こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今は多くの人ががメルカリを使ってお買い物をしていますね。
(僕はラクマもよく使いますけど^^;
しかし、メルカリが登場するまえはこういった、個人間取引ではヤフオク(Yahoo!オークション)が多く使われていました。
今回は尾原和啓さんの著書「ネットビジネス進化論」より、
メルカリが、ヤフオクに勝利した理由を学んでいきましょう。
本書から、メルカリが個人間取引の覇権を握ることができた理由を要約、解説します。
- メルカリとヤフオクの違い
- メルカリの成長の秘密
- メルカリのライバルから見る、メルカリが提供する価値
メルカリとヤフオクの違い
冒頭でも書きましたが、今はメルカリが流行っています。
ヤフオクも使われてはいますが、メルカリとヤフオクが同じものであったなら「後から参入してきた」メルカリが流行るはずがないです。
実はメルカリはヤフオクの競合ではなかった
理由は単純です。
メルカリは誰もいない市場に参入してきたから勝てました。
メルカリもヤフオクも同じ「中古を出品して売買するサービス」でしょ?
こうやってサービスの内容を比較すると「メルカリとヤフオクが実は競合していないこと」が解ります。
メルカリとヤフオクの違い | メルカリ | ヤフオク |
---|---|---|
売買形式 | フリーマーケット | オークション |
主なユーザー | 女性 | 男性 |
主な商品 | 服・かばん・靴 | 家電、カメラ、スマートフォン |
出品者の目的 | 早く売る | 高く売る |
メルカリの成長の秘密
メルカリは「誰も競合がいない市場」に狙いをつけたのでこれだけ成長することができました。
しかし、新しいサービスが浸透するには2つの障害を乗り越えなければなりません。
メルカリが勝利するためには2つの課題をクリアする必要があった
- ユーザーの獲得する
- 追随する競合他社に勝利する
スマホとの相性の良い「フリーマーケット」
人は仕事でも無い限り「メンドウだとやりません」
そこでメルカリは、とにかく手軽に出品できる!ようにしました。
そのため、小学生でもできるくらい「超簡単に出品できる仕組みを作った」のです。
そのために、とても便利なのが「スマートフォン」です。
メルカリに始まるフリマアプリは、スマホがあったからこそ広まったサービスです。
【出品の流れ】スマホがあれば出品が超簡単
- メルカリのアプリを起動する
- 「出品」のボタンを押す
- スマホで写真を撮影する
- 商品情報を入力する(バーコードがある商品なら読み取ると自動で入る)
- 値段を決める(これもメルカリが参考価格を出してくれます)
写真や、商品説明にこだわらなければ慣れていれば「1分〜5分」で出品ができます。
そして商品によりますが、24時間以内に売れてしまうことも珍しくないので「とにかく早く売買」を行う事ができるのです。
出品手数料が無料
今でこそ、フリマアプリ市場はメルカリ以外にも、ラクマ、PayPayフリマと他にも競合がいます。
メルカリが他のフリマアプリに勝っている理由
手数料だけであれば、メルカリよりもラクマのほうが安いです。
販売手数料とは、例えば1000円で商品が売れても、メルカリの場合その10%の100円はメルカリが手数料として取ってしまうということですね。
なので僕はラクマをメインで使っています
3つのフリマサービスの販売手数料
- メルカリ…10%
- ラクマ…3.85%(3.5%+税)
- PayPayフリマ…10%
※主にPayPayはキャンペーン時は手数料が低くなります。
販売手数料はメルカリが常に最高です。
ではメルカリがこんなに強気な料金設定にできているのは何故でしょうか?
出品を「無料」にしていち早くユーザーを獲得した
ユーザーは一度「フリマアプリなら○○」と認知したら、他のサービスを使おうと思いません。
そのため、メルカリは莫大な資金(ベンチャキャピタルから調達)をCMにつかったり、なにより他の競合他社がやっていなかった「出品料を無料」にしてユーザーを一気に獲得した事が大きいです。
その結果、他のフリマ2社のサービスは「販売手数料」を安くして安さで勝負をすることしかできなくなりました。
また、ラクマ(楽天)、PayPay(フリマ)は、独自の経済圏を持っていますので「自社のユーザー達で経済圏を回すということで落ち着いている」といった側面もあります。
出品を無料にしてCMを誰よりも先にバンバン流して、
ユーザーを一気に獲得できたのが勝因じゃな。
メルカリ(フリマアプリ)のライバルから見る、メルカリが提供する価値
少し視点を広げて、メルカリに始まる「フリマアプリの価値」は他にもあります。
本書から尾原さんが推測するに「フリマアプリの競合は女性誌」です。
Twitter、Instagramと同様に「家でだらだらとファッション探索をする時間」がメルカリの提供する価値というわけです。
これは女性誌の価値と重複してくる部分があります。
そして女性誌は週イチ、月イチの発行ですが、
メルカリは毎日内容がかわりますね。
そういう意味では、メルカリの勝利かもしれません。
【まとめ】メルカリがヤフオクに勝利した3つの理由
- メルカリとヤフオクの違いは「フリマ」と「オークション」
- メルカリの成長の秘密はスマホとの相性
- メルカリが提供する価値の1つは「家でだらだらとファッション探索」
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メルカリもキャッシュレス決済(メルペイ)で参戦していますね
現代人は、やることが多くて忙しいです。
そのため「とにかく早く出来る事が求められている」という時代背景を読み、その「課題を解決した」からメルカリが広まったと言えますね。