プラズマコイです(^^)
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今回は「エイジス」の業績・財務状況をチェックしていきたいと思います。
「エイジス」はチェーン店の店舗業務を代行する企業です。
大型スーパー、大型チェーン店、コンビニエンスストア、ホームセンターの課題として、
棚卸し業務や、商品補充が大変ということがあります。
重要な業務なので、素人にお願いすることはできません。
そこで「エイジス」のような専門家にまかせたいという需要があるわけですね。
エイジス (4659)は店舗業務のアウトソーシングを請け負う企業?
— プラズマコイ@毎日ブログで日本株を分析? (@purazumakoi) March 10, 2022
大型チェーン店の棚卸しや、商品補充などをプロが請負ます??♀️
✨魅力的な指標✨
? 営業利益率14%
? 自己資本比率80%
? 配当利回り3.4%
懸念はここ数年の業績が下落傾向なところですね?✔
高配当株&成長企業としてチェックしていきましょう
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「エイジス」はチェーン店の棚卸しサービスをメインに展開する企業
- 「エイジス」のPER推移を見る
- 「エイジス」の配当利回りをみる
- 「エイジス」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「エイジス」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
- 「エイジス」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「エイジス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「エイジス」の配当金(上昇傾向か?)
- 「エイジス」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「エイジス」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「エイジス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「エイジス」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「エイジス」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「エイジス」は高い営業利益率の連続増配銘柄
- 「エイジス」の今後の株価は?買い時かを予想する
「エイジス」はチェーン店の棚卸しサービスをメインに展開する企業
小売店の「棚卸し」を代行します。
「エイジス」の事業利益は主に「国内棚卸しサービス」から生み出されています。
顧客の社員に変わって棚卸し業務を行う事業です。
小売業にとって、棚卸しは「現在の商品の在庫」を正確に知るための重要な作業です。
1つでも在庫チェックにミスがあると、決算書を正しく作ることができません。
重要かつ重労働な業務で、企業は信頼できるプロに棚卸し作業を任せたいと思っているわけです。
現在は国内での事業がほとんどですが、中期経営計画では海外事業を強化する意向が書かれています。
エイジスの事業は3つのセグメント
- 国内棚卸サービス
棚卸サービス(店舗棚卸、物流倉庫棚卸、蔵書点検棚卸、資産棚卸、棚卸端末・ソフトウエア) - リテイルサポートサービス
商品補充、季節の棚替え、店舗巡回、什器組立設置、プライスカード貼替など - 海外棚卸サービス
棚卸しサービスを海外で展開
時価総額は調査時点で「240億円」ということで小型株ですね。
PERは6.8倍と割安水準です。
今回は「エイジス」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。
「エイジス」のPER推移を見る
過去のPERから見ると割安感はありません
「エイジス」の今のPERは6.8倍。
過去の推移をみても、10倍ほどにはあがれそうです。
2014年以降の毎年の安値PERは4.75倍〜8.95倍になっているので、今は割安な水準であると判断しても良さそうです。
ここ2年は売上が減少傾向で、人気が落ちているという要素も低PER化を促進する材料ですね。
「エイジス」の配当利回りをみる
利回りは3%台になることもあります
「エイジス」の配当利回りは調査時で3.4%です。
近年は1.8%%のときもありますね。
株価の上下によって配当利回りが大きく変わる銘柄です。
配当は増配傾向で、株価が下落してくると配当利回りがあがってくる形になっています。
株主優待はお米券
エイジスの株主優待は「お米券」です。
株価次第ですが優待利回りは0.5%あたりをねらえます。
対象株数 | 優待品 |
---|---|
100株 | 3kgのお米券 |
1,000株 | 5kgのお米券 |
10,000株 | 10kgのお米券 |
「エイジス」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上はいったんブレーキ。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「エイジス」の売上は長期にわたり上昇していました。
しかし2021年以降はコロナショックの影響で減少傾向がつづいています。
棚卸しはだれでもできる作業なので、
景気が悪化してくると依頼を打ち切られていまうビジネスということでしょう。
「エイジス」の営業利益率(業種によるが10%以上目安)
営業利益率は高いです
業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「エイジス」の営業利益率は15%ほどです。
営業利益率が高いビジネスを展開できています。
マーケットシェアが70%ほどあるようで、
競合がいないため高い営業利益率を達成できています。
確かにエイジスのような「棚卸し」のアウトソーシング会社があるということを、プラズマコイは知りませんでした。
「エイジス」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは上昇中です。
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「エイジス」のEPSは2022年のEPSは325円と減少。
しかし300円を超えており高い水準を維持できています。
たまに10億円規模で自社株買いもおこなっていますね。
「エイジス」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は78%ほどです。
「エイジス」の自己資本比率は78%程度です。
有利子負債も少なく、自己資本比率としては非常に優秀なレベルです。
設備投資など、投資に必要な借り入れが必要ではないビジネスモデルだということがわかります。
純資産が毎年つみあがっており盤石な財務状況をつづけています。
「エイジス」の配当金(上昇傾向か?)
2021年に大きく減配
「エイジス」は連続増配の企業ですね。
毎年増配をかさねている企業です。
2022年も減収予定ですが、1株76円と配当は維持の予定です。
配当金の推移としては安心できる状況ですね。
気になる点は、上昇スピードが鈍化しているので今後の動きには注目です。
「エイジス」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性20%が目安です。
「エイジス」の配当性向は20%が目安です。
配当性向は低い水準ですね。
この水準であれば業績が多少悪化しても配当維持はできそうです。
減配リスクは少ない銘柄といえるでしょう。
「エイジス」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFはたまにマイナス
「エイジス」の営業CFは右肩あがりです。
素晴らしい増加を続けており、きれいな上昇カーブを続けています。
2022年は一旦ブレーキがかかることが予想できますが、
コロナ動向など、経済状況に左右される部分があるので、
今後の業績予想をおこなうため、経済市況もウォッチしていきたいところです。
「エイジス」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は急速増加中
「エイジス」の現金は2021年終了時は129億円程度です。
エイジスは「フリーCF」の金額が毎年高く、
現金の手残りが多いのが特徴です。
現金は毎年上昇しており、ビジネスの好調さ・優秀さを感じられる推移になっています。
「エイジス」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
配当総額は右肩あがり
「エイジス」の配当総額は概ね右肩あがりですね。
連続増配の企業で順調に配当総額がのびていっていますね。
株主還元の額も年々増加できています。
「エイジス」の当期純利益は上昇中か?
2022年は減益予想
「エイジス」の当期純利益は順調に上昇していきていました。
しかし2022年はマイナスです。
コロナ情勢での受注ストップや、システムへの投資などが理由としてあるようです。
利益の側面からも、まずは売上が戻ってくることが重要だと思います。
売上が第一のベンチマークになるでしょう。
【まとめ】「エイジス」は高い営業利益率の連続増配銘柄
事業に強みを持ち、盤石な財務力を持つ企業ですね
エイジスの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 4.2% |
売上高 | ▲ | 横ばい |
EPS(1株利益) | ◯ | 233円 |
営業利益率 | ◯ | 14%と下落 |
自己資本比率 | ◎ | 約80% |
1株配当 | ◯ | 連続増配 |
配当性向 | ◯ | 20%以上 |
営業CF | ◯ | 概ねプラスで推移 |
現金など | ◯ | 問題なし |
総評としては、高配当株として注目の銘柄です。
配当利回りが3%を超えてきおり、営業利益率が高いのが魅力ですね。
懸念材料としては、景気に敏感な事業なので、顧客の業績悪化に伴い売上が減少してしまうという局面も考えられます。
「エイジス」の今後の株価は?買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】2000円であたりで買いたい銘柄
この記事の執筆時点では株価は2,220円。
いまは下落トレンドで直近決算もあまりよくはありません。
2200円の株価でも割安で魅力的ですが、
2000円、1700円、1500円あたりが株価の下支えのラインです。
このあたりであれば配当利回りも3.8%以上と高配当化しているので握力強く保有できるでしょう。
※本記事は金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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