今回は神戸物産(3038)から学ぶ
「儲かる企業の特徴」を紹介していきます。
今月の株主手帳の巻頭特集は以下の2社でした📖🎏🔍
— プラズマコイ@高配当株で年間100万円の配当金を目指す🎏 (@purazumakoi) June 16, 2023
・神戸物産 (3038) 業務用スーパーを展開
・コタ (4923) 美容室の経営コンサル&専用商品販売
どちらも業績好調で気になっていた魅力的な企業さんで記事も面白かったです🎏💕
皆さまのご興味があれば、…
今回は10倍株になった神戸物産を見ていきます
今回は「業務スーパー」が事業モデルになるため、
儲かる「小売業」の特徴として特に参考になります。
投資家に有効なスキル「伸びる企業」の特徴把握
プラズマコイさんは高配当株投資家じゃないの?
成長株の特徴が参考になるのかしら。
伸びる企業の特徴を知ることは
投資家の汎用スキルになります
コイは高配当株投資家ですが、高配当株投資家の前に
「株式投資の投資家」です。
ここで注意したいのは、
今の高配当株も昔は成長株であったという事実です。
企業には4つの成長サイクルがあると一般的に言われています。
成長株も、次のフェーズで成熟期(高配当株になるとき)がやってきます。
成長期の「稼ぐ力」が、成熟期の高配当化ポテンシャルにつながると言えます。
高配当株は一般的に「成熟期」の企業が多いですが、
直前に「成長期」があります。
成長期に「未来の優良高配当株」を見つけることができます。
成長株は配当よりも事業投資に資金が向きますが、
成熟期になったとき「株主還元が強化」されることが予想できます。
そのとき「自信を持って買うことができる」わけです。
未来の高配当株が見つけられるわけですね!
なら成長株のときに買っても良いってことですよね。
それも良いけど
それは成長株投資になるよね
成長株投資であれば、売上や利益が伸び続ける「成長期」ときに買うのも良いでしょう。
高配当株投資は「成長期」→「成熟期」に転換したときに買いたいです。
他にもリラックスした観点でも、コイは日本の高配当株をメインにしていますが
「儲かる企業とその仕組」にはとっても興味がありますし、知ることで投資家としてのレベルアップにつながると思っています。
今回の分析は高配当株、成長株どちらの投資にも使えるチェックポイントです。
儲かる企業の特徴は、全投資家が知っておいて損はない、汎用的スキルですね。
身近な事例から「儲かる企業の特徴」を学びましょう♪
- 対象顧客が多く・増え続ける
- プライベートブランド(PB)比率が高く、利益率が高い
- SNSやメディアで話題で認知度があがる
- 店舗数が増加している(加盟店に優しい)
- 物流システムの効率化が出来ている
対象顧客が多く・増え続ける
「業務スーパー」なのに一般消費者に人気です
「業務スーパー」は元々は名前の通り、
飲食店など業務用をターゲットとしていました。
しかし今では大半の顧客が一般消費者になっています。
一般消費者に人気の理由は以下の要因があります。
業務スーパーが一般消費者に人気の理由
- 【低価格】大量仕入れを行うため、一般のスーパーよりも安い
- 【品揃え】業務用のため、品揃えがプロ向けのものもあります。
- 【人気のPB】一般消費者向けのプライベートブランド(PB)を自社開発。「タピオカ」「とろけるキャラメルプリン」など、ここでしか買えないヒット商品を生み出しています。
- 【店舗のレイアウト】商品を探しやすく、魅力的に見える店内演出で最高の買い物体験を届けています。
ビジネスの基本は「購入者の数が増えるほど売上はあがる」です。
好調なビジネスは、購入者の数が上昇傾向です。
一般消費者を増やせたことで売上規模も上昇で、
さらに出店を重ねることでさらに事業規模は広がっていきます。
一つの事業基盤を軸に、他事業にも展開していける力も大切です。
神戸物産は外食産業にも参入しているので、上手く行けば一段と成長できるでしょう。
プライベートブランド(PB)比率が高く、利益率が高い
利益率の高さは重要です。
企業にとって利益率は非常に重要です。
特に「営業利益率」は本業の儲けを表すため特に重要視しています。
他社事例では
「バロー HD(9956)」の営業利益率は2.6%ほどです。
「神戸物産」の営業利益率は6.8%ほどです。
神戸物産は営業利益率が高いのがわかります。
理由はフランチャイズ展開をしているからですが、
プライベートブランド(PB)商品という自社開発の商品売上が多いのも理由です。
例えば神戸物産の場合では「ブロッコリー」「ウインナー」などの食品を安く作り安く売ることで人気になっています。
SNSで人気になったのは「タピオカ」や「とろけるキャラメルプリン」ですね。
また、メーカーが作っていないものでも消費者が「欲しい」と思う商品を見つけて販売することで「業務スーパー」が「行きつけのスーパー」になりますね。
SNSやメディアで話題で認知度があがる
お得な店、特徴的な商品がSNSで広まります
近年はSNS(Twitter、Instagram、YouTube、TikTok)などで良い店、良い商品を紹介されることが増えてきました。
SNSが火種となってテレビで「話題の店」として放映されることも増えてきました。
そんな時代のなかで「業務用スーパー」は
「低価格の店」「ユニークな商品がある店」として各メディアで話題になっています。
探してみたらYouTubeでも人気動画が見つかりました✨
↓
店舗数が増加している(加盟店に優しい)
出店力は業績拡大に重要な要素です
神戸物産の収入は主に「業務用スーパー」をフランチャイズ展開している加盟店からの2つの収入になります。
神戸物産の収入は加盟店からの収入
- ロイヤリティ(加盟店料)月額1% ※飲食店の相場は3~10%
- 加盟店への商品の卸売販売
加盟店へのロイヤリティが安いのが特徴ですね。
浮いたお金で、たくさん商品を仕入れてもらうことで、利益を生み出すビジネスモデルです。
加盟店は利益をあげることで、2店目、3店目と続けて出店していけます。
結果、商品の卸売販売が伸びて、神戸物産の利益も最大化されるという仕組みです。
加盟店を儲けさせることで、事業規模を拡大していくわけです。
ワークマン(7564)も同様の戦略ですね。
物流システムの効率化が出来ている
小売業の最大の課題と言われるのが
「物流システム」です。
スーパーなど小売業は当たり前ですが
「商品を店舗で販売する」スタイルです。
その場合、重要になるのが「優れた物流システム」です。
イメージをつけやすくするため、他の業種の例を出すと、
IT業は、データを商品とするので”実際のモノ”がないです。
実際のモノがなければ「物流システム」は不要なので、輸送コストはかかりません。
スーパーは”実際のモノ”を販売するので
関連コストがかかります。
スーパーは食料品を「高頻度で大量に運ぶ必要」があるため、効率的に運ぶことで利益があがります。
神戸物産の近年の強化ポイントは、3PL(自社で物流網を持ち、運営は外部委託)のシステムを導入したことです。
自社の専用倉庫を持ったということですね。
メーカーや自社工場から拠点となる倉庫に一旦搬入して仕分けすることで、
一度にまとめて必要なものを各店に搬入できるようになり、
スピーディーで効率的な物流網を構築できています。
輸入品を、輸入商社や問屋といった中間業者を省き、直接仕入れを行うことでコストカットを行うようにもしています。
【まとめ】儲かる企業には「儲かる理由」がある
儲かる企業・儲かるビジネスを知って投資に活かしましょう
儲かる企業には、それにつながる仕組みや企業文化があります。
1つ1つ特徴を知ることで、企業の強みを知ることになります。
その知識は他の企業の購入判断にも使えるようになりますね。
- 対象顧客が多く・増え続ける
- プライベートブランド(PB)比率が高く、利益率が高い
- SNSやメディアで話題で認知度があがる
- 店舗数が増加している(加盟店に優しい)
- 物流システムの効率化が出来ている
神戸物産の株価指標や特徴まとめです↓
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
この記事をご覧のかたで、個別株の分析に興味がある方におすすめのツールがあります。
マネックス証券の「銘柄スカウター」を使った株の分析方法を解説しています。
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マネックス証券の「銘柄スカウター」です。
以下が気に入ってるところです。
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- 企業がどんな事業セグメントを持っているかがわかる
- 直近の決算短信などのIR情報にすぐにアクセスできる
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