プラズマコイです(^^)
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今回は「日本曹達(ニホンソーダ)」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
日本曹達は「化学品メーカー」です。
化学品事業、農業化学品事業を中心として、化学製品の製造・販売を行っています。
日本曹達(4041)は化学品メーカー🏢
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) August 23, 2022
主に化学製品の製造・販売を行っています⚗️
メインは化学品と農業化学品の事業ですね✨
多くの子会社を持ち多角化経営をしており、グループ内に商社会社も保有しています🤵🏾♂️
■株価指標(8/23時点)
PER 11.4倍
PBR 0.78倍
配当利回り3.99%
近年は増益で配当金も上昇中
日本曹達の近年の業績成長は素晴らしいですね。
株価は上場来高値を突破する勢いで上昇しております。
高配当なこともあり、注目度の高い企業です。
いま、この会社の株を買うべきでしょうか?見ていきましょう。
「日本曹達」は化学品を製造販売
日本曹達のセグメントはおもに5つ
- 農業化学品事業
農薬を開発・生産・販売 - 化学品事業
工業用、医薬品原料、機能性化学品、環境化学品 - 商社事業
化学品、機械、合成樹脂、畜産、建設関連等 - 運輸倉庫事業
倉庫、運送等の物流業務と保険業務 - 建設事業
プラント建設・土木工事等
農業化学品が稼ぎ頭です。
「日本曹達」の事業利益はおもに「化学品」の製造販売で生み出されています。
近年は農化学品が好調ですね。
世界的なインフレ懸念から農薬の前倒し需要があり売上が好調です。
農業関係以外でも、工業用、医薬品原料など多業種向けの化学品を製造・販売しています。
時価総額は22/8/23時点で「1,299億円」ということで中型株ですね。
PERは11.4倍と一般的には割安水準です。
今回は「日本曹達」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。
「日本曹達」のPER推移を見る
PERは過去比較だと割安水準ですね。
「日本曹達」のPERは11.4倍(22/8/23時点)。
過去の推移を見るとそこそこ割安水準ですね。
過去のPERでは10倍を切る場面もありますが、ここ2年は業績が良く、株価が好調です。
そのためPERもあがっています。
「日本曹達」の配当利回りを見る
配当利回りは上昇中です。
「日本曹達」の配当利回りは8/22時点で4.01%です。
配当利回りは2022年から急上昇しています。増配の結果ですね。
2021年➔2022年に1株配当が110円➔180円と大きく増配しています。
「日本曹達」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は増加傾向です。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「日本曹達」の売上は上昇傾向です。
2021年までは横ばい傾向でしたが、2022年から上昇傾向になってますね。
「日本曹達」の営業利益率(10%以上が理想)
営業利益率は高い傾向です。
営業利益は4%〜7%を一般水準の目安としています。
「日本曹達」の営業利益率は7%を超えています。
営業利益率はここ数年は上昇傾向ですね。
利益率があがっていることがわかります。
「日本曹達」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは増加傾向です。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「日本曹達」のEPSは年々上昇しています。
2022年のEPSは450円を達成しています。
過去最高水準の好決算でしたね。
自社株買いも積極的に行っています。
「日本曹達」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は60%程度です。
「日本曹達」の自己資本比率は60%ほどです。
自己資本比率は高いですね。財務的に安心感を感じる水準です。
有利子負債比率は25%。
年々下落傾向です。
財務的な問題はないでしょう。
「日本曹達」の配当金
配当は連続増配です。
「日本曹達」の配当金は11年連続非減配の増配企業です。
減配していないのは心強いですね。
2023年の配当金も1株180円の配当維持を予想されています。
業績が悪化しても1株80円を下限と設定されていますね。
「日本曹達」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は40%目安です。
「日本曹達」の配当性向は40%が目安です。
配当性向は年々上昇していますね。
今後も利益規模が上昇してこれば配当性向があがるかもしれませんね。
「日本曹達」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは横ばい傾向です。
「日本曹達」の営業CFは安定しています。
毎年、大体100億円〜150億円ほど稼ぎ出していますね。
営業CFは横ばい傾向で、現金創出力は安定しています。
「日本曹達」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は横ばい傾向です。
「日本曹達」の現金は178億円ほどです。
総資産は2456億円で現金比率は7%ほど。現金比率は少なめです。
設備投資が必要な事業なので、現金は横ばい傾向、現金比率も安定推移ですね。
自己資本比率も60%あり、現金残高と合わせて考えれば問題ないでしょう。
「日本曹達」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は安定上昇です。
「日本曹達」の当期純利益は安定しています。
2022年、2023年(予想)は100億円を超えていますね。
歴史的には2015年、2016年が2年連続で好調だった後に、利益はさがっているので、2022年・2023年も特需かもしれません。
未来はわかりませんが、2024年以降に下落してくることも留意しておいたほうが良さそうです。
【まとめ】「日本曹達」は業績好調な高配当株
安定配当が魅力の企業です。
日本曹達の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3.9% |
売上高 | ◯ | 増加傾向 |
営業利益率 | ▲ | 7%以上 |
EPS(1株利益) | ▲ | 近年高め |
自己資本比率 | ◯ | 60%前後 |
1株配当 | ◯ | 11年連続非減配 |
配当性向 | ◯ | 40% |
営業キャッシュフロー | ◯ | 安定推移 |
現金など | ▲ | 安定推移 |
当期純利益 | ▲ | 過去最高だが下落懸念 |
総評としては「安定業績・安定配当の企業」です。
当期純利益も下限では60億円前後が見込まれ、営業CFも毎年100億円ほどで安定しています。
配当金は11年連続非減配で増配の歴史があります。
【チャートは?割安?】「日本曹達」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】株価は上場来高値付近
調査時点(22/8/23)では株価は4,510円。
気になるのは決算短信に書いてあった農業化学品の「前倒し需要」の文字です。
今後の業績悪化が見込まれるので、それに伴い株価の下落リスクがありますね。
今は様子見をして置いたほうが良さそうです。
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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