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【書評】みんなが欲しかった!FPの教科書3級【お金の知識】これめっちゃ勉強になります。

こんにちはプラズマコイです。
今日はファイナンシャルプランナー(FP)の3級にはお金にまつわる知って置くべき事がたくさん紹介されています。

試験対策というよりは、一般教養としておすすめ

こちらの本を読んで一番思ったのは、学校では教えてくれない知っておくべきお金絡みのジャンルやそれぞれの制度が網羅的にあって大変勉強になるなということでした。

もちろん、資格として取っておく事で、これらの一般教養に触れているという証明になるので大人の教養という意味でかなり有用かと思います。

各項目ごとに体験を踏まえて触れていきます。

私は今35歳で、もう十分大人です(笑)

そんな最中ですので、株や不動産などの資産運用系は少し勉強したいなと思っている時期ですし(株は既にやってたりしますが)、株をやったりすると、確定申告の必要がでてきたり、
その他の投資にも興味を持ってくるので、不動産投資について知りたくなってきます。

親も年を経てきて、そろそろ相続の問題なども会話に上ってきたりしてきます。
また、お金を増やしていくためには、保険も入るべき保険かどうか見極める必要があり、それはファイナンシャルプランナーの知識が正にそれになります。

そんななか、本書の以下の目次の部分が、もう正に私が今まであまり触れて来なかったのですが、今後必要になってきそうだなと思う項目と重複している事に気が付きました。

■目次

引用:https://tac-bookstore.meclib.jp/07585/book/index.html#target/page_no=9

未成年の方などは、あまりこういった項目が自分事化になりずらいと思いますが、保険や投資に興味が出てきた人は、本書の内容に触れておくと、お金を増やしていくための基礎教養の入門編として非常に意義があるかなと思います。

ここでは、各項目が私達の人生にどのように関わってくるかを解説したいと思います。

1.ライフプランニングと資金計画

まず、ライフプランニングとは、人生のどのイベントでまとまったお金が必要かということを計画して、それに向けてお金をためましょうというお金の計画を立てます。

主な所では、結婚、出産、子供の教育、マイホーム、老後の生活費などでしょうか。いつ、どのタイミングでお金が必要になるか、そのためにどのようにしてお金を用意するのかという計画になります。

ある意味、このライフプランニングをした上で、そのゴールに向けて、後述する具体的な実施内容を検討していくことになります。

この章では社会保険について触れられており、例えばサラリーマンが病気や怪我で働けなくなったときに、高額療養費や、労災保険がどのように適用されるか、詳しく書いてあります。
これは他のサイトなどにも断片的には書いてありますが、ここまで体系的に書いてあるものはなかったので、この1冊で非常に理解が進みます。

2.リスクマネジメント

リスクマネジメントの章で触れられているのは、保険の事です。

いわゆる我々の身近な保険は私的保険といい、大きく3つに分かれています。

  • 生命保険・・・死亡時に受け取るもの
  • 損害保険・・・火災保険、自動車保険など
  • 第三分野の保険・・・医療保険(病気になったときに受け取るもの)

生命保険

生命保険は死亡した時に、残された家族が生活に困らないというのが主な目的です。

生命保険は主に3つのタイプがあります。

  • 定期保険(掛け捨て)
  • 終身保険(一定期間に払い切って生涯保証)
  • 養老保険(老後まで生きてたらお金がもらえる)

○○生命などのプランは大体このいずれかに当てはまるようになっています。
個人的には養老保険は進められませんでしたが、他のは検討する機会がありましたね。

このあたりの保険にはどういった種類のものがあるかを知ることができます。
皆さんの中には、保険は家族に任せていて、自分ではよくわからないと言う方もいらっしゃると思いますが、毎月の固定費になってくる部分なので、無駄が無いか納得して契約するのが良いでしょう。

3.金融資産運用

経済や資産運用についての基礎的な事項に触れられています。

例えば

  • 経済・・・GDPとは?、インフレ・デフレとは?
  • 貯金を守る制度・・・銀行が破産したらお金はどうなるの?
  • 投資・・・株式のしくみ、投資信託など金融商品の種類、投資の仕方、投資にかかる税金について等

4.タックス・プランニング

税金についての知識ですね。主には以下の内容です。

  • 税金の種類・・・国税と地方税がある
  • 所得(収入)の種類・・・給与、株の売買・配当、不動産、事業所得
  • 課税所得控除・・・配偶者控除、生命保険料控除など、課税所得から控除されて節税するための仕組みなど

税金は、上手く仕組みをしっておくと、課税所得をへらすことになり、場合によっては年間数十万ほど得をすることもありますので、支出を減らすための節税術として重要な知識になってきます。

5.不動産

ここでは、不動産という資産(マイホームも)を持つにあたり、
土地の登記や、建物の売買に関するルール、不動産にかかる税金周りの事が書いてあります。

個人的には、不動産はやったことがないので1〜4番ほど、すんなり内容が入ってこなかったです。

やはり、知識があまりなくても一度やってみて勉強になるという部分は大きいですね。
しかし、不動産は上手くやれば比較的に楽に儲かるということで人気ではありますが、だからこそ、悪徳業者がはびこる世界でもあるので、リスクマネジメントをしっかり自分で考え慎重に始めるべきだと思います。

株などは手間も殆どかからないですし、まずは5万、10万から始められますが、不動産は銀行から融資を受けたり、なかなか動く金額が大きいので、大きな失敗をしないように気をつけなければなりません。

6.相続・事業継承

遺産相続や、相続税、生前であれば贈与税などの仕組みや計算方法が記載されています。

生前に片付けておけば後で困らないのですが、人は自分がいつ死ぬかわかりませんし、死後に遺言書がなかったり、権利の事が問題になったり、相続税が払えなくなって国に遺産が没収されたりなどありますね。

また、よくドラマで資産家の子どもたちが言い争う場面がありますが、正にその部分ですね。

一般の家庭であれば、土地の名義がおじいちゃんので、そのおじいちゃんが遺言を残していない場合で、子供が複数いたりすると、面倒なことになりますね。。
兄弟の中が悪かったり、住んでいる場所が遠かったりすると、話し合いや手続きが困難になります。

以上のように、お金をためたり、人生であとあと出会うような場面に必要になる知識が書いてあるので、一度目を通しておいて、イメージしておくだけでも後に生きてくるかなと思います。

ついでに資格も勉強して取ってしまえば、就職などでもそれなりに評価されるかなとも思います。

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