プラズマコイです(^^)
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今回は「ケア21」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
ケア21は大手の「介護サービス会社」です。
プラズマコイが注目している「高齢化社会」関連銘柄です。
「訪問介護事業、グループホーム事業、有料老人ホーム事業」が3大重点事業です。
そのほか「障がい・児童福祉事業、福祉住環境事業」も育成事業とし、事業を拡充を進めていますね。
ケア21 (2373)は大手介護サービス会社🏢
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) August 27, 2022
老人ホームなどの「施設系介護」とお家に訪問する「在宅系介護」がメインの事業です👴👵🏠
売上が15年連続上昇中の成長企業です📈
利益も右肩あがりですね✨
■株価指標(8/27時点)
PER 11.3倍
PBR 1.73倍
配当利回り2.13%
優待利回り1.25%
総合利回りが高く、成長力もある企業ですね
100株保有時の総合利回り(配当利回り+優待利回り)は22/8/27時点で3.38%と高めです。
業績も右肩あがりで「割安成長株」だと言えるでしょう。
いま、この会社の株を買うべきでしょうか?見ていきましょう。
- 「ケア21」は介護サービスを運営する企業
- 「ケア21」のPER推移を見る
- 「ケア21」の配当利回りを見る
- 「ケア21」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「ケア21」の営業利益率(10%以上が理想)
- 「ケア21」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「ケア21」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「ケア21」の配当金
- 「ケア21」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
- 「ケア21」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「ケア21」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「ケア21」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「ケア21」は15年連続で増収、配当も安定の成長企業
- 【チャートは?割安?】「ケア21」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「ケア21」は介護サービスを運営する企業
ケア21のセグメントは3つ
- 施設系介護事業
介護付き有料老人ホーム、グループ老人ホームを運営 - 在宅系介護事業
訪問看護、訪問介護 - その他
障がい・児童福祉事業、福祉住環境事業、保育事業など
売上を施設系で、利益を在宅系であげています。
「ケア21」の事業利益はおもに「介護事業」で生み出されています。
有料老人ホームの運営や、訪問介護・看護ですね。
主に高齢者のケアに関するサービスで利益をあげています。
他には、福祉系のサービスも多数展開しています。
主力の介護事業の課題は「人財確保」です。
重労働の割には給与水準が低く、サービス需要は多いですが採用が難しいという点が業界全体の課題です。
しかし、2022年2月から岸田政権が掲げる介護職などの賃上げ9,000円政策が、始まりました。
補助金で介護職の賃金が上昇するということですね。
国策として介護職をサポートするということは、介護業界の業績に大きな好影響を与えると思っています。
時価総額は22/8/26時点で「118億円」ということで小型株ですね。
PERは11.3倍と一般的には割安水準です。
今回は「ケア21」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。
「ケア21」のPER推移を見る
PERは過去比較だと標準の水準ですね。
「ケア21」のPERは11.3倍(22/8/26時点)。
過去の推移を見ると割安水準ですね。
業績は好調ですが、割安傾向であり、今後の成長を考えると今の水準は割安だと言えそうです。
「ケア21」の配当利回りを見る
配当利回りは上昇中です。
「ケア21」の配当利回りは8/26時点で2.13%です。
近年は配当利回りが2%を割って下がっていましたが、2%を超えてきました。
配当は大きく減配していないので、配当利回りが上昇してきている事実は、割安度があがっていると考えられます。
株主優待 はクオカード
「ケア21」の株主優待はクオカードです。
多くの個人投資家に100株で良いので持ってほしいという意思が見えますね。
配当利回りは2%程度ですが、クオカードがあることにより、
100株保有時の総合利回りは3%以上が狙えます。
対象株数 | 優待品 |
---|---|
100株 | クオカード1000円相当 |
「ケア21」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は常に増加しています。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「ケア21」の売上は15年連続で増加中です。
毎年のように過去最高を更新しています。
介護事業を中核とした総合福祉企業として順調に売上を伸ばしていっています。
「ケア21」の営業利益率(10%以上が理想)
営業利益率は低めですね。
営業利益は4%〜7%を一般水準の目安としています。
「ケア21」の営業利益率は5%程度です。
営業利益率は低いですね。
2022年は5%と過去と比較して増加傾向です。
今後も営業利益率が上昇傾向になっていけるか、一つの検討材料かと思います。
今は投資や業務効率改善を少しずつ整備している段階で、今後の営業利益率アップに期待です。
「ケア21」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは増加傾向です。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「ケア21」のEPSは年々上昇しています。
2020年からEPSは大きく上昇しており利益構造が大幅に改善していることがわかります。
自社株買いも定期的に実施しています。
「ケア21」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率はかなり低いです。
「ケア21」の自己資本比率は18%ほどです。
有利子負債も年々増加しており、自己資本比率は非常に低い水準です。
「老人ホームの建設や訪問介護の拠点」に多額の資金が必要で、設備投資に多くの費用がかかる事業なため、自己資本比率は低くなっていますね。
安定企業と呼ぶためには自己資本比率が40%以上ほしい所ですが、成長企業としては問題ないと言えるでしょう。
財務的な安心感はありませんが、キャッシュフローを見ていればフリー・キャッシュフローが毎年プラスなので現段階では問題ないと言えるでしょう。
「ケア21」の配当金
配当は安定増配です。
「ケア21」の配当金は安定増配です。
過去で減配をしたのは2019年の1度のみ。
安定増配をしている企業です。
順調に利益を伸ばせており増配力も魅力の企業です。
2022年の配当金は1株17円と増配予想です。
「ケア21」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は20%です。
「ケア21」の配当性向は20%程度です。
配当性向は年によって大きく変更しており、安定配当を方針としていることが分かります。
2020年以降は配当性向もさがっていますね。
今後も減配リスクは少なめの企業だと考えて良さそうです。
「ケア21」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは上昇傾向です。
「ケア21」の営業CFは上昇傾向です。
特に2019年以降は20億円〜と高い数字を出せています。
現金を稼ぐ力が伸びていることが分かります。
経営の段階が1段階あがっていることがわかります。
「ケア21」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は上昇傾向です。
「ケア21」の現金は28億円ほどです。
総資産は376億円で現金比率は7%ほど。現金比率は低めです。
現状は企業ステージとしては、成長フェーズです。
現金は最低限の保有で設備投資や人財への投資に現金を使っている段階ですね。
それでも現金は増加傾向で、事業規模があがっていることがわかります。
「ケア21」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は安定上昇です。
「ケア21」の当期純利益は安定上昇です。
2021年は過去最高を更新しており2022年も最高を更新予定です。
バリバリの成長企業で今後の利益上昇も期待できるでしょう。
【まとめ】「ケア21」は15年連続で増収、配当も安定の成長企業
安定成長・安定配当が魅力の企業です。
ケア21の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 2.1% 優待含め高利回り |
売上高 | ◯ | 増加傾向 |
営業利益率 | ▲ | 5% |
EPS(1株利益) | ◯ | 上昇傾向 |
自己資本比率 | △ | 18% |
1株配当 | ◯ | 安定配当 |
配当性向 | ◯ | 20% |
営業キャッシュフロー | ◯ | 上昇中 |
現金など | ◯ | 上昇傾向 |
当期純利益 | ◯ | 過去最高 |
総評としては「好業績・安定配当の割安企業」です。
業績は過去最高を更新する勢いで上昇しており、成長企業と言えるでしょう。
その分、自己資本比率18%のように、財務的には多少不安がある企業です。
一方、売上・利益・キャッシュフローは上昇傾向です。
今後、財務力が上昇していくことが予想できます。
【チャートは?割安?】「ケア21」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】700円がサポートラインです。
調査時点(22/8/26)では株価は797円。
株価は長期的には上昇傾向で、直近の株価推移をみると700円あたりにサポートラインがあります。
決算も好調で、株価は上昇しやすい状況かと思います。
配当金も魅力です。100株保有時の総合利回りも3%を超えており、利回りの面でも旨味がありますね。
増配傾向なので、長期保有の観点でも魅力的です。
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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