株式投資・金融知識

【6年連続非減配】エノモト(6928)は精密部品メーカー。株価は?今は買いなのか?

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「エノモト」の財務状況をチェックしていきたいと思います。

エノモトは「精密部品メーカー」です。

リードフレーム、コネクタなど半導体関連の部品を製造しています。
用途は自動車、スマートフォン用途、データセンターやサーバー向けなどですね。

プラズマコイ

自動車・スマホ向けの半導体関連部品のメーカーと覚えましょう

この企業は、いま買うべき銘柄なのか?見ていきましょう。

「エノモト」は半導体関連の部品を作る精密機器メーカー

出典:決算説明資料

エノモトのおもな製品カテゴリは3つ

  1. IC・トランジスタ用リードフレーム
  2. オプト用リードフレーム
  3. コネクタ用部品

詳細は株探の記事に詳しく記載があります。

リードフレームやコネクタなどを作っています

「エノモト」の事業利益は精密機器部品の製造・販売で生み出されています。
自動車用、スマホ用、そのほか各種産業用に使われる部品を製作しています。

各部品の需要は旺盛で、売上の伸びは新たなステージへ突入しています。

出典:決算説明資料

国別の売上比率は過半数が海外

「エノモト」は「精密機器メーカー」

自動車、スマホ、そのほか産業用途の部品としてのの需要は高く、需要は旺盛。
売上も近年は右肩あがりで成長している。

好調な業績と連動し、6年連続非減配と配当額も上昇傾向。
過去には無配当の時期もありシリコンサイクルには注意したい企業。

時価総額は22/7/8時点で「99億円」ということで超小型株ですね。
PERは5.8倍と一般的には割安水準です。

今回は「エノモト」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。

「エノモト」のPER推移を見る


PERは過去比較で割安です。

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ割安になっている場合があります。

「エノモト」のPERは5.8倍(22/7/8時点)。
近年の水準は過去比較では割安です。

業績が上昇していますが株価はそこまで買われておらず、
”まだ割安”で放置さているか、今後の業績悪化が見込まれていると言えそうです。

「エノモト」の配当利回りを見る

配当利回りは4%です。

「エノモト」の22/7/8時点の予想配当利回りは4.16%
過去最高水準の高利回りになっています。

近年は業績好調で配当も大幅に増えており、高配当株化しています。
高配当株として魅力的な水準ですね。

「エノモト」の売上(上昇トレンドであるか?)

売上は右肩あがりです。

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「エノモト」の売上は上昇傾向です。
2023年は過去最高の売上を達成する見込みです。

2008年の売上水準に15年の時を経て回復してきました。
近年のDX需要に後押しされての業績上昇で、今の景気感ならしばらくは好調を維持できそうです。

「エノモト」の営業利益率(10%以上が目安)

営業利益率は7%ほどです。

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「エノモト」の営業利益率は7%ほど。

製品に強みを持つ製造業の場合は7%ほどがプラズマコイの目安です。

「エノモト」は7%を超えており営業利益率としては妥当か少し高めだという判断です。

問題ないでしょう。

「エノモト」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSは上昇傾向です。

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「エノモト」のEPSは上昇傾向です。

営業利益が上昇しており、結果としてEPSも上がっています。
2023年のEPSは247円に上昇の予想です。

自社株買いも毎年1億円以下ですが実施しています。

「エノモト」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は60%程度

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「エノモト」の自己資本比率は60%程度です。
自己資本比率は高いですね。問題なしです。

設備投資が必要な製造業ということで有利子負債はありますが、
有利子負債倍率は10%程度と問題のない水準です。

財務的には安心感がある水準です。

「エノモト」の配当金

6年連続で非減配です。

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「エノモト」の配当は6年連続で非減配を継続しています。

2023年は1株60円の予想で増配見込みです。
2024年は1株70円の予想を既に発表しており、
その水準なら配当利回りは4.8%まで上昇します(株価1,444円で計算)

「エノモト」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)

配当性向は25%程度が目安

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「エノモト」の配当性向は25%を目安としています。
配当性向は低めといえるでしょう。

業績も成長できており、配当性向も低水準で今後も成長を続けていくことができそうです。
配当性向も問題なしですね。

「エノモト」の営業活動によるキャッシュフロー

営業CFは上昇中です。

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「エノモト」の営業CFは安定プラスです
特にここ3年は強く上昇中ですね。

営業CFが強く出ているのは事業が好調な何よりの証で現金が稼げていることがわかります。

2022年の営業CFは過去最高で、決算説明資料にあったように新たなステージに入った可能性もありますね。

「エノモト」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性) 

現金は上昇傾向です。

現金は業績悪化に対する備えや、事業活動の原資になります。
基本的に“現金など”は多い方が良いです。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので貯めすぎも良くありません。

「エノモト」の現金は2022年で43億円程度。
総資産は302億円ほど。総資産/現金比率は14%程度です(30%以上は余裕あり)。

現金比率は標準並みで上昇傾向です。
キャッシュリッチというわけではないですが、現金保有額は問題ないでしょう。

「エノモト」の当期純利益は上昇中か?

当期純利益は過去最高を更新中です。

「エノモト」の当期純利益は過去最高を更新中です。

2021年14億円
2022年15億円
2023年16億円予想

当期純利益も安定的に上昇していますね。

【まとめ】「エノモト」は過去最高の業績を達成している企業

半導体需要に連動する企業です

エノモトの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り4.1%
売上高上昇傾向
営業利益率7%程度
EPS(1株利益)上昇中
自己資本比率60%
1株配当増配傾向
配当性向25%
営業キャッシュフロー近年は最高水準
現金など問題なし
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては、割安で高配当のバリュー株です。

業績は今後10年間の長期でみると、どこかでピークアウトはしそうですが、
5年くらいであれば需要が続くかもしれません。

配当利回りは4%を超えており、高配当株として魅力です。
半導体不足が続く限りは好業績や増配を期待できる企業です。

【チャートは?割安?】「エノモト」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【買い】2,288円の直近高値を目指したい

この記事の現時点(22/7/8)では株価は1,444円。

決算は好調で、配当金も2024年は1株70円の増配予定。
その場合の配当利回りは4.8%です。

PERは5.8倍で割安水準。
会社の見通し通りなら強い決算は続きそうで下落余地もすくない状況です。

チャート的にも上昇トレンドでお買い得な企業と考えています。

リスク要因として、半導体関連はテーマとしては一旦終了しており、
時価総額は100億円程度ですが「エノモト」も最悪半額になることは覚悟しておきましょう。

※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。

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