プラズマコイです(^^)
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今回は「ニホンフラッシュ」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
「ニホンフラッシュ」は住宅やマンション・病院などのドアなど内装部材メーカーです。
様々な種類の「ドア」を作っているほか、玄関や洋服向けの「収納家具」も作っています。
ニホンフラッシュ (7820)は「ドア」メーカー?
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) January 30, 2022
住宅・マンション・病院など各施設の「ドア」を作っている企業です?
市場は中国市場が7割で日本は3割ですね??
営業利益率が15%と利益率が高いのが特徴の企業です??
※ドアなど内装部材メーカーです。
安定業績・安定配当の企業です
ドアに特化したニッチビジネスを行っていますね。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「ニホンフラッシュ」は内装の建具・造作材、収納家具の製造販売会社
- 「ニホンフラッシュ」のPER推移を見る
- 「ニホンフラッシュ」の配当利回りをみる
- 「ニホンフラッシュ」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「ニホンフラッシュ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「ニホンフラッシュ」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「ニホンフラッシュ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「ニホンフラッシュ」の配当金(高いほど良い)
- 「ニホンフラッシュ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「ニホンフラッシュ」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「ニホンフラッシュ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「ニホンフラッシュ」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「ニホンフラッシュ」は業績好調な連続増配銘柄
- 「ニホンフラッシュ」の今後の株価は?買い時かを予想する
「ニホンフラッシュ」は内装の建具・造作材、収納家具の製造販売会社
各施設の「ドアの部品」を作っています
「ニホンフラッシュ」の事業利益は主に「マンションの内装部材」から生み出されています。
商品は、防音・防火・遮音効果に優れた機能ドアや、コロナ対策用の通気ドア、老健・介護用として引き戸や吊戸にも使われています。
新築住宅が減少しても、高齢者向け施設などは今後の需要増加が見込める。
日本企業にしては珍しく、中国での売上が7割というところには留意したいです。
中国の構成比率が高く、中国でマンション建設が活発になれば業績は伸びそうです。
ウッドショックやロックダウンなど、中国経済の景気業績に注意ですね。
2021年 国別売上
2022年 国別売上
ニホンフラッシュの4つの製品群
- 室内ドア
各建物の室内ドア - NF老健シリーズ
バリアフリーを重視した、高齢者・障害者むけの設備用 - システム収納
玄関、洋服など各種の収納設備 - 化粧造作材
造作材(天井と壁、床と壁などの収まりをよくする)
時価総額は調査時点で「231億円」ということで小型株ですね。
PERは6.18倍と一般的には割安水準です。
今回は「ニホンフラッシュ」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。
「ニホンフラッシュ」のPER推移を見る
PER的には割安水準です
「ニホンフラッシュ」の22/5/10時点のPERは6.18倍
※2023年の業績予想は非開示ですので、2022年実績ベースでの計算です。
過去の推移をみるとかなり割安に見えます。
PERが下がっている理由は中国の景気悪化が懸念されているためかと思います。
過去も6倍台まで下がっているタイミングがあるので、中国経済の展望が明るくなれれば株価も回復してくるかと思います。
「ニホンフラッシュ」の配当利回りをみる
利回りは4%近くまできました
「ニホンフラッシュ」の配当利回りは3.8%あたりです。
過去の水準と比較してもかなり高い配当利回りです。
配当利回りとしては美味しいタイミングに見えますが、今後の業績悪化が見込まれているとも言えそうです。
「ニホンフラッシュ」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は上昇中です。
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「ニホンフラッシュ」の売上は上昇中です。
2021年は悪化しましたが、2022年はリバウンドしています。
売上の上昇傾向は継続中ですね。
「ニホンフラッシュ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は15%程度です
業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「ニホンフラッシュ」の営業利益率は約15%ほど。
高い営業利益率の企業ですね。
2022年は14%台に下落していますが悲観的になるほどの下落はしていません。
依然として高い営業利益率を保っている企業です。
今後は下落の気配は見られるので注視はしていきたいですね。
「ニホンフラッシュ」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは上昇傾向です
EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「ニホンフラッシュ」のEPSは上昇中で150円を超えてきています。
力強い上昇を続けています。
EPS成長は非常に順調です。
「ニホンフラッシュ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は69%です。
「ニホンフラッシュ」の自己資本比率は68%程度です。
有利子負債を増やしてきており、レバレッジを強めていますね。
それでも自己資本比率は70%弱ほどですので財務的に懸念するほどではないです。
有利子負債は2021年の18億から2022年に15億円と返済が進んでいますので、有利子負債は年々減っていく形かと思います。
「ニホンフラッシュ」の配当金(高いほど良い)
連続増配の企業です
「ニホンフラッシュ」は2008年の上場来非減配の企業です。
近年は連続増配をできており順調に増配できています。
2023年の1株配当は36円と4円の増配予定です。
業績の見通しが不透明ななかでも増配予想をだしてくるところに株主還元意識の高さが感じられます。
「ニホンフラッシュ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は20%あたりです。
「ニホンフラッシュ」の配当性向は20%が目安です。
市場平均からみると低めですね。
配当性向は20%程度と増配余地は十分ですね。
減配しにくい企業だと言えるでしょう。
「ニホンフラッシュ」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは安定的に…減少しています
「ニホンフラッシュ」の営業CFは減少気味ですね。
法人税の増加が効いているようですが、事業運営は上手くいっているので問題なさそうです。
業績が堅調ならここから営業CFは横ばいか上昇に転じるでしょう。
「ニホンフラッシュ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金は増加中です
「ニホンフラッシュ」の現金は2022年は55億円程度です。
2022年は有利子負債の返済は投資に資金を投下したところもあって、大きく16億円ほど減少しています。
数年は投資活動に積極的に現金をつかっていますね。
「ニホンフラッシュ」の当期純利益は上昇中か?
当期純利益は過去最高を更新
「ニホンフラッシュ」の当期純利益は絶好調と言えます。
毎年のように最高益水準で着地しており、2022年は過去最高を更新しています。
近年は文句なしの業績です。
【まとめ】「ニホンフラッシュ」は業績好調な連続増配銘柄
長期にわたって成長できている企業です
ニホンフラッシュの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ○ | 3.8% |
売上高 | ◯ | 上昇中 |
EPS(1株利益) | ○ | 上昇中 |
営業利益率 | ○ | 15% |
自己資本比率 | ◯ | 68% |
1株配当 | ○ | 増配傾向 |
配当性向 | ◎ | 20%くらい |
営業CF | ○ | 安定プラス |
現金など | ○ | 問題なし |
総評としては、安定的に業績が成長している魅力的な銘柄だと思います。
過去の水準では配当利回りは3%ほどあれば高いという優良銘柄でした。
配当利回りが3.5%でも魅力的な水準の銘柄ですので、3.8%は中国経済の懸念がなければ買いの銘柄でしょう。
「ニホンフラッシュ」の今後の株価は?買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】いま買う場合は多少ギャンブル要素があります。
この記事の執筆時点では株価は923円。
株価が下がってきて配当利回りは3.8%あたりに上昇しています。
過去と比較するとPERは低く、利回りは高く魅力的です。
今が割安かどうかは、判断が難しく、
今後中国のロックダウンが早期に解消され、経済活動が再開されるようであれば買いだったとなるでしょう。
※本記事は特定の金融商品の購入を推奨する意図はありません。
※投資は自己責任でお願いします。
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