連続増配の株

ジーテクト(5970)は車体専門の自動車部品メーカー【12年連続増配・総合利回り5%】

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「ジーテクト」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。

ジーテクトは「自動車の車体部品メーカー」です。
ホンダ(7267)のがジーテクトの株を30%持っておりグループ企業と言えます。
主な取引先もホンダになります。

その一方、近年ではホンダ以外の取引先も強化しています。
公式サイトにはトヨタとの取引をグローバルに展開していて、売上の15.5%がトヨタであると記載されています。

他には、外国企業のBMW,フォルクスワーゲン、ジャガー、ランドローバーとの関係もありグローバル展開を進めています。

プラズマコイ

超割安の不人気銘柄ですが、業績は堅調です

主力製品は車体パーツなのでEV時代でも戦えそうな企業ですが、不人気感が否めません。
地味な事業なので不人気は仕方がないですね。
だからこそ投資妙味があるかもしれません

いま、この会社の株を買うべきでしょうか?見ていきましょう。

「ジーテクト」は車体パーツ専門メーカー

売上は主に車体部品(パーツ)から生まれている 出典:決算説明資料

ジーテクトの主な製品群は2つ

  • 車体部品
    車体を構成する部品を製造
  • トランスミッション部品
    ギアを変えるトランスミッション(変速機)に使われる部品。
    ※EV車には需要がなくなるとされている
海外売上比率は約8割 出典:マネックス証券

EV化に向けて準備を着々と進めています。

「ジーテクト」の事業利益は自動車の車体パーツで生み出されています。
軽量・頑丈な素材を組み合わせ構造設計から製造までを行っています。

近年はEV化の流れに向けて、パッテリーケースの開発を進めたり、
中国のNIO社のEV車の車体パーツを受注するなど、中国に注力をしています。
TESLA社のも受注していますね。

中国を中心に北米・欧州・日本などグローバルにEV車のマーケット拡大を進めています。

他にはトランスミッション部品も作っていますね。

「ジーテクト」は車体専門メーカー
ホンダ向けがメインだが、他の日本のメーカーや外国企業の製品も受注している。

近年はEV・中国を強化しており、次世代のモビリティー時代に向けての生き残りのため積極的に活動している。

海外売上比率が8割で円安に強い銘柄としても期待。

配当金は12年連続増配中。配当利回りも高く、株主優待も魅力。

時価総額は22/9/16時点で「600億円」ということで中型株ですね。
PERは6.1倍と一般的には、かなり割安水準です。
PBRも0.36倍とかなり割安ですね。

今回は「ジーテクト」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。

「ジーテクト」のPER推移を見る


PERは過去比較では割安感があります。

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ「今は割安かも?」と検討します。

「ジーテクト」のPERは6.1倍(22/9/16時点)。
過去の推移を見るとやや割安と言えるでしょう。

常に不人気銘柄ですが、近年のPERは6〜10倍が目安です。
6倍なら割安感はあります。

「ジーテクト」の配当利回りを見る

配当利回りは上昇中です。

「ジーテクト」の配当利回りは9/15時点で4.21%です。
配当利回りは上昇中です。
連続増配銘柄で、配当利回りは右肩あがりですね。

株主優待は”コンビニで気軽に使える”で有名なクオカード

最低1年の保有が必要ですが、100株で1000円のクオカードがもらえます。
長期保有で100株でも最大3,000円のクオカードがもらえるのはとても魅力的です。

対象株数優待品
100株1,000円相当のクオカード
※2年以上保有で2,000円相当
※3年以上保有で3,000円相当
500株2,000円相当のクオカード
※2年以上保有で3,000円相当
※3年以上保有で4,000円相当

「ジーテクト」の売上(上昇トレンドであるか?)

売上は上昇中です。

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「ジーテクト」の売上は上昇傾向です。
年々売上は上昇しており、好調に推移しているといえそうです。

「ジーテクト」の営業利益率(10%以上が理想)

営業利益率は低いです。

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

営業利益は4%〜7%を一般水準の目安としています。
「ジーテクト」の営業利益率は4%程度です。

営業利益率は低いですね。

近年では中国のロックダウンや、原油高などでコストが増加している点も影響していそうですね。
2020年から営業利益率は悪化しています。

自動車の減産が主な原因かと思いますが、簡単に値段をあげられないというビジネス構造も垣間見えます。
今後、経済が安定してきたら営業利益も再上昇してくるかもですね。

「ジーテクト」のEPS(一株当たり当期純利益)

EPSは横ばい傾向です。

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。

「ジーテクト」のEPSは横ばいです。
2023年の予想では225円と過去最高に迫る勢いですが、EPSとしては伸び悩んでいると言っていいでしょう。

EPSの伸び悩みが、株価が伸び悩み、PERが低く放置されている原因と考えられます。

自社株買いもあまり積極的には実施していないようです。

「ジーテクト」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)

自己資本比率は横ばい傾向。

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「ジーテクト」の自己資本比率は53%ほどです。
自己資本比率はそこそこ高いです。
近年は50%あたりで推移していますね。

有利子負債比率は40%弱とやや高めで安定しています。

財務的には問題というほどではないですが、盤石とも言いづらい状況ですね。

「ジーテクト」の配当金

配当は増配を続けています。

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「ジーテクト」の配当金は12年連続増配中です。
毎年2円以上は増配しています。増配意欲は高い企業ですね。

2023年も1株58円と増配を予定しています。
既に高配当株ですが、連続増配という点は将来の配当金も期待できます。

「ジーテクト」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)

配当性向は30%ほど

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「ジーテクト」の配当性向は30%ほどです。
連続増配をしている企業ですが、配当性向はまだ余裕がありますね。

配当性向は30%ほどであれば少なくとも減配リスクは低いでしょう。

「ジーテクト」の営業活動によるキャッシュフロー

営業CF減少傾向です。

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金はいくらか?」の数字です。

上昇傾向かどうかは、将来性の判断材料になります。

「ジーテクト」の営業CFは減少傾向です。
2022年は厳しい状況でしたね。

営業CFが100億円台が複数年続くようであると企業運営が厳しくなってきます。
まずは2023年度に営業CFが戻ってくることが重要ですが、2022年度は自動車の減産が課題になったのである程度解消すればリバウンドで復活してきそうです。

営業CFが復活してくることは将来性を考慮する上で非常に重要なポイントです。

「ジーテクト」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)

現金保有額は増加傾向です

現金は業績悪化に対する備えや、事業活動の原資になります。
基本的に“現金など”は多い方が良いです。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので事業投資に使うことも重要です。

「ジーテクト」の現金は359億円ほどです。

総資産は2825億円ほどで現金比率は12.7%(10%〜20%が目安)。
現金比率は問題なさそうです。

しかし、2022年は営業CFが少なく、有利子負債を追加しての現金増加なので、手放しで評価はできない所です。

「ジーテクト」の当期純利益は上昇中か?

当期純利益は横ばい傾向です。

「ジーテクト」の当期純利益は上昇傾向です。
2023年は97億円を予想しており、為替影響で底上げされる可能性はありますが、自動車の生産状況によっては減少する可能性もあります。

過去推移をみると100億円あたりが目安で利益成長はしていないようですね。
あまり利益が伸びてないのはネガティブ材料になります。

【まとめ】「ジーテクト」は業績横ばいだが、利回りが高い高配当株

利益が伸びることが今後は重要です。

ジーテクトの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り総合利回り5%
売上高上昇傾向
営業利益率4%
EPS(1株利益)伸び悩み
自己資本比率65%
1株配当12年連続増配
配当性向30%
営業キャッシュフロー悪化
現金上昇傾向だが有利子負債
当期純利益伸び悩み
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては「業績は横ばいの高配当企業」です。

売上は伸びているので、利益が少しずつでも伸びてこれば株価もあがってきそうではあります。
低PER、低PBR,高配当とバリバリのバリュー株ですね。

円安銘柄なので為替の後押しも期待できます。

リスク要因は自動車の生産が復活できるかでしょう。
自動車は現在、半導体不足などが部品の供給が滞っており、思うように生産ができない状況です。
足元の業績はここが最大の懸念事項でしょう。

【チャートは?割安?】「ジーテクト」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。

プラズマコイ

【中立】割安度はMAXなのでどこかで狙っていきたい

調査時点(22/9/16)では株価は1,366円。

PER6.1倍、PBR0.39倍、総合利回り約5%とかなり割安に放置されています。
クルマの生産状態が整えば一気に業績が上がってくることも期待できますが、見通しはかなり不透明です。

しかし、利回りが高い企業で、そろそろ買い始めてもリスクは少ないでしょう。
下落するとしても1000円あたりが下限目安になります。

※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。

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