【書評】分断を生むエジソン

ビジネス
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こんにちは、プラズマコイです。
今日は「北野唯我さん」著の分断を生むエジソンについてレビュー、感想を書いていきたいと思います。

過去作「天才を殺す凡人」は目から鱗の内容で、鋭く冷静にビジネスマンのとしての種類(天才、凡人)と、その特徴を物語風にして表現した、非常に好きな作家です。

若く冷静にビジネスを見ることができる実業家だからこそ生み出せる内容かつ、それを物語として読みやすく出来ている部分は脱帽です。

本作は「天才を殺す凡人」の続編の位置づけで語られており今回も、主人公の上納アンナの体験を通じてビジネスマンとして大切な事を教えてくれ、気づかせてくれる一冊になっています。

読むたびに違った場所が心に刺さると思います。今回胸にしみた部分を引用したいと思います。

時代は変化している

ドラッカーは死んだのだ

経営の原理原則は変わらないはず。そんな問いに、時代は変わっていて、経営者と従業員の関係や働き方は変わって、上意下達のような指示では部下は動かなくなってきています。

幸せとは

幸せとは、行き着く所、主観への没入でしかない

これは僕も非常に共感ができます。例えば、仕事でも、プライベートでも、恋愛でもそれに没頭できていることは幸せだと言えるなと思います。

他人の意見(世界)を聞いていても、自分で何かやっている時より楽しいということはあまりないなと思います。

世の中について悟ったとしても、それは幸せにはつながらなかった経験からもそう思います。

自分の世界は身近な5人でできている

「我々はこう思う」とか「みんなこういっていた」というのは概ね周りの5人の平均値から作られるものです。

僕もよく思うのは、普通は、一般的にはどう考えるものなのだろう。

この普通とかいうのは、身近な5人くらいの人が強い影響力を持っているのは納得がいきます。

そして、6人目、7人目と広げていかないと、世界をつなぐことはできないのです。

ここで、没入が幸福であるならば、世界をつなげていくのは、どんどん不幸へと向かっているのかもと思います。

人々には大きく4つの役割がある

本書では4つの国という分け方で図解をしています。

  • 西の国:新しいものを創る人(イノベーター)
  • 中部:管理したり、ルールを制定する人(政治家)
  • 東の国:既存のビジネスを守る人(大企業の経営者)
  • 南部:目の前の業務やオペレーション作業に集中する人(労働者)

そして人口比率は

  • 西の国:1(イノベーターは少ない)
  • 中部:2(政治家もこのくらい)
  • 東の国:10(経営者はそこそこ多い)
  • 南部:100(一般の人はとても多い)

これらは役割であり、本質的にはどこの人が偉いわけではないのです。(資本主義だと中部と、東の国がお金を稼ぎやすいので偉いように見えがちですが)
そして、自分の国が全てではないということを知ることが重要です。

これら以外にも4つの国の王の特徴など、非常にためになる記載が多かったですが、
やはり自らに言い聞かせたいと思ったのは以下の部分です

  • 仕事の役割は優劣ではない(だからこそ上司の指示は意味不明だったりする)
  • 他の世界があるということを意識する

僕の身近だと、
資産運用では、投資怖いという人も多いし(身近な5人はやってない)、
上司は意味不明で高圧的な指示をしてくる事も普通(一度中央集権の組織をつくったら変えたときのリスクの大きさも分かる)

そんな時に、どうしてもポジショントークになってしまいそうなのを、なるべく客観にしたいとなと思いました。

ただ、そうすると主観の世界で生きられないのでそれは幸福という意味ではジレンマなのかもしれません。

これは永遠のテーマなのでしょうね。

天才を殺す凡人も書評しています。

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