プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim
今回はVIX指数について解説してきます。
VIX(ヴィックス)は投資家の恐怖度の高さを知ることができる指数です。
数字が高いほど、株価が短期間で下落しやすくなります。
VIX指数が31を超えています。
— プラズマコイ@日本の高配当株でコア・サテライト戦略🎏 (@purazumakoi) September 26, 2022
VIX指数は30を超えると「米国の株式市場に不安感がある」状態といわれています🇺🇸
投資家の心理が悪化している状態といえるでしょう👨🏾💼
日経平均VIも25と上昇してきましたね🇯🇵
特に株価が暴落したときは、VIX指数が大きくはね上がります。
そのため、投資家やトレーダーの間で話題にあがりやすい指数ですね。
本ブログは株式投資から経済を学ぶブログです。応援クリックをお願いします!
VIXが30を超えた今、経済に何が起こっているのかを見ていきましょう
VIX指数があがる理由はさまざまですが、景気後退など経済の見通しに不安感がある場合がほとんどです。
VIX指数とともに、いま経済にどんなことが起こっているかをも見ていきます。
VIX指数とは投資家の恐怖指数である。
投資家の恐怖を示す指標として知られています。
はじめにVIX指数の定義について見ていきましょう。
VIX指数とは「S&P500」という米国の株価指数の値動きをもとに、米国シカゴオプション取引所が算出している指数です。
そのためVIX指数は米国の株式相場のことを示す指数なります。
VIXはVolatility Index(ボラティリティ・インデックス)の略で「市場が今後30日でどのくらい動くのか」を数値化しているものです。
株価の未来の値動きに備えるための「オプション取引」の取引量によって算出される数値のため「恐怖指数」とも呼ばれていますね。
VIX指数 | 市場の楽観度 |
---|---|
0~15 | 市場全体が楽観ムードである |
15~20 | 市場全体が適度な状況である |
20~25 | 市場全体に懸念材料がある |
25~30 | 市場全体に不安感が高まっている |
30~45 | 市場全体が不安で値動きが激しくなる |
45~ | 市場全体の緊張感がMAXで値動きがとにかく激しくなる |
特に分岐点になるVIX指数は30です。
「30未満はまだ大丈夫」「30以上は不安感がある」状態とされています。
VIX指数があがるのは経済見通しに不安があるため
景気後退が予感されるときにVIXが上がります
記憶にあたらしい2020年3月のコロナショック時は、
VIX指数が85をつける場面もありました。
ここからもわかる通り、VIX指数は経済の見通しに大きな不安感があるときに上昇します。
2022年9月にVIX指数が30を超えている理由は?
2022年8月にはVIX指数は20を切る状態で、市場には楽観ムードとまではいきませんが適度な温度感を保っていました。
では2022年9月にVIX指数が30を超えた理由はなぜでしょうか?
理由は複雑ではありますが、大きくポイントになるのは以下でしょう。
- 米国の物価高による政策金利の利上げ
- 米国長期金利の上昇(株価下落リスクの増大)
- 米国GDPのマイナス成長による景気悪化の懸念
コロナやロシア・ウクライナの戦争による供給不足からくる物価高を抑えるため、
米国政府によって行われる政策金利の上昇。
金利が上昇することにより、経済が停滞し景気後退におちいる可能性が高まっているため、企業の業績悪化が懸念され、投資家の心理状況が悪くなっている状況です。
まだまだ決定的に市場の空気感が悪くなってはいませんが、
物価高の上昇が押さえられてから実施される利下げが2024年になりそうという予想からも、市場が悲観的な状態になっていると言えます。
日本株のVIX指数「日経平均VI」
日本株にもVIX指数があります
VIX指数は米国市場の指数になります。
日本株も米国株に連動する傾向があるため、本場米国のVIX指数を見ることは大切です。
しかし日本株のVIX指数を直接確認して、日本の株式市場の不安感をはかることができます。
それが「日経平均VI」になります。
日経平均VIは25(2022年9月26日時点)となり、まだ悲壮感はそこまで高くはない状態ですね。
しかし上昇傾向で、30も間近なので今後の動向には注意が必要な状況です。
VIX指数を注視して相場・経済動向を把握ましょう
投資家の恐怖を感じつつ、自分は冷静に相場を見つめましょう
最後にまとめです。
今回は、VIX指数が30を超えたので、簡単にVIX指数について見ていきました。
なぜVIX指数が高くなっているのかを知ることで、投資家がどのような理由で不安になっているのかを把握することができます。
そうすれば、少なくとも気持ちの上で、短期での株価下落リスクに備えたり、損切りをすることができるでしょう。
また、2024年以降の経済見通しを知ることで、投資信託の積立てなどのインデックス投資は強い気持ちをもって継続できるとも思います。
この記事のまとめ
- VIX指数は投資家が今後の経済見通しにどのくらい不安感を覚えているかの指数
- VIX指数は30を超えると、不安感が高まっていると見られる
- VIX指数が高くなると、短期的に株価が大きく下がる可能性が高くなる
VIXは45以降になると、暴落局面となり「買い場が到来しているサイン」とも言われています。
そうなったら積極的に買う場面かもしれませんね。
※本記事は特定の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
本ブログは株式投資から経済を学ぶブログです。応援クリックをお願いします!
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
この記事をご覧のかたで、個別株の分析に興味がある方におすすめのツールがあります。
マネックス証券の「銘柄スカウター」を使った株の分析方法を解説しています。
#PR マネックス証券なら「企業の分析」が簡単にできる
上の記事でも解説していますが、プラズマコイが分析用に使っているツールは
マネックス証券の「銘柄スカウター」です。
以下が気に入ってるところです。
- 企業の業務内容・サービスの概要がわかる
- 企業がどんな事業セグメントを持っているかがわかる
- 直近の決算短信などのIR情報にすぐにアクセスできる
- 各年度ごとや四半期ごとの業績推移が見やすい
銘柄スカウターはマネックス証券の口座を持つことで使えます。
そして口座開設は無料。無料なのでノーリスクです。
口座開設がまだの方はとりあえず開設しておいても損はないので開設しましょう。
関連コンテンツです。
日経平均が3万円を突破しても割安な12社をピックアップしています。
いまから学んでおきたい「新NISAの投資戦略」と注目の「増配株100選」を紹介しておきます。
四季報「2023年新春号」のなかから、いま買っても良いと思える企業を選定しました。
2023年は日本株は金利上昇の影響をうけそうです。注目株を選定しました。
プロが紹介されていたNISAで買いたい高配当株をチェックしてみました。
2023年の注目テーマ地銀株の特集です
4万円台以下で買える高配当株を集めました。
5万円台〜10万円台で買える高配当株を集めました。
円安時に業績を伸ばしそうな日本株の好業績企業をピックアップしています。
日本株で連続増配の優良企業60銘柄と、注目の企業をピックアップしました。
連続増配株を中心に野球の打線を組み攻守のバランスの良い高配当ポートフォリオを作りました。
高い営業利益率と高い自己資本比率を持つ安定高配当株を紹介しています。
2022年の投資環境を考慮したディフェンシブなおすすめポートフォリオを紹介します。
2023年も継続して使えると思ってます。
割安高成長の銘柄をピックアップしました。
高齢化社会に向け成長しそうな注目企業の特集です。
オンラインストアが人気のいま、業績が伸びそうな「物流・倉庫関連」注目企業をピックアップしました。