連続増配の株

古河電池(6937)は蓄電池メーカー【11年連続非減配】

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「古河電池」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。

古河電池は「蓄電池メーカー」です。

クルマ、オートバイのバッテリーといった鉛蓄電池などの蓄電池を作っています。
クルマ用の蓄電池は国内3位の大手です。
その他は航空・鉄道・宇宙開発など各種産業向けの蓄電池を作っています。

プラズマコイ

売上は上昇傾向ですが、利益が心配です

鉛蓄電池(バッテリー)が主要製品で、自動車産業のバッテリー需要が気になりますね。
その点は、電気自動車におきか得られても需要は継続しそうです。
参考記事

その他、産業向けは、データセンターなど蓄電池が必須アイテムな産業も多く、底堅い需要を期待できます。

いま、この会社の株を買うべきでしょうか?見ていきましょう。

「古河電池」は鉛蓄電池(バッテリー)が主力製品の蓄電池メーカー

古河電池のセグメントはおもに3つ

  • 自動車事業
    自動車用鉛蓄電池、二輪車用鉛蓄電池、サイクルサービスバッテリー
  • 産業事業
    電源装置、産業用蓄電池、再生可能エネルギー用鉛蓄電池、航空機用・宇宙開発用・鉄道車両用電池、非常用・防災用電池、産業用リチウムイオン電池
  • 不動産事業
    不動産賃貸業
  • その他
出典:マネックス証券

蓄電池を製造・販売・研究開発しています

「古河電池」の事業利益はおもに「蓄電池」で生み出されています。
自動車用、各種産業用向けがメインです。

国別の売上構成比では、日本が7割ですね。
日本が主戦場になります。

売上の7割は日本。 出典:マネックス証券

「古河電池」は蓄電池メーカー
主に自動車バッテリーを製造販売している。
次いではデータセンターや再生エネルギーなどの産業向けも主力産業。

売上は上昇傾向だが利益は横ばい推移。

配当金は11年連続非減配。利回りは低いが配当性向20%が魅力。

時価総額は22/9/1時点で「373億円」ということで小型株ですね。
PERは19.1倍と一般的には、割高水準です。

今回は「古河電池」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。

「古河電池」のPER推移を見る


PERは過去比較だと割安感はないですね。

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ「今は割安かも?」と検討します。

「古河電池」のPERは19.1倍(22/9/1時点)。
過去の推移を見ると割高感があります

過去をみるとPERは19倍は高いですね。
今は利益も悪化しているのでなおさら19倍は高く見えます。

「古河電池」の配当利回りを見る

配当利回りは上昇中です。

「古河電池」の配当利回りは8/31時点で1.89%です。
近年は配当利回りが上がっています。

しかし配当利回りは2%を切っており、配当利回りは低いと言えます。
配当目当てで買う銘柄ではないですね。

「古河電池」の売上(上昇トレンドであるか?)

売上は上昇傾向です。

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「古河電池」の売上は上昇傾向です。
国内外のクルマ需要は底堅く、年々売上は上昇しています。

今後は自動車向けや産業向けの他に、新たにドローン・ロボット向けに強化するリチウム電池事業の動向が期待されます。

「古河電池」の営業利益率(10%以上が理想)

営業利益率は低いです。

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

営業利益は4%〜7%を一般水準の目安としています。
「古河電池」の営業利益率は3%程度です。

営業利益率は低いですね。悪化傾向です。
原材料の高騰のほか、海外比率も低く円安も大きな業績寄与には期待できません。

ダブルパンチで利益率が減っていいますね。

「古河電池」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSは近年は上下が激しめです。

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。

「古河電池」のEPSは安定しないですねです。
2021年、2022年は100円を超えており高めの水準ですが、
2023年は半減する予想です。

円安の恩恵もそれほどなく、見通しは厳しそうです。

「古河電池」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は上昇傾向です。

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「古河電池」の自己資本比率は53%ほどです。
有利子負債はありますが、年々減少しており自己資本比率は上昇しています。

財務状況は年々改善しており、50%も超えているので財務状況は問題ないと言えるでしょう。

「古河電池」の配当金

配当は安定増配です。

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「古河電池」の配当金は安定増配です。
11年非減配の累進配当企業ですね。

高配当株ではないですが減配リスクは低めの企業です。

2023年も1株22円と配当維持の予想です。

「古河電池」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)

配当性向は20%ほどです。

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「古河電池」の配当性向は20%程度です。
配当性向は低く、株主還元意識は低めの企業といえます。

逆に言うと今後配当性向があがってこれば利回りがあがって買いが入る可能性もありますね。

いずれにしろ、減配リスクは低いでしょう。

「古河電池」の営業活動によるキャッシュフロー

営業CFは好調推移です。

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金はいくらか?」の数字です。

毎年プラスが理想です。

「古河電池」の営業CFは安定しています。
毎年30億円以上はキープできており。
毎年プラスで着地できるのは魅力です。

多少業績が悪化しても営業CFで困ることはないでしょう。

現在の推移を考えると、事業継続性は高そうです。

「古河電池」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)

現金は上昇傾向です。

現金は業績悪化に対する備えや、事業活動の原資になります。
基本的に“現金など”は多い方が良いです。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので事業投資に使うことも重要です。

「古河電池」の現金は101億円ほどです。
総資産は607億円で現金比率は16%ほど。
現金比率は標準くらいです。

近年は営業CFも高く、設備投資も抑えめになっているので現金は増加傾向ですね。

現金は急上昇中で、今後の投資や配当金の現金としては十分でしょう。

「古河電池」の当期純利益は上昇中か?

当期純利益は上昇中で・・・したが。

「古河電池」の当期純利益は上昇中でしたが2023年は大きく減少予想。
鉛価格を含む原材料価格の高騰が続くと想定されるため、利益面は直近の見通しは暗いです。

出典:世界のネタ帳

【まとめ】「古河電池」は安定需要の累進配当企業

需要は底堅い蓄電池事業を展開しています。

古河電池の財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り1.9%
売上高上昇傾向
営業利益率3%
EPS(1株利益)安定せず
自己資本比率53%
1株配当低利回り
配当性向20%
営業キャッシュフロー高い水準
現金など上昇傾向
当期純利益直近悪化
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては「安定業績の企業」です。

利益は長期的に横ばいですが、売上は上昇中です。

自動車のバッテリーがメイン製品で業績は底堅そうです。
しかし直近では原材料の上昇により利益ベースでは厳しそうですね。

【チャートは?割安?】「古河電池」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【売り】いまの業績では株価は下落しそうです。

調査時点(22/9/1)では株価は1,137円。

株価は2020年の過去最高値から下落傾向です。
2023年の決算もガイダンスが弱く、株価上昇の見込みは薄いでしょう。

需要が底堅い企業ですので、順張りなら今はスルーしておいて、決算が良くなってから買いたい銘柄です。

逆張りならPERがもう10倍程度と低くなってから買いたいですね。

※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。

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