株式投資・金融知識

【要約】バフェットの投資戦略00~22【賢人の現代投資の基準】

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は世界一有名な投資家であるウォーレン・バフェットの最新投資動向を追った「バフェットの投資戦略00~22」という本を読みました。

本書の内容を一言で表すと…
バフェットの過去と現在の投資戦略をわかりやすく学べる本です。

株式投資とは本来「将来的に事業が拡大していく企業にお金を投じる」ことです。
本書では、2000年から2022年のバフェットの投資活動を追うことで、バフェットの投資戦略を学べる1冊になっています。

そして結論をはじめに要約すると、
バフェットの投資戦略は3つの原則があります。

バフェットの投資原則3選
  • 長期保有
  • 能力の輪を守る
  • 安全域を重視する

この記事では本書に記載されている内容のなかで、
バフェットが重要視するなかでもっとも重要な3原則について紹介していきます。

プラズマコイ

シンプルでも多くの人が実践できない「投資の正解」について解説

本書は以下の内容で構成されています。

本書のもくじです。

  1. バフェットが育てたバークシャー・ハサウェイ
  2. バフェットが築き上げた投資法と投資戦略の根幹
  3. バークシャーの主軸となるアメリカ国内の投資
  4. 海外企業への投資 投資判断の転用
  5. 震災・コロナ・円安 日本企業への投資とその考え
  6. 自らの考えを覆したIT株への投資
  7. 2022年のポートフォリオと今後の戦略

それでは本書の内容を紹介していきます。

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バフェット流は「バリュー株投資 x グロース株投資」


投資の二大戦略をミックスしたのがバフェット流です

最初に押さえておきたいのは、バフェットはバリュー投資家ではないということです。
割安なときに買うのですが、重要視しているのは「素晴らしい企業をまずまずの価格で買う」ことです。

2022年6月時点の保有銘柄のを見てみると、全体の40%はアップル株を保有しています。
かなりアップルに依存しています。

「バリュー株 x グロース株投資」を行っているといえますが、どちらかというとグロース株(成長株)投資をしていると言えるでしょう。

バフェットは基本的に「長期的に成長する企業への集中投資をする投資家」だと言えます。

バフェットの投資戦略はバリュー株投資というより、長期的に成長するグロース株への集中投資と言える

以下、バフェットが重要視している投資の3原則を紹介していきます。

【原則1】10年後も確実に成長している企業を長期保有


必需品で、圧倒的ブランド力、競争優位性をもつ企業に投資します。

バフェットの投資期間は「圧倒的な長期」です。
バフェットの考えとして「永遠に持てる企業」に投資するという原則があるため、理想としては一生売らなくてもよいと思われる企業に投資をしています。

つまり、株価が割安だから買うというよりも、強い事業に投資するという点がポイントです。

一生持ち続けられる強い企業の特徴5選

  1. 人々の生活に必要なものを販売している
  2. 強いブランド力を持つ
  3. 長期的な競争優位性を持つ
  4. 経営者が優秀である
  5. 時代の変化に対応できる

しかし、バフェットは持ち株を売らないわけではありません。
時代の変化に対応できないと判断したら徐々に売却をしています。

例えば、航空関連や新聞社は「時代の変化に対応できない」として売却を進めています。
航空関連や新聞社は、未来の見通しが暗いと判断したのです。

  • 一生持ち続けられると信じられる企業を買う。
  • 時代の変化に耐えられないと考える場合は売る。

【原則2】「能力の輪を守る」理解できる事業に投資


自分が理解できるビジネスの企業を買いましょう

バフェットは理解できる事業の種類を増やすよりも
理解できる事業の境界線をどこまで厳密に決められるかを重要視しています。

つまり、自分がはっきりと「自信をもって投資できる企業に投資すべき」ということです。

本書で「能力の輪」をスタートとした投資法について紹介されています。

バフェット流「能力の輪」の考え方3ステップ

  1. 輪を書き、その中に自分が理解できる企業の名前を書く
  2. 株価が割高、経営者がダメ、事業環境が悪いものを輪の中から外す
  3. 1業種ずつ最終的に5〜6業種について深く理解する

バフェットは「能力の輪」の考え方で以下の結論を出しています。

  • 理解できる事業・・・アップル、コカ・コーラ、ガイコ
  • 理解できない事業・・・インテル、アマゾン
  • 自分が「理解できない」事業の株を買ってはいけない
  • 自分の「能力の輪」の外の株を買いたくなる誘惑に負けると失敗する確率が高くなる

【原則3】安全域を重視する。投資の原則は「損をしないこと」


集中投資だからこそ「自分で考えた」分析だけを信じて買います。

安全域を重視する。と言うのは、
本来の価値に比べて、割安な企業を買うということです。

バフェットの投資原則に「損をしない」があります。
さらに「この原則を決して忘れない」という投資原則があるほど強い気持ちをもって心がけていることがわかります。

そのためには「自分自身がこの企業は本来の価値より割安だ」と思える事がが大切になります。

本書では具体的に紹介されていませんでしたが、代表的な株価指標ではPER、PBR、配当利回りがあります。
これら株価指標を見ながら、10年後にも成長できるという未来の企業価値を見据えて投資を行います。

  • どれだけ事業が優れていて、優れた経営者がいても、割高なときに株を買ってはいけない。
  • 底値をねらう必要はないが「まずまず割安」の株価で買う。

【2022年以降の戦略】バフェットが投資するビッグテーマ4選


いずれも長期的に有望なテーマです

2022年以降のバークシャー・ハサウェイのポートフォリオから、バフェットの今後の注目テーマを垣間見ることができます。

近年は「ESG投資」という環境に配慮した企業に投資をするべきという風潮が、投資界隈にはありますが、企業が長期的に存続するには、環境問題に取り組んでいるかを無視できなくなっていることがわかります。

環境問題に取り組む企業は、株価上昇しやすいと言われています。
特に機関投資家は「環境を壊している企業に投資するのが難しい」という側面もありますね。

それではバフェットが期待しているテーマ・企業について見ていきましょう。

保険業界

バークシャー・ハサウェイは、子会社に保険会社を多数保有しています。
つまりバークシャー・ハサウェイは「保険事業を行っている」というわけです。

投資ファンドといったイメージがあるかもしれませんが保険ビジネスも展開しています。

そして、保険事業はドル箱のビジネスになります。

商品はモノではないので、製造原価も物流コストもないです。
販売量は経済成長やインフレによって増加するビジネスになります。

また、保険事業は保険料を多額にプールすることができるため、投資の運用資金に回すこともできるため、投資ファンドであるバークシャー・ハサウェイにピッタリの事業なのです。

【IT】アップル

Appleは2022年9月末時点で時価総額が世界1位のトップ企業です。

iPhoneを中心としたデジタル端末の販売を皮切りに、各種サービスを展開している唯一無二の企業ですね。

例えば以下の収益源があります。

  • iPhone、iPad、Macといったハード事業
  • Appストア、Apple Music、Apple TVといったソフト事業
  • Apple Pay、Appleカードで金融事業

他には自社株買いを定期的に実施しているなど株主還元が手厚いのもうれしい所です。

【鉄道】バーリントン・ノーザン・サンタフェ(BNSF)

BNSFは貨物鉄道会社です。
貨物輸送は経済における大動脈であり、必要不可欠な産業です。

今のところの見通しでは、今後も需要がなくなることはないでしょう。
鉄道による貨物輸送は、環境問題を考えたときに有利になります。

もし鉄道で運ぶ分をトラックで運ぶことにした場合、二酸化炭素が多数排出されるため、環境を考えたら鉄道が選ばれることになります。

【エネルギー】バークシャ・ハサウェイ・エネルギー(BHE)

アメリカ全土で風力・火力・太陽光発電や送電システムを手掛けているのがBHEです。
エネルギー(電気)は今後の世界経済において必須であり続けるでしょう。
需要がなくならないビジネスといえます。

  • 保険、IT、鉄道、エネルギーの4テーマに積極投資
  • 環境問題を考慮したときに需要がたかまる事業に投資する

【まとめ】バフェット流投資の基本は3つの原則

プラズマコイ

目先のことではなく長期をみて投資をすることが大切

バフェットの投資方法は、聞くと簡単そうですが、実際は簡単なものではありません。
バフェットの投資手法をまとめると以下の3つになります。

バフェット流の投資3原則

  1. 経済的・能力的に無理をしない
    ・全財産を投資せず余剰資金で投資
    ・能力の輪の外の企業には投資しない
  2. お金と真剣に向き合う
    ・投資の元手をつくるために質素倹約
    ・大切なお金を使うため、真剣に銘柄を選定する
  3. 長期投資
    ・一度買ったら10年は売らなくて良い銘柄を買う

毎日株価が上下するなかで、一時的にしろ資産の減少を我慢できる人は多くないですし、
プロの投資家でもない個人投資家は、絶対の自信を持って株を買える人はほとんどいないでしょう。

さらには長期投資は多くの人には難しい投資手法です。
10年後にお金持ちになるよりすぐお金持ちになりたいと思うからです。
そのため、人間の心の弱さを考えて、iDeCo(個人型年金)の制度は老後まで解約ができないというハードルが設けられていますね。

バフェットの投資手法は「成長株への長期投資」になるため、
本当に強い企業を自信を持ってホールドできることが条件になります。

そのためには自分なりの分析手法を確立する必要があるため、自分で投資家としての経験を積むことが大切になりますね!

本書はバフェットの投資戦略やをわかりやすく学べる良書でした♪

書籍内ではこの記事で紹介していない情報も多く紹介されています。

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