プラズマコイです(^^)
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今回は「JFEシステムズ」の財務分析をしていきます。
JFEシステムズは先日紹介した「JFEホールディングス」傘下の企業です。
親会社の「製鉄所の情報システム構築」がメイン事業です。
その他、一般顧客向けに様々なシステムを展開しています。
近年の業績は非常に好調です。
JFEシステムズ (4832)は10年間の売上&配当で見ると非常に良い結果です?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) December 12, 2021
両学長の動画で紹介されて以来、定期的にチェックしてましたが、10月の決算で上方修正してから株価が一段とあがっています⤴
12/10時点でもPER9.2倍、配当利回り3.6%と魅力的な水準です??
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
親会社からの需要懸念はあるが、IT・DXは重要課題。
一般向けも含めは今後も強く成長と予想!
- 「JFEシステムズ」の事業はおもに製造業向けの鋼材を提供
- 「JFEシステムズ」の配当利回りを見る
- 「JFEシステムズ」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「JFEシステムズ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「JFEシステムズ」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「JFEシステムズ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「JFEシステムズ」の配当金(高いほど良い)
- 「JFEシステムズの配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「JFEシステムズ」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「JFEシステムズの現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性は?)
- 「JFEシステムズ」の配当金の支払い額(今後も維持できるか?)
- 「JFEシステムズ」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「JFEシステムズ」は売上の半分が親会社の動向次第。いまは連続成長で高配当の企業。
- 【チャートは?割安?】「JFEシステムズ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「JFEシステムズ」の事業はおもに製造業向けの鋼材を提供
緊急通知や地図アプリなどを展開しています
「JFEシステムズ」の事業利益はおもに「親会社向けのシステム開発」から生み出されています。
そのため親会社の業績がポイントになります。
(業績が悪い場合、コストを抑えるため発注を抑える可能性がある)
最近は親会社のJFEホールディングスの事業が思わしくありませんでした。
今は持ち直しているので一安心ですね。
また、楽観的に考えるのであれば、JFEスチールがDX化を重要視してDX投資に鍛冶をきるようであればJFEシステムズの業績には好影響を与えるでしょう。
JFEシステムズの事業内容は大きく3つ
- 製鉄所システム構築
親会社のJFEホールディングス向けのシステム構築 - ソリューション事業
ERP製品開発。RPA事業、AI、IoTなど新技術への取り組みも加速。
- 基盤サービス事業
クラウド・情報セキュリティ関連のサービス
時価総額は調査時点で「323億円」ということで小型株ですね。
PERは9.2倍と割安です。
今回は「JFEシステムズ」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「JFEシステムズ」の配当利回りを見る
配当利回りは高配当と言える水準です
「JFEシステムズ」の配当利回りは直近予想で3.6%。
配当利回りとしては魅力的だと思います。
また、有名投資家の弐億貯男さんが提唱する「割安成長株の5つのポイント」の4つを満たしています。
- ◯ 割安(PER10倍以下)
- ◯ 高配当(3.6%)
- ◯ 増収増益
- ◯ 配当性向30%以上
- ▲ ストック型の収益モデルと言えるかは疑問
この銘柄を「割安成長株」に認定しても良いかと思います。
「JFEシステムズ」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は上昇しています
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「JFEシステムズ」の売上は右肩あがり。
過去10年間の推移をみても連続で成長していることがわかります。
コロナショックのダメージもそこまで大きくはありませんでした。
「JFEシステムズ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は10%を突破しました
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「JFEシステムズ」の営業利益率は10%。
IT系の特徴である高い営業利益率。
最初はそこまで高くありませんでしたが、今後も右肩あがりで行ける上昇余地を感じます。
営業利益率がここまで連続で成長している企業は多くないので素晴らしいですね。
「JFEシステムズ」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSも上下が激しいですね。
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「JFEシステムズ」のEPSは上昇中です。
EPSは200円を超えていて高い数字です。
業績好調と言えます。
「JFEシステムズ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は問題なし
「JFEシステムズ」の自己資本比率は56%程度です。
少し注意したい点は貸借対照表をみると有利子負債はありません。
無借金企業だと考えられます。
しかし自己資本比率はそこまで高くありません。
貸借対照表を見ると「その他」という項目の金額が多いのが気になります。
「その他」の内訳が気になりますね。
あまり優しくない表現です。
「JFEシステムズ」の配当金(高いほど良い)
配当も安定はしませんね。
「JFEシステムズ」は2019年から大きく増配を続けています。
高配当化している背景がわかりましたね。
2022年度も1株75円とさらに増配が予想されています。
この増配力は素晴らしいですね。
「JFEシステムズの配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%目安です
「JFEシステムズ」の配当性向は30%が目安です。
※公式に決算短信で公表されています。
過去の推移と比較すると配当性向を上げてきていることがわかります。
親会社も配当性向が30%ですので、今後の配当性向は気になる所です。
親会社の収益に貢献するため配当性向を50%に上げるというシナリオもありえますね。
「JFEシステムズ」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは強い成長をしています。
「JFEシステムズ」の営業CFは上昇傾向です。
2019年→2020年には1.5倍になっています。
現金創出の力が伸びていますね。
これはポジティブ材料です。
「JFEシステムズの現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性は?)
現金は増加中です。
「JFEシステムズ」の現金は上昇中です。
先程の営業CFの強い伸びを反映してフリーCFも増加しています。
それが現金の大幅な増加につながっています。
業績の好調さを感じます。
「JFEシステムズ」の配当金の支払い額(今後も維持できるか?)
「JFEシステムズ」の配当金の支払い推移はどうでしょうか?
10億円くらいが目安でしょうか。
「JFEシステムズ」の配当総額は上昇中です。
増配に増配を重ねています。
近年の高い増配力を反映していますね。
プラズマコイ的には今後もある程度配当は維持できるかな?といった感想です。
今後も増配できるかは利益と配当性向がどう推移するか?次第ですね。
「JFEシステムズ」の当期純利益は上昇中か?
2022年は黒字転換からの最高水準の利益予想です。
「JFEシステムズ」の当期純利益は絶好調です。
2022年も過去最高を更新する予定です。
非常に強い成長を続けており株価も合わせて上昇していますね。
ある程度素直に業績が株価に反映されている格好です。
【まとめ】「JFEシステムズ」は売上の半分が親会社の動向次第。いまは連続成長で高配当の企業。
一抹の懸念はありますが業績は素晴らしいです
JFEシステムズの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3.6%台 |
売上高 | ◯ | 上昇中 |
営業利益率 | ◯ | 10%超え |
EPS(1株利益) | ◯ | 200円 |
自己資本比率 | ▲ | 56% |
1株配当 | ◎ | 強い伸び |
配当性向 | ◯ | 30%目安 |
営業キャッシュフロー | ◎ | 強い伸び |
現金など | ◎ | 強い伸び |
総評としては、業績的には文句なしです。
素直に見るなら好業績にのって株価上昇、高配当を目当てに買いの判断ができます。
その場合は親会社の業績動向にも目を配っておきましょう。
【チャートは?割安?】「JFEシステムズ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】買ってもokだとは思う
この記事の執筆時点(21/12/10)では株価は2,060円。
業績を素直に評価するなら買いなので、買っても良いかと思います。
親会社の動向次第でどうにでもなる部分があるのでその点のリスクを踏まえて判断したい所ですね。
※投資は自己責任でお願いします。
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JFEシステムズは魅力的ですが、まとまった投資資金がない場合は1株から買える「SBIネオモバイル証券」がおすすめです。
JFEシステムズ自体の1単元(100株)を買おうとするとまとまった金額が必要になります。
そういった場合は「SBIネオモバイル証券」で少しずつ買っていくのもおすすめです。
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