株式投資・金融知識

【安定成長】太平洋工業(7250)はタイヤバルブメーカー。株価は?今は買いなのか?

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「太平洋工業」の財務状況をチェックしていきたいと思います。

太平洋工業は「タイヤバルブメーカー」です。

祖業のバルブコア・タイヤバルブ製造のほか、
自動車用プレス・樹脂製品、電子・制御機器製品、高機能バルブのTPMS(タイヤ空気圧監視システム)へと事業を拡大しています。

プラズマコイ

タイヤバルブ企業としてのニッチトップ戦略で成長した企業です。

この企業は、いま買うべき銘柄なのか?見ていきましょう。

「太平洋工業」はタイヤバルブや自動車用の製品を製造

出典:公式サイト
出典:決算説明資料

太平洋工業のセグメントは2つ

  1. プレス・樹脂製品
    プレス製品、脂製品。外装品、防音防振、ホイールキャップ、内装品
  2. バルブ製品
    バルブコア、チューブレスバルブ、チューブバルブ、タイヤ空気圧監視システム「TPMS」など

タイヤバルブを中心に車に使う部品をグローバル展開しています。

「太平洋工業」の事業利益はタイヤバルブの製造・販売で生み出されています。

タイヤバルブ、バルブコアは国内トップ(100%)、世界トップ(50%)のシェアを有しておりシェアを専有化しています。

タイヤバルブの他、自動車関連のプレス・樹脂製品の事業も展開しています。
主要顧客はトヨタで車産業の需要に業績が連動する企業です。

国別の売上比率は過半数が海外

「太平洋工業」は「タイヤバルブメーカー」

タイヤバルブ、バルブコアを主力製品として展開。
自動車向けのプレス・樹脂製品も展開。

好調な業績と連動し、6年連続非減配と配当額も上昇傾向。
過去には無配当の時期もありシリコンサイクルには注意したい企業。

時価総額は22/7/8時点で「643億円」ということで中型株ですね。
PERは6.4倍と一般的には割安水準です。

今回は「太平洋工業」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。

「太平洋工業」のPER推移を見る


PER的には過去比較で割安です。

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ割安になっている場合があります。

「太平洋工業」のPERは6.4倍(22/7/8時点)。
近年の水準はPER10倍あたりで現在は割安に見えます。

業績は好調ながら株価はまだ上がりはじめで、PER的には安さを感じる水準です。

「太平洋工業」の配当利回りを見る

配当利回りは4%です。

「太平洋工業」の22/7/8時点の予想配当利回りは4%
配当利回りは4%と高配当株と言えます。

近年は業績好調→増配を続けており配当利回りもぐんぐん上昇してきました。

「太平洋工業」の売上(上昇トレンドであるか?)

売上は右肩あがりです。

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「太平洋工業」の売上は上昇傾向です。
長期では右肩あがりで上昇できていますね。

この10年で売上は2倍以上になっており、拡大を続けています。

「太平洋工業」の営業利益率(10%以上が目安)

営業利益率は7%ほどです。

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「太平洋工業」の営業利益率は7%ほど。

製造業の営業利益率は7%が目安であり、標準の水準でしょう。

営業利益率は長きに渡り7%前後を維持できています。
今後もこの水準を維持できれば良いでしょう。

「太平洋工業」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSは過去最高を更新です。

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「太平洋工業」のEPSは上昇傾向です。

2022年のEPSは過去最高を達成しています。
2023年も更に更新の予定です。

利益も最高水準を推移しています。
好調な企業ですね。

「太平洋工業」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は50%前後です。

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「太平洋工業」の自己資本比率は52%程度です。
有利子負債は増加していますが、自己資本比率は50%前後を維持できています。

安心しきれる水準ではありませんが、
過去の水準と比較すると問題ない水準でしょう。

「太平洋工業」の配当金

増配傾向で推移しています。

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「太平洋工業」の配当は安定配当を実施しています。
2020年に減配をしており非減配記録は途絶えていますが、
2021年から再び増配をつづけています。

2023年1株42円と増配見込みです。
2020年はコロナショックがあったことを考えると致し方ないでしょう。
順調に増配できている企業です。

「太平洋工業」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)

配当性向は20%程度が目安

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「太平洋工業」の配当性向は2022年の20%〜25%が目安です。
2020年の配当性向は30%でしたので上限は30%と見て良いでしょう。

配当性向が30%を超えるまでは今後も増配を続けてくれると予想ができます。
配当性向30%は標準並みで決して高い水準ではありません。

「太平洋工業」の営業活動によるキャッシュフロー

営業CFは安定プラスです。

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「太平洋工業」の営業CFは安定プラスです

近年は200億円付近ですが営業CFも上昇傾向で稼ぐ力も増しています。
営業CFの観点からも順調に成長できています。

もっとも営業CFの増加に伴い投資CFも増加傾向で、
あまり手残りの現金は増えていないのが現状です。

「太平洋工業」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性) 

現金は上昇傾向です。

現金は業績悪化に対する備えや、事業活動の原資になります。
基本的に“現金など”は多い方が良いです。

しかしお金は使ってこそ意味があるので貯めすぎも良くありません。

「太平洋工業」の現金は2022年で266億円程度。
総資産は2454億円ほどで、現金比率は10%程度ですね(10%以上で合格、30%以上は余裕あり)

現金比率はあまり高くなく、最低限の水準といえるでしょう。
貯めていくというより、積極的に投資に使っていることが現金保有額からも垣間見えます。

「太平洋工業」の当期純利益は上昇中か?

当期純利益は過去最高を更新中です。

「太平洋工業」の当期純利益は過去最高を更新中です。

2023年は100億の大台に乗ることが見込まれています。
近年の業績は絶好調だと言えるでしょう。

【まとめ】「太平洋工業」は安定成長の高配当企業

ニッチトップ企業で安定成長が魅力です。

太平洋工業の財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り4%
売上高上昇傾向
営業利益率7%程度
EPS(1株利益)上昇中
自己資本比率50%
1株配当増配傾向
配当性向20%目安
営業キャッシュフロー増加傾向
現金など増加傾向
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては、割安ながら最高益を更新している企業です。

配当利回り4%、配当性向20%と高配当株としても魅力的です。
売上、利益は過去最高を更新中である程度安心して持てる企業でしょう。

【チャートは?割安?】「太平洋工業」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【買い】800円が下値でしょうか

この記事の現時点(22/7/8)では株価は1,049円。

PER6.4倍や配当利回り4%は割安で魅力的な水準で、
業績も良く欲しくなります。

チャート的にはレンジ相場ですが800円付近が下値で切り上がっているので、買っても良さそうです。
業績はトヨタと一蓮托生の部分がありますが、売上の海外比率も60%と円安効果も期待できそうです。

※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。

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