プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は「くふうカンパニー」の財務分析をしていきます。
くふうカンパニーは証券コード4376として2021年10月1日に上場の企業です。
事実上は現在の「くふうカンパニー(4399)」が子会社の「ロコガイド(4497)」を吸収するかたちになります。
くふうカンパニーは「くらしを良くするサービスを提供するため」のサービスを多数展開していますが、
プラズマコイが注目しているのは代表の経営手腕です。
鯉がくふうカンパニーに注目しているのは、
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) September 26, 2021
代表がクックパッドのお家騒動で解任された穐田氏だからです?
穐田氏が経営に携わっている期間は業績がどんんどん伸びていき、解任された途端に業績が悪化しています?
穐田氏が優秀な経営者だったということが数字でわかりやすく示されています。 pic.twitter.com/2XWYcw5D8m
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
くらしに関わる事業を連結することにより、儲かる企業になる
※今回の記事は9/26に書いているため、くふうカンパニー(4399)のIR情報を基として記述します。
- 「くふうカンパニー」は「くらしを良くする」を良くするサービスを多数展開
- 「くふうカンパニー」の配当利回りを見る
- 「くふうカンパニー」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「くふうカンパニー」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「くふうカンパニー」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「くふうカンパニー」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「くふうカンパニー」の配当金(高いほど良い)
- 「くふうカンパニー」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「くふうカンパニー」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「くふうカンパニー」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「くふうカンパニー」は住宅、結婚、家計などライフイベントに関するサービスを展開する企業
- 【チャートは?割安?】「くふうカンパニー」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「くふうカンパニー」は「くらしを良くする」を良くするサービスを多数展開
ライフイベントにくふうを提供する会社
「くふうカンパニー」の事業利益はおもに「不動産関連」のサービスで生み出されています。
もともとは「結婚関連」のサービスが収入源でしたがコロナ以降で収益が悪化しています。
コロナが収束してこれば結婚関連が復活してくるかと思います。
今後は「ロコガイド」や2021年6月に子会社化した「ハイアス・アンド・カンパニー」の財務が連結されてくるので
ライフスタイルに関わるサービスは他にも多数存在しており、今後どのように成長してくれるかが楽しみな企業です。
くふうカンパニーの事業は5つ
- 結婚関連エニマリ
みんなのウェディング など - 不動産関連
オウチーノ、おうちのくふう など - 金融関連
Zaim、保険のくふう など - こども関連
キッズスター(子供向け職場体験アプリ) - メディア関連
くらし情報サイト「ヨムーノ」
時価総額は合併前の証券コード4399の情報ですが、
調査時点で「136億円」と小型株ですね。
PERはなしです。2020年度は結婚式関連のダメージで赤字でした。
今回は「くふうカンパニー」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出せるようになる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「くふうカンパニー」の配当利回りを見る
無配の企業です。
「くふうカンパニー」は現状は配当をだしていません。
- 今後キャピタルゲインを狙えるか?
- 今後の配当を期待できるか?
チェックしていきましょう。
「くふうカンパニー」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は徐々に上昇中
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「くふうカンパニー」は2021年はハイス・アンド・カンパニーの連結で売上が倍になる見込みです。
ロコガイドの売上20億も加わってこればもっと上振れますね。
また「くふうカンパニー」は色々と買収や統合をするので、売上や営業利益の数字がよくわかりません。
2021年8月13日に公開された10月1日に上場される会社の損益目標資料を掲載します。
売上は2022年度は190億円をめざすということでした。
2021年から比べて70%の成長です。
EBITDA(営業利益と同目的の指標)では5年で5倍にする見込みです。
「くふうカンパニー」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は下がり気味
投資フェーズが続きます。
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「くふうカンパニー」の営業利益率は6%ほど。
10月1日に上場する企業でも概ね6%くらいの営業利益率でした。
主にWEB系のメディア事業が多いので、今後営業利益率が爆発する可能性は十分あると思います。
「くふうカンパニー」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは現状だと判断できない
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「くふうカンパニー」のEPSは2020年はマイナスですね。
現段階では使えない指標かと思います。
「ロコガイド」「ハイアス・アンド・カンパニー」を含んだかたちにするとプラスにはなるでしょう。
「くふうカンパニー」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は高い
「くふうカンパニー」の自己資本比率は2020年度終了時点では68%程度です。
こちらは2021年度Q3時点では28%にまで下がっています。
有利子負債を追加しており、そろそろ勝負所かもしれません。
現金を調達して一気にビジネスを進めるつもりかと思います。
「くふうカンパニー」の配当金(高いほど良い)
無配の企業です。
まだまだグロース期の企業ですので配当は出していませんね。
「くふうカンパニー」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは減少中
「くふうカンパニー」の営業CFは2020年はマイナスです。
ロコガイドも直近だとマイナスで、ハイアス・アンド・カンパニーもプラスですがそこまで多くはないですね。
2021年の通期決算は赤字かもしれません。
「くふうカンパニー」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は50億円ほど
「くふうカンパニー」の現金は2020年は19億円でした。
2021年度Q3では有利子負債による追加で50億円ほど膨れ上がっています。
こちらは決算説明資料でわかりやすく表示されています。
現金とは関係ないですが、企業買収による「のれん」が多く計上されてきているのがちょっと心配です
「くふうカンパニー」の当期純利益は上昇中か?
今は赤字、今後に期待
「くふうカンパニー」の当期純利益は2020年では赤字。
2021年は予想が非開示です。
ここまでの決算を見る限りでは黒字転換をしてくるかと思いますが、色々と合併したりするので予測しづらい部分があります。
【まとめ】「くふうカンパニー」は住宅、結婚、家計などライフイベントに関するサービスを展開する企業
今後もサービス間でのシナジーは限定的か。
くふうカンパニーの財務分析のまとめです。
総評として、今後は主に以下3つのジャンルのサービスが収益源となると予想してます。
- WEBチラシ(トクバイ)
- 結婚メディア(みんなのウェディング、エニマリ)
- 不動産事業(オウチーノ、ハイアス社)
個人的には、スーパーのWEBチラシ用途で「トクバイ」が伸びていくかなと思います。
【チャートは?割安?】「くふうカンパニー」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】特に買いになる材料は乏しい
この記事の執筆時点(21/09/26)では株価は753円。
短期のチャートとしては上昇トレンドに乗っています。
今は200MAの突破をテストしていますね。
買いを判断するイベントは現在では不十分ですが「チャート・市場の相場観・企業の期待」この3つを総合判断していきたいです。
※投資は自己責任でお願いします。
株を毎月コツコツ買っていくなら「SBIネオモバイル証券」がおすすめ
くふうカンパニーは魅力的ですが、まとまった投資資金がない場合は1株から買える「SBIネオモバイル証券」がおすすめです。
くふうカンパニー自体の1単元(100株)を買おうとするとまとまった金額が必要になります。
そういった場合は「SBIネオモバイル証券」で少しずつ買っていくのもおすすめです。
【分析ツール】個別株の分析をしたい方におすすめの記事
この記事をご覧のかたで、個別株の分析に興味がある方におすすめのツールがあります。
マネックス証券の「銘柄スカウター」を使った株の分析方法を解説しています。
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上の記事でも解説していますが、プラズマコイが分析用に使っているツールは
マネックス証券の「銘柄スカウター」です。
以下が気に入ってるところです。
- 企業の業務内容・サービスの概要がわかる
- 企業がどんな事業セグメントを持っているかがわかる
- 直近の決算短信などのIR情報にすぐにアクセスできる
- 各年度ごとや四半期ごとの業績推移が見やすい
銘柄スカウターはマネックス証券の口座を持つことで使えます。
そして口座開設は無料。無料なのでノーリスクです。
口座開設がまだの方はとりあえず開設しておいても損はないので開設しましょう。
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