こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は、今後の成長の期待値が高い
「エフオン」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
エフオン(9514)は5/12に損切りに会った悲しい銘柄?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) July 18, 2021
でもその日がボトム?
下値を切り上げて75日線をうわ抜けてきました?
8/11決算に向けて期待上げの様相です?
出来高もOK✌
■判断材料
・(半分はこなしたが)信用買残が多い
・テーマ的にOK
・割安好業績の銘柄https://t.co/4CKx0PWK52 pic.twitter.com/0DlZFHixts
「エフオン」は「再生エネルギーの発電所」を運営する会社
「エフオン」の事業収益は、主に「発電所の事業」からもたらされています。
再生可能エネルギーといったトレンドのテーマの事業ですね。
エフオンは木質燃料を使ったバイオマス発電所を営んでいます。
木を燃やして発電します。
木を燃やして発電するということで、植林などの産業にも波及効果を及ぼす事ができますね。
エフオンの主な収入源
- バイオマス発電事業・・・売上のほとんどは発電から生み出されています。
- 省エネ支援サービス・・・企業の省エネ活動の支援
今トレンドの「再生エネルギー」を扱った企業なので、投資マネーは集まりやすい企業といえます。
時価総額は調査時点で「230億円」ということで小型株ですね。
今回は「エフオン」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
まずは配当利回りを見る
成長企業なので低め
「エフオン」の配当利回りは1%未満。
現段階で高配当銘柄として選定すべき銘柄ではないですね。
配当利回りは低いですが、期待のテーマという事を考えると、配当が出ているだけで十分と考えるべきですね。
今後5年、10年と業績が伸びていくにつれて、少しずつ高配当銘柄になって行くことが期待できます。
売上(上昇トレンドであるか?)
一気に成長カーブを描きます
配当金をいままで通り出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「エフオン」の売上は上昇中。
世界的に、エコやSDGs(エスディージーズ)がトレンドで、非常に時代に合った事業といえます。
今後「地球を守るために」石油や石炭といった炭素から、バイオマスに発電を移行していく事は確実といえますので、時代の流れに乗る事が容易な事業といえます。
営業利益率(10%以上は欲しい)
減少中だが依然として20%を超えている
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「エフオン」の営業利益率は20%を超えています。
営業利益率は既存の発電所の”プレミア価格”がなくなったことで、下降気味ではあります。
そのため近い将来は営業利益率が20%を切る可能性も考えておきたいところです。
それでも営業利益率20%は市場平均から見ると十分高い水準です。
儲かりやすい事業を展開できていることがわかります。
今後も高い営業利益率を維持できるかどうかは随時チェックしていこうと思います。
EPS(一株当たり当期純利益)
まずは100円を目標としたい
個人的には上昇中であるか、もしくは100円くらいが一つの目安です。
「エフオン」のEPSはほぼ横ばいですね。
当期純利益にEPSは比例しますので、今後の利益拡大に期待したい所です。
自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は最低40%〜かをチェックしましょう。
最近、借金が増えてきました
「エフオン」の自己資本率は40%を割っています。
しっかり利益が出ていますし、自己資本比率は30%台でも事業としてそれほど問題はないと思います。
何より今は、借入金を増やして投資に回すフェーズかと思います。
今は事業を拡大するべきなので経営としては健全な判断かと思います。
配当金(高いほど良い)
少しずつ増配しています
エフオンの配当はまだまだ少ないですが、連続で増配をしています。
配当はそこそこに抑えて、事業拡大に利益を回していますね。
配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は10%が目安
配当性向は10%を目安とされているようです。
2021年は利益が前年に比べて少し高くなったので、
配当性向としては多少少なくなっています。
営業活動によるキャッシュフロー
現金を稼ぐ力は増加中
「エフオン」の営業CFは安定の黒字。
売上高が120億円ほどということを考えると、現金を稼ぐ力は非常に高いです。
現状では赤字になる要素が感じられないので、安心して見ていられる企業といえます。
現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金を積み上げている
次に見ていきたい項目は企業が保有する「現金」です。
「エフオン」の現金はどんどん積み上がっています。
当面の運営資金としては問題なさそうですが、今後はこの現金をどこに振り分けるかが興味深いです。
新たな発電所を建てるのか・・・
どこに投資するかが楽しみですね
配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い能力はどうでしょうか?
徐々に増加。
2億円も視野に入ってきました
投資家としては基本的に、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。
配当を維持するためには、短期的に「利益が悪化しても耐えられる現金」があればよいということになります。
そのため、配当金の総支払額を見ることがポイントになります。
毎年2億円ほどの支払いなら、今の業績からはまったく問題ありません。
むしろ増配は時間の問題といえるでしょう。
【まとめ】エフオンは安定成長の「再生エネルギー」発電所運営の企業
今後の業績成長に期待!
エフオンの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ✕ | 1%未満 |
売上高 | ○ | 上昇中 |
EPS(1株利益) | ▲ | 80円くらいで横ばい |
営業利益率 | ◎ | 20%は超えている |
自己資本比率 | ▲ | 40%未満 |
1株配当 | △ | 8円で増配傾向 |
配当性向 | ○ | 10%未満 |
営業CF | ◎ | 現金を稼ぐ力は高い |
現金など | ○ | 問題なし |
総評としては、世界的なトレンドである「再生可能エネルギー」を取り扱った企業ということで、
テーマとして非常に魅力的な銘柄と言えます。
「エフオン」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】世界のトレンドに乗る!
この記事の執筆時点(21/3/17)では株価は1,061円。
近年の水準でいくと、株価は結構あがってはいます。
しかし、米国のバイデン大統領の政策をはじめ、今は再生可能エネルギーの推進は世界的なトレンドなので、今後の成長に関しては非常に期待できると思っています。
※投資は自己責任でお願いします。
「再生可能エネルギー関連の銘柄分析の一覧」になります。
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