こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は2020年11月24日公開されたNiziU(二ジュー)のデビューシングル「Step and a Step」のMusic Videoが「胸熱すぎて涙を流さずにはいられない」素晴らしい出来だったので、そこからの「学び」について解説していきたいと思います。
歌や踊りよりも、もっと感動させる「秘密の作り」が込められています。
MVの動画はこちらから再生できます。
- NiziUは「どんなアイドルなのか?」が何が魅力分かる
- 今回のMVに込められた「関係者の熱いメッセージ」分かる
- そこから我々が受け取るメッセージがわかる
NiziUは3つの文脈でファンを作る「応援型」アイドルである
NiziUの最大の特徴はデビュー前に「オーディションの流れをYoutubeで広く告知」しました。
そのプロセスを公開することで、デビュー前にも関わらず、
勢い的には1位のアイドルであったと思います。
NiziUのは「世界で通用するアイドルグループを作る」というコンセプトの元作られましたが、世界で通用するための戦略として「応援型」アイドルという枠を採用しました。
NiziUは時代に沿った3つの文脈でファンを作る
- 応援型・・・視聴者が応援をしたいと思わせる
- 感情移入型・・・視聴者が当事者と同じような感覚になる
- 共感型・・・視聴者が喜怒哀楽を共感できる
この「応援型」「感情移入型」「共感型」が、近年のファン作りでは非常に有効であると注目されている中、最大のスケールでそれを初めて実現できたのが「NiziU」です。
そのため、最新最先端のアイドルと言えて、人気になりました。
【NiziUの強みは?】そもそもブランドには4つの要素がある
人気のアイドルには「4つの要素」が大切になります。
要は、人気アイドルの条件ってことね
これはアイドルに限らず、全ての物事について言えるのですが、
今回はアイドル目線で「アイドルが人気になる」ための4つの要素を挙げていきます。
人気アイドルの4つの構成要素
- 実績・・・なんとかランキング1位、全員なんとかスクール出身!
- 知名度・・・皆んな知ってて、もうこれは良いって言うイメージが付いている。
- 技術力・・・歌がうまい人、ダンスが上手い、可愛い。
- 応援・・・ファンに応援される、共感きょうかんされる(有名な例ではゆうこすさん)
NiziUが他のアイドルより明らかに優れているのは「応援」されるアイドルという事です。
今の時代背景として人は「応援できる対象を求めています」
そのためには、オーディションからのプロセスを見せて「技術力が足りない事さえも魅力に変える」という魔法を使って一躍スターダムにの仕上げた制作側の戦略も垣間見えます。
これは「ブランドが人気なる秘密」なのですが、
興味があれば、こちらの記事で詳しく解説しています。
【やっと本題】「Step and a Step」の最強の胸熱ポイントはここ
やっと本題にこれました。
NiziUの「Step and a Step」の見どころはどこでしょうか?
「Step and a Step」の最強の見どころは?
- JPY作品に共通する「Fancyな正解感」?
- メンバーの歌やラップやダンス?
- メンバーの表情や仕草、衣装?
- MVに込められた制作者の想い・メッセージ?
全て見どころではありますが、
最大のポイントは「MVに込められた制作者の想い・メッセージ」だとプラズマコイは思います。
明らかに「ミイヒ」に向けられた応援ソングである
MVが公開されているタイミングでは、メンバーのミイヒが体調不良で休養をしています。
そして「Step and a Step」の制作背景はわかりませんが、
完成した作品は「明らかにミイヒに向けてのメッセージ作品」になっています。
この誰もが望んでいない悲しい状況の中で、デビューシングルをメンバーの1人のためだけに向けたという文脈は、全ての人の心に強く訴えかけるものがあります。
そして「応援型、感情移入型、共感型」という文脈を強く持って生まれたNiziUというアイドルグループが体現する曲として、
「これほどぴったりな曲も無いというNiziUとの相性の良さ」
クリエイティブとしての完成度の高さにも本当に感嘆します。
ラストシーンは「最後に付け加えた?」
ラストシーンは、意図的な演出なのかもしれませんが、
個人的には「微妙に繋ぎかたに違和感」を覚えました。
しかしながら、そこだけ不自然に見えた事で、
本作が単なる娯楽作品ではなく、スタッフ、メンバーからミイヒ個人へ向けたメッセージ作品であるとわかりました。
そして、「それをファンにも共有して」みんなでミイヒを待ちましょう、全員で明るい未来を見ましょうという意図を伝えることにもなっています。
明るい未来を描いたポジティブなメッセージ性に強く希望を抱く
本作の中には「ミイヒへの応援」というメッセージが強く込められていますが「全ての人々への応援にも繋がるメッセージ」にもなっています。
MVの描かれ方としては「メンバー全員が心の扉を開いて外の世界にでる」シーンが描かれています。
これは「誰しも同じ悩みを抱えていて」自分のペースで扉を開いていいんだよいうメッセージ性を感じます。
ミイヒは、その中の”とあるメンバー”に導かれて、外にでるのですが、
皆んなが外で待っていて、そこから全員で足並みを揃えて進んでいくラストになります。
こうなると、もはやサウンドやメロディーといった構成要素よりも
このMVに込められた「文脈やストーリーがこの作品の醍醐味」と思えます。
【まとめ】プロの映像作品に、強い文脈を加えた今しかできない最高の作品を見た
よく、人を感動させるのは技術ではない「その人の想い」であると言われます。
よく、良いサービスには「魂が込められている」と言われています。
そういう意味では、本作は間違いなく、心のこもった、制作者の技術力を超えた魅力や影響力があるのは間違いないでしょう。
そんなわけで、この曲が2020年のベスト級の作品であることは間違いないと確信した理由をこの記事で解説しました。
この記事を読んでいただいた後にもう一度このMVを見ると新たな発見があるかもしれません。