プラズマコイです(^^)
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今回は「メイテック」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
メイテックは「技術者派遣」の企業です。
製造業をメインとして企業にエンジニア派遣を行っています。
以下、所属エンジニアの内訳です↓↓
メイテック(9744)は自動車エンジニアや電子機器エンジニアを中心とした技術者派遣会社です🏢
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析🎏 (@purazumakoi) August 4, 2022
2010年代からいまに至るまで続く「高いエンジニア需要」⚙️🧑🏾💻
時代の波に乗って株価が右肩あがりの企業です🎏✔
■株価指標(8/4時点)
PER 19.6倍
PBR 4.69倍
配当利回り 3.07%
業績は右肩あがりで高い成長力を維持しています。
売上、利益はコロナショックの時以外は毎年増えています。
非常に力強い成長を続けている企業ですね。
いま、この会社の株を買うべきでしょうか?見ていきましょう。
- 「メイテック」は国内大手の技術者派遣の企業
- 「メイテック」のPER推移を見る
- 「メイテック」の配当利回りを見る
- 「メイテック」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「メイテック」の営業利益率(10%以上が目安)
- 「メイテック」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「メイテック」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「メイテック」の配当金
- 「メイテック」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
- 「メイテック」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「メイテック」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「メイテック」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「メイテック」は業績も配当も成長している企業
- 【チャートは?割安?】「メイテック」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「メイテック」は国内大手の技術者派遣の企業
メイテックの主な事業セグメントは2つ
- エンジニア派遣サービス(売上、利益の9割はこちら)
企業に自社のエンジニアを派遣 - エンジニア紹介サービス
エンジニアの転職エージェントサイトを運営
旺盛なエンジニア需要を背景に成長しています
「メイテック」の事業利益はおもに「エンジニア派遣」の事業で生み出されています。
国内の大手製造業を中心に、企業に技術者を派遣している企業です。
現在の経済は世界規模で「優秀なエンジニア」重要度が高くなってきます。
企業が他社より優位な製品を生み出すためには「アイデア+開発力」というエンジニアスキルが重要になっています。
そのため時流によって、技術者派遣業は好調であると言えますね。
時価総額は22/8/4時点で「2,171億円」ということで中型株ですね。
PERは19.6倍と一般的には割高水準です。
今回は「メイテック」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※各種指標の表はIRBANKより引用しています。
「メイテック」のPER推移を見る
PERは過去比較だと割高水準ですね。
「メイテック」のPERは19.6倍(22/8/4時点)。
過去の推移を見ると割安感はありません。
株価が上昇傾向で期待値も高いようですね。
PERはプライム市場平均の13〜14倍を大きく超えています。
成長企業らしく高PERで推移しています。
「メイテック」の配当利回りを見る
配当利回りは3%台です
「メイテック」の配当利回りは8/4時点3.07%です。
配当利回りは常に高い企業です。
2016年以降は配当利回り3%以上をマークし続けています。
タイミングによっては3%後半から4%も付けており、高配当株として検討してもよい銘柄でしょう。
「メイテック」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は常に上昇しています。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「メイテック」の売上は上昇傾向です。
売上は2021年こそコロナショックの影響で落ちましたが、それ以外は常に上昇しています。
技術者需要が高く、産業が成長していることが伺えます。
加えて同社の社員も伸びており、売上拡大につながっていますね。
「メイテック」の営業利益率(10%以上が目安)
営業利益率は5%前後です。
業種ごとで異なりますが、営業利益は4%〜7%を目安としています。
「メイテック」の営業利益率は12%ほどです。
営業利益率が上昇傾向なところも良いですね。
もともと人材派遣業で設備投資が不要であり利益率が高くなる産業ですが、
さらにエンジニアとういう専門職種により高い営業利益率を確保できています。
「メイテック」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは上昇傾向です。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円以上」が一つの目安です。
「メイテック」のEPSは上昇傾向です。
2023年のEPSは131円と過去最高の予想です。
自社株買いも毎年20億前後、継続的に実施されています。
株主還元意識が高い企業です。
「メイテック」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は下落傾向です。
「メイテック」の自己資本比率は55%程度で下落推移しています。
有利子負債はないですが自己資本比率が下落している珍しい企業です。
有利子負債はないですが資産の増加よりも負債に勘定される項目が増えていますね。
しかし現段階での自己資本比率でも低くはなく、財務的に大きな問題はないでしょう。
「メイテック」の配当金
配当は上昇傾向です
「メイテック」の配当金は上昇傾向です。
年によって減配する年もありますが、長期では右肩あがりで配当金は推移しています。
2023年も1株79円と増配予想です。
長期で増配傾向な増配株として評価できるでしょう。
「メイテック」の配当性向(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は50%以上が目安です。
「メイテック」の配当性向は50%以上を目安としているようです。
配当性向は市場平均よりかなり高いですね。
株主還元の意識が高い企業と言えるでしょう。
総還元性向は100%以内と利益分はほとんどを株主還元にあてる方針のようです。
「メイテック」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは増加傾向です。
「メイテック」の営業CFは安定推移です。
2022年の営業CFは過去最高を達成していますね。
長期的に見ると営業CFは上昇傾向にあると見てよいでしょう。
事業は安定的に成長しています。
営業CFが上昇傾向なのは良い傾向だと思います。
「メイテック」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は安定上昇です。
「メイテック」の現金は497億円ほどです。
総資産は815億円ほどで、総資産に占める現金の比率は60%程度です。
現金比率としてはかなり高い水準です。
キャッシュリッチ企業と言えるでしょう。
現金保有額としては問題ないでしょう。
「メイテック」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は上昇傾向です。
「メイテック」の当期純利益は増加傾向です。
2023年は100億円を突破する予想で過去最高益を予想しています。
業績は非常に順調に推移していると言えるでしょう。
株価が伸びているのもうなずけます。
【まとめ】「メイテック」は業績も配当も成長している企業
業績が順調に成長している企業ですね
メイテックの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3% |
売上高 | ◯ | 上昇傾向 |
営業利益率 | ◯ | 12%程度 |
EPS(1株利益) | ◯ | 上昇傾向 |
自己資本比率 | ◯ | 55%前後 |
1株配当 | ◯ | 増加傾向 |
配当性向 | △ | 60%程度 |
営業キャッシュフロー | ◯ | 安定推移 |
現金など | ◯ | 増加傾向 |
当期純利益 | ◯ | 上昇傾向 |
総評としては「安定成長の優良企業」です。
売上、利益、配当金と増加傾向ですね。
株主還元意識が非常に高い企業で、配当性向も高めなので、少し利益がさがるだけで減配になりやすいというところは覚えておくべきでしょう。
【チャートは?割安?】「メイテック」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】株価は上昇局面ですね。
調査時点(22/8/5)では株価は2,601円。
株価チャートは右肩あがりです。
業績に連動して力強く上昇しています。
成長企業で、配当金も増加していますし、株価もあがっているのは魅力ですね。
少し株価があがりすぎており、高配当株投資としては買いをためらってしまいます。
成長株投資なら押し目で積極的に買っていきたいですね。
※本記事は固有の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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