連続増配の株

帝国電機製作所(6333)はポンプメーカー【14年連続非減配】

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「帝国電機製作所」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。

帝国電機製作所は老舗の「ポンプメーカー」です。

キャンドモータポンプを主力として世界各地の石油化学プラント、ファインケミカル、医薬・食品業界、原子力発電所、変電所など様々な分野の産業用ポンプとして使われています。

キャンドモータポンプはシールレスポンプで化学液が漏れない”完全無漏洩”が特徴です。
主要用途は「ケミカル機器」になります。

プラズマコイ

配当金は14年連続非減配で累進配当!

業績は右肩あがりで、産業用の需要が底堅く上昇していることが伺えます。
業績の安定感が感じられます。

いま、この会社の株を買うべきでしょうか?見ていきましょう。

「帝国電機製作所」はポンプメーカー

帝国電機製作所のセグメントは3つ

  • ポンプ
    キャンドモータポンプ、定量ポンプ、電動油ポンプなど
  • 電子部品
    自動車用電装品・産業機器用基板など
  • その他
出典:マネックス証券

ケミカル機器のポンプが主力です。

「帝国電機製作所」の事業利益はおもに「ポンプの事業」で生み出されています。
新品の製造・販売と共に、メンテナンス業務も売上構成比率が高いです。

出典:2022年3月期 決算説明資料

国別の売上構成比では、日本以外では、中国や米国の比率が高いです

売上の7割は海外。 出典:マネックス証券

ポンプ以外では電子部品も製造していますが、ほとんどはポンプ事業の売上に依存しており、事実上の1セグメント経営と言えそうです。

「帝国電機製作所」はポンプメーカー
主に”化学産業向け”に”完全無漏洩”のポンプを製造している

売上、利益は上昇傾向で化学産業の成長力を感じる推移。

好調な業績をうけ14年連続非減配の累進配当を実施している。

時価総額は22/8/29時点で「405億円」ということで小型株ですね。
PERは17.5倍と一般的には、割高水準です。

今回は「帝国電機製作所」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。

「帝国電機製作所」のPER推移を見る


PERは過去比較だと割安感はないですね。

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ「今は割安かも?」と検討します。

「帝国電機製作所」のPERは17.5倍(22/8/29時点)。
過去の推移を見ると割高感があります

過去をみるとPERは12倍以下のときもありました。
今のPER17.5倍はかなり期待されていると言えそうです。

円安の為替効果で売上の底上げが期待されているのでしょうか。

「帝国電機製作所」の配当利回りを見る

配当利回りは上昇中です。

「帝国電機製作所」の配当利回りは8/26時点で3.07%です。
近年は配当利回りが上がっています。

配当も年々上昇しており高配当化しています。
今後も配当金が上昇し続けるようであれば、今はお買い得かもしれません。

「帝国電機製作所」の売上(上昇トレンドであるか?)

売上は横ばい傾向です。

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「帝国電機製作所」の売上は横ばい傾向です。
しかし、2022年に過去最高を達成しており、
2023年も247億円と過去最高を予想しています。

そろそろ売上は上昇傾向になってきたと言えるでしょう。

「帝国電機製作所」の営業利益率(10%以上が理想)

営業利益率は高いです。

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

営業利益は4%〜7%を一般水準の目安としています。
「帝国電機製作所」の営業利益率は11%程度です。

営業利益率は高いですね。
完全無漏洩のキャンドモータポンプは業界内で強い存在感を持っていることが予想できます。

そのためか、高い営業利益率を継続できています。

「帝国電機製作所」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSは横ばい傾向です。

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。

「帝国電機製作所」のEPSは横ばい傾向です。
EPSはここ数年は100円を超えており、安定感があります。
利益が安定している企業と言えるでしょう。

また、近年は自社株買いも積極的に行っていますね。

「帝国電機製作所」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は高いですね。

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「帝国電機製作所」の自己資本比率は77%ほどです。
有利子負債は非常に少なく、有利子負債比率は1.4%しかありません。

自己資本比率が高く、財務状況は盤石と言えるでしょう。

「帝国電機製作所」の配当金

配当は安定増配です。

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「帝国電機製作所」の配当金は安定増配です。
14年非減配の累進配当企業です。

2022年は大幅増配で配当利回りが上昇しています。
2023年も1株58円と増配の予想です。

「帝国電機製作所」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)

配当性向は50%ほどです。

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「帝国電機製作所」の配当性向は50%程度です。
配当性向は2023年と2024年は50%ですが、その後見直されるようです。

2021年以前は配当性向も今より低く、2025年以降の株主還元姿勢が気になりますね。

「帝国電機製作所」の営業活動によるキャッシュフロー

営業CFは好調推移です。

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金はいくらか?」の数字です。

毎年プラスが理想です。

「帝国電機製作所」の営業CFは高水準で安定しています。
特に2020年〜2022年は35億円前後と、過去と比較して高水準で安定しています。

近年の営業CFは強い数字を出しており、現金創出力がたかまっていることがわかります。

「帝国電機製作所」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)

現金は上昇傾向です。

現金は業績悪化に対する備えや、事業活動の原資になります。
基本的に“現金など”は多い方が良いです。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので事業投資に使うことも重要です。

「帝国電機製作所」の現金は130億円ほどです。
総資産は390億円で現金比率は33%ほど。現金比率は高めです。

近年は営業CFも高く、現金も毎年つみあがっています。

現金は上昇傾向で特に心配はありませんね。

「帝国電機製作所」の当期純利益は上昇中か?

当期純利益は上昇中です。

「帝国電機製作所」の当期純利益は上昇中です。
2020年以降は20億円以上の水準をキープできており、2023年も好調を維持出来る見込みです。

当期純利益は年々成長傾向でポジティブ要因ですね。

【まとめ】「帝国電機製作所」は堅調利益の累進配当企業

業績は安定推移を続けています。

帝国電機製作所の財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り3%
売上高上昇傾向
営業利益率11%
EPS(1株利益)安定推移
自己資本比率77%
1株配当増配
配当性向50%
営業キャッシュフロー高い水準
現金など上昇傾向
当期純利益上昇傾向
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては「安定業績の増配株」です。

配当性向があがり、配当利回りが3%ほどに上昇しているのが魅力です。
売上、利益も年々上昇傾向で、営業利益率が10%を超えているところも事業的な強みを感じます。

堅調業績が今後も期待できる企業ですが、為替影響を受けやすいところがリスク要因でしょう。

【チャートは?割安?】「帝国電機製作所」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【中立】今の株価は過去最高です

調査時点(22/8/30)では株価は1,953円。

株価は上場来高値の水準です。
業績・財務が良好で配当金が増えており円安銘柄ということで買われているように感じます。

割安感はありませんが、2022年8月9日の決算が非常に好調で株価が上昇していますね。
新高値を突破しており、トレード用の銘柄としては面白いと言えるでしょう。

※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。

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