こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は、中配当銘柄として人気の、サンマルクホールディングスの財務状況をチェックしていきたいと思います。
「サンマルクHD(証券コード 3395)」は、配当金を出し続けられる企業なのか!?要チェックや!
YouTubeの動画(リベラルアーツ大学) で紹介されていた方法で企業の財務分析をしていきます。
チェックの目的は「今後も安定して配当金を出すことができるか?」になりますので、目的が違えばこれら指標の解釈も変わってきますね。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
今回は「サンマルクホールディングス」の財務を見ていきます(^^)
まずは配当利回りを見る
まずは、高配当株かどうかをチェックしましょう。
3%くらいで、近年徐々に高配当化してきていますね。
最大の魅力は株主優待
サンマルクHDの最大の魅力は、優待カードを持っていると20%の割引でしょう。
以下、対象店舗とその割引率を掲載します。
それでは、それぞれの数字を見て配当を今後も出し続けられるかを見ていきましょう。
売上(上昇トレンドであるか?)
700億に回復できるかが当面の目標
配当金をいままで通り出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安ですね。
カフェ・レストランの経営がメインということで、
直近ではバリバリコロナの影響を受けていますね。
そういう意味では、コロナが落ち着いて、皆んながマスクをしなくてもよくなれば回復してきそうです。
営業利益率(10%以上は欲しい)
売上から経費を引いたのが「営業利益率」ですが
明らかに下落傾向です。
儲ける力が下がり気味ですね。
カフェで比較すると、
ドトールコーヒーでおなじみの「ドトール・日レスホールディングス」の営業利益率は7〜8%です。
そのため、営業利益率は7〜10%を維持することを目指してほしいと思います。
EPS(一株当たり当期純利益)
高水準であったが近年下がり傾向
1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。
要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことですね。
コロナを除外しても近年の業績悪化は懸念です。
配当金(高いほど良い)
配当金は「株を持っていると貰えるお金」ですね。
10年間の増配・配当維持の銘柄で、
直近は赤字なのにも関わらず配当維持をしています。
業績次第かと思いますが、基本的には配当を維持する方針みたいです
配当性向:配当金÷EPS
「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標が配当性向です。
配当性向:儲けたお金を株主に還元する割合じゃな。
日本企業の目安は一説では30%くらいと言われています。
サンマルクHDは配当性向がどんどん上がっていますね。
配当性向は50%くらいで維持をしてくれれば良いのかなと個人的には思います。
配当性向80%は高すぎるので、もう少し利益を出して欲しいところ
現状の減配は実施していませんが、
業績悪化が今後が続くようであれば減配のリスクは高まります。
自己資本比率:基本的には高いほど良い
自己資本比率は80%以上。
財務優良な企業ですね
自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。
自己資本率が80%は非常に財務優良です。
ここは安心材料ですね。
フリー・キャッシュフロー
フリーキャッシュ・フローは簡単に言うと「今年、現金がいくらプラスになったか?」の数字です。
私達の家計と同じで「収入 – 支出」がプラスならどんどん現金が積み重なっていきます。
近年は30億以上を安定させているように調整しつつ経営をされていますね。
現金を稼ぐ力は十分ですね
【まとめ】業績回復は急務だが、株主還元も意識する企業さん
サンマルクHDの財務分析のまとめです。
業績回復は必死ですが、株主優待が魅力な優良企業
- 売上・・・横減少傾向
- 営業利益率・・・最近下がり気味
- EPS(一株当たり当期純利益)・・・減少傾向
- 配当金・・・1株62円と高配当化してきている
- 配当性向・・・平常時なら配当性向50%くらいが目安
- 配当利回り・・・3%台と高くなっている
- 自己資本比率・・・高い。問題なし
- フリー・キャッシュフロー・・・基本はプラスで経営。問題なし
高配当株で、近くにお店がある人には魅力的ですね。
株価が下落する可能性を意識しながらも
「優待+配当利回り狙い」で購入するのが良いかと思います。
※投資は自己責任でお願いします。
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