株式投資・金融知識

荏原製作所(6361)は産業機器メーカー【割安成長株】

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「荏原(えばら)製作所」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。

荏原製作所は「産業機器メーカー」です。
ポンプ・送風機・圧縮機などの産業製品を多数製造しています。

主力製品はポンプで、建物内への水道用途などに使われています。
また、暮らしの中で使われている電気、ガソリンやプラスチックなどを生産するためには高い圧力で液体を送る必要があり、ポンプが使われています。

プラズマコイ

近年は半導体装置関連などが伸びていますね。

荏原製作所の主要製品はポンプ・送風機ですが、
近年は半導体製造装置が好調ですね。

いま、この会社の株を買うべきでしょうか?見ていきましょう。

「荏原製作所」は産業機器メーカー

ポンプ製品を中心に、各種産業機器を製造しています↓

出典:決算説明資料

荏原製作所のセグメントはおもに3つ

  • 風水力(新セグメントでは、建築・産業、エネルギー、インフラに分割)
    ポンプ、冷熱機械、送風機、コンプレッサ・タービンなど
  • 精密・電子
    真空ポンプ、CMP装置、排ガス処理装置、めっき装置など
  • 環境プラント
    都市ごみ焼却プラント、産業廃棄物焼却プラント
出典:マネックス証券

安定の産業機器に、半導体装置が加わり業績好調ですね

「荏原製作所」の事業利益はおもに「ポンプなどの産業機器」で生み出されています。
近年成長しているセグメントは、精密・電子事業ですね。半導体の製造装置が人気です。

その他、石油関連施設向けのコンプレッサや、一般施設に使われる冷熱装置なども製造しています。
産業向け製品ということで、業績は堅調に推移していますし、近年は上昇傾向なのも嬉しいですね。

「荏原製作所」は産業機器メーカー
ポンプを中心に各種産業機器を製造販売している。

産業向け製品で需要は安定しており業績は堅調推移
近年は半導体製造装置により業績は上昇。

海外売上比率は6割で、円安時には利益恩恵がある。

配当金は安定傾向。2021年には前年の1株90円➔163円と大幅増配

海外売上比率は6割 出典:マネックス証券

時価総額は22/9/7時点で「4,796億円」ということで大型株ですね。
PERは10.3倍と一般的には、割安水準です。

今回は「荏原製作所」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。

「荏原製作所」のPER推移を見る


PERは過去比較でまだ割安感があります。

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ「今は割安かも?」と検討します。

「荏原製作所」のPERは10.3倍(22/9/7時点)。
過去の推移を見ると割安水準ですね

近年は業績好調なため、PERがさがっています。
今のPERは割安感を感じますが、逆にいうといまの利益は一時的だと見られていることですね。

「荏原製作所」の配当利回りを見る

配当利回りは上昇中です。

「荏原製作所」の配当利回りは9/6時点で3.26%です。
利回りは上昇傾向です。

配当金は2020年から2022年(予想)で比較すると2倍ほどの大幅増配になっており、配当利回りも上昇しています。

業績が好調で高配当化してきていることがわかります。

「荏原製作所」の売上(上昇トレンドであるか?)

売上は上昇中です。

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「荏原製作所」の売上は上昇傾向です。
2021年と2022年の予想では毎年2桁成長になっており、好調さが伺えます。

「荏原製作所」の営業利益率(10%以上が理想)

営業利益率は上昇傾向です。

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

営業利益は4%〜7%を一般水準の目安としています。
「荏原製作所」の営業利益率は10%程度です。

営業利益率は7%ほどでしたが、業績好調と連動して2021年には10%になりました。
営業利益率はある程度、業績連動になるようですね

受注が多く、稼働率があがっていて現場が大変そうな感じがしますが、
投資家にとっては嬉しいところです。

「荏原製作所」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSは上昇中です。

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。

「荏原製作所」のEPSは好調です。
2021年は過去最高をとってきており、2022年も更新予定です。
EPSは好調推移ですね。

自社株買いも2021年は201億円と大規模で実施しています。

「荏原製作所」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は44%ほど。

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「荏原製作所」の自己資本比率は44%ほどです。
有利子負債はありますが、製造業なため、レバレッジをかけて経営しているところが伺えます。

自己資本比率は40%程度とギリギリ合格ラインといったところですが、
長期的には自己資本比率も上昇傾向なので問題はなさそうです。

「荏原製作所」の配当金

配当は増配傾向です。

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「荏原製作所」の配当金は安定増配です。
2017年の減配を除けばそれ以外は、配当維持・増配傾向と見れますね。

2021年は業績好調で前年の1株90円➔163円と大幅増配になりました。
2022年も1株170円と増配の予想です。

一気な増配で、景気循環時には減配も意識されるほどの上昇幅ですね。

「荏原製作所」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)

配当性向は35%ほどです。

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「荏原製作所」の配当性向は35%程度です。
配当性向は市場平均並みで、増配は利益増加により行われていることがわかります。

減配リスクは業績連動といえるでしょう。
近年は半導体装置関連で利益が底上げされているので、需要が一服すると減配になるかのうせいもあります。

「荏原製作所」の営業活動によるキャッシュフロー

営業CFは増加中です。

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金はいくらか?」の数字です。

毎年プラスが理想です。

「荏原製作所」の営業CFは増加中です。
年々、営業CFは上昇していますし2020年、2021年はさらに一段階上昇しています。

売上、営業利益、EPSなど、軒並み2020年、2021年が上昇していますが、
これを特需と取るかで投資判断が変わってきそうです。

「荏原製作所」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)

現金保有額は上昇傾向です。

現金は業績悪化に対する備えや、事業活動の原資になります。
基本的に“現金など”は多い方が良いです。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので事業投資に使うことも重要です。

「荏原製作所」の現金は1364億円ほどです。
総資産は7197億円ほどで現金比率は18%ほど。
現金比率はそこそこです。

現金保有額も徐々に上昇しており現金保有高も問題なさそうです。

「荏原製作所」の当期純利益は上昇中か?

当期純利益は上昇傾向です。

「荏原製作所」の当期純利益は上昇傾向です。
2021年、2022年の予想はここまで見てきた流れの通りですね。

売上上昇により利益もあがっている形です。
業績は安定感があり、近年は特に好調ですね。

【まとめ】「荏原製作所」は安定成長の産業機器メーカー

ポンプや半導体関連装置で好調な業績を続けています。

荏原製作所の財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り3.2%
売上高上昇傾向
営業利益率10%
EPS(1株利益)過去最高
自己資本比率40%
1株配当安定増配
配当性向35%
営業キャッシュフロー増加傾向
現金など上昇傾向
当期純利益上昇傾向
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては「好業績な安定成長の企業です」です。

営業利益も10%程度とたかめで、配当金も増配傾向です。
産業機器を製造しており需要は底堅いところが魅力です。

リスク要因は、半導体製造装置の需要一服による業績悪化でしょうか。
一気に売上が伸びている製品なので一気に需要がさがってくることも懸念されます。

【チャートは?割安?】「荏原製作所」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【中立】チャートは下落中

調査時点(22/9/7)では株価は5,210円。

業績は悪くないですが、業績の変動要因が強い部分に注目すると「半導体関連銘柄」と言えるでしょう。

半導体関連企業は現在の業績は好調ですが、今後ピークアウト懸念から株価が下落しています。
「荏原製作所」も短期的には株価下落が懸念されます。
そろそろ下げ止まった感もありますが、もう少しチャートが良くなってから買いたい銘柄ですね。

※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。

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