレミアム優待クラブ
株主優待はプレミアム優待クラブのポイント
プレミアム優待クラブのポイントは、他の企業の優待ポイントも合算できるところが魅力ですね。
対象株数 | 優待品 | 2年以上保有 |
---|---|---|
400株 | 1,500円相当(1,500ポイント) | 1,650円相当(1,650ポイント) |
800株 | 3,000円相当(3,000ポイント) | 3,300円相当(3,300ポイント) |
1,200株 | 8,000円相当(8,000ポイント) | 8,800円相当(8,800ポイント) |
1,600株 | 15,000円相当(15,000ポイント) | 16,5000円相当(16,5000ポイント) |
2,000株 | 30,000円相当(30,000ポイント) | 33,000円相当(33,000ポイント) |
今後は株価成長、配当金の増加などで
- 今後キャピタルゲインを狙えるか?
- 今後の配当の伸びを期待できるか?
チェックしていきましょう。
「チェンジ」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上成長率は毎年50%を超える
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「チェンジ」の売上は急上昇中です。
最も大きな点は2018年にトランスバンクをM&Aで子会社化したところですね。
これにより「ふるさとチョイス」を手に入れて売上高を一気に伸ばしました。
2021年にもIT会社のビーキャップしており、M&Aによりグループを拡大しています。
毎年30%以上の売上成長率を保つためには企業買収は有効な手段ですね。
この手法では印象深いのはライザップが失敗事例です。
海外ではFacebookがInstagramを買収して大成功をしていますね。
他にも企業が成長する過程で、買収は常套手段です。
チェンジも例にもれず積極的な買収による事業成長を行っています。
「チェンジ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率はかなり高い
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「チェンジ」の営業利益率は40%近いです。
高い利益率のビジネスモデルで儲かりやすい企業と言えます。
今後M&Aをつづけても高い営業利益を保てるかは経営戦略によるでしょう。
現在のような高い営業利益率を保てるのであれば利益へのインパクトも大きいので強いポジティブ材料です。
「チェンジ」のEPS(一株当たり当期純利益)
上昇傾向でGood
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「チェンジ」のEPSは50円を予想。年々上昇していますね。
2021年はQ3ですでにEPSは54円を達成しています。
上方修正も実施しています。
しかもQ3の決算短信で以下の記述がユニークです。
Q3までで利益は十分稼いだから今期は事業投資にあてますよ〜
経営に余力があることが伺えます。
「チェンジ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は低下気味
「チェンジ」の自己資本比率は46%程度です。
最近は運営資金として有利子負債を増やしています。
40%台なら問題はないですが下落傾向なので毎回チェックをしたいところです。
2021年度はQ3決算時で80%まで回復していますね。
「チェンジ」の配当金(高いほど良い)
無配の企業です。
まだまだグロース期の企業ですので配当は出していませんね。
「チェンジ」の営業活動によるキャッシュフロー
減少が著しい
「チェンジ」の営業CFは2020年に一気に増えました。
2021年もQ3時点で57億円と引き続き強く成長しています。
キャッシュ創出力も力強く伸びています。
「チェンジ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は順調に増加中
「チェンジ」の現金は2021年のQ3時点では280億円ほどまで積み上がっています。
2021年3月に公募増資を行っていますのでその分が大きいですね。
次のM&Aや株主還元の拡充が利用用途とされています。
ついに配当を出すのかもしれません。
資金調達も実施して運営資金としては問題ないですね。
今後の成長に向けての準備も着々と行っています。
「チェンジ」の当期純利益は上昇中か?
利益も急上昇中
「チェンジ」の当期純利益は上昇中。
利益も毎年急成長しています。
素晴らしい成長力ですね。
文句のつけようがない経営状態です。
【まとめ】「チェンジ」は、営業利益も高く業績好調な企業
高い技術力を活かしてで次の時代を生き抜けるか!?
チェンジの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ー | |
売上高 | ◯ | 高成長中 |
営業利益率 | ◯ | 40% |
EPS(1株利益) | ◯ | 50円台で成長中 |
自己資本比率 | ◯ | 80%台 |
1株配当 | ー | |
配当性向 | ー | |
営業キャッシュフロー | ◯ | 増加中 |
現金など | ◯ | 増加 |
総評としては、文句のつけようのない業績です。
財務的にもグロース企業らしいファイナンス運営で今後の成長が期待できます。
ここまで見てきた「売上、営業利益、自己資本比率、営業CF、当期純利益」とすべてOKで魅力的な企業です。
これだけの成長力であれば、長期では買いですね。
【チャートは?割安?】「チェンジ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】チャートは悪いが短期では回復の兆しがある
この記事の執筆時点(21/08/26)では株価は2234円。
いまは月足でみると節目にあたる株価です。
そろそろチェンジのトレンドもchangeするのでしょうか?かなり下がってきました? pic.twitter.com/N9XrVt3KUI
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) August 26, 2021
日足でみてみても株価が改善傾向なのでチャート的にはそろそろ狙い目に見えます。
一時期にくらべてかなり下げてきましたが、業績が好調なので相場次第で再び高値を目指して上昇をはじめるはずです。
※投資は自己責任でお願いします。
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