【書評】天才を殺す凡人(北野唯我)自分が天才なら、誰よりも強くなるしかない

読書
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こんにちは、プラズマコイです。
今日は、天才を殺す凡人という本を読みましたのでその書評をしたいと思います。

はじめに触れておきたいのは、天才、秀才、凡人(共感者)は優劣というよりも、役割であるということです。

本書は、日頃モヤモヤしている人が、自分を発見して、自信を持って行動するための道しるべになるかもしれないと思いました。

天才を殺す凡人とは?天才は何故殺されるのか?

タイトルの「天才を殺す凡人」とは、
要するに、創造的な意見は多数決でも負けるし、説明力でも負けるということです。

具体的な例でいうと、ユニクロの柳井さんの著書で「一勝九敗」というものがありますが、タイトルの通り創造的なものは9割失敗するということです。

理由としては、ビジネスのプランニングや実行方法、実施のタイミングなど、成功の変数が複雑なためで、要はやってみないと分からないという側面が、創造的な行いには付属します。

そして人や組織は、失敗をすることは許容できません。これはプロスペクト理論という人の行動原理により、人は成功することより、失敗しないことを優先するということが証明されています。

天才、秀才、凡人でこの誘惑に打ち勝てるのは天才だけです。そして天才は多かれ少なかれ、天才の苦悩を抱え、それを乗り越えることにより成果を出します。

本書のテーマは、天才を守るため

現在の社会(主に日本でしょうか)の基本構造を説明した上で、世の中を良くするための創造性(天才)を守るというためには?というテーマ、使命感を著書からは感じます。

そのため、この記事では天才がどう生きるかにフォーカスして思考を深めて行きたいと思います。

人には3つのタイプがある

改めて、著書内では人には3タイプに大別されると言われています。

天才・・・創造性を軸に行動
秀才・・・再現性を軸に行動
凡人・・・共感性を軸に行動

そして私は、タイプとしては天才に当てはまると思います。
その意味において、とても共感ができました。


天才の孤独。天才は強くならなければ生きていけない

というのも、私は、世間一般が思っているような、なんでも出来るような天才ではないですが、やはり創造的なものを好むという性質があり、その結果、長い間組織や社会に馴染めない、孤独感を味わってきました。

そんな中20代は毎日不満を溜め込んでいましたが、大量の読書と、仏教の教えを学ぶことにより、精神的にある程度自立して、強い心や諦念を会得することができるようになりました。
自分の意思で行動し、幸せを感じる部分も多くなりました。

自分で言うのは恐縮ではありますが、そういった体験から、
天才の創造的な意見は大企業では以下の図のような形で潰されます。これを天才を殺す凡人という言葉で表現しているのです。

  • 凡人は、天才が見ている景色がわからないので、許可することができませんし、
  • 秀才は、天才はKPIで新しい景色の価値を表現できないので、実行しないよう論破することができます。
http://blog.livedoor.jp/shinkozo/archives/54859853.html より

多数決では天才は負ける

日本は成熟した社会ですので、ベンチャー企業が乱立するというより、創業○○年の中小そして大企業が数多く存在します。

そうすると、昔は経営者のひらめきでビシバシ決めていけたものが、
創業者が経営者として引退して、次に、秀才が引き継ぎ、着実に事業を広げていくといった方法です。

わかりやすい所ではAppleですね。
スティーブジョブスがiPhoneやiPadをつくって、
ティムクックがそれらを拡販していくといった例がそれにあたります。

これはビジネスとしては必然のフェーズであり、製品のライフサイクルである
「導入期、成長期、成熟期、衰退期」
このエッセンスが企業全体にも当てはまります。

成長期、成熟期は、事業にイノベーションが求められないので、一般社員に天才がいてもその意見はその他の多数決や論理に抑えられてしまいます。

天才が活躍する条件

逆境的な要素が必要

天才が活躍するには事業のフェーズが以下の場合が、タイミングとして向いています。

  • 導入期・・・ベンチャー企業など、失うものが少ない場合
  • 成熟期・・・事業の先細りが見えてきて、経営者のリスク許容度が高い場合
  • 衰退期・・・生き残りを賭けてリスクを取る必要がある場合

天才にとって、時代が追い風になっている

上記のタイミングでなければ、自分を殺して、秀才や凡人になるか、もしくは起業して導入期になるしかないです。

ですが、昨今は、日本全体として、人口減少による衰退期のフェーズなため、
大企業でも、新しい風を求めていたり、ITスキルの高い社員が必要になってきたりと、社会全体としては、天才が活躍しやすい状況になってきています。

東証1部上場企業は成熟期以降である

近年は大企業でも安泰という空気感は薄れてきていますが、それでも、大企業はメインの事業が成熟期か衰退期である場合が多いです。

その理由も、単純に競合が増えてきたという部分もあれば、人口が減ってきていて日本全体が構造改革を迫られているといった側面もあります。

天才は強く、己を信じていくしかない

天才は、他人に共感されにくいので、著書内のような、自分をフォローしてくれる人を見つけるとだいぶ楽になって、成果を出しやすいです。

しかし、小さな協力者はいても、結局は自分で運命を切り開いて行く必要があります。それが天才の生き方というものです。

天才が持つべき重要なスキル

そのために必要なスキルはおかしいと思った意見を「聞かない、無視する」これです。特にもともと共感性が低い場合は無理して共感力を伸ばして凡人になる必要はありません。

新しいことをやる時は、創造しなければならないので、なるべく自分の思うようにやることです。

上司などが、ツッコミをいれてきたら、敵を作らないように歩みよることも必要でしょうし、少しずつ自分の色をだしていくといった形にしていくのもよいでしょう。

もし自分が天才であったら、凡人や秀才の上司ではそのあたりは理解できないので、さっさと諦めて、自分が自由にできるところを見つけて、そこに労力を割くようにしましょう。

自信をもって勝手にやるために、知力をつける

上記で、必要なスキルは「聞かない、無視する」を挙げましたが、これを判断できる知力や教養がなくてはいけません。

つまり、天才は幅広い情報や考え方に触れて、物事の本質を肌感覚で理解できるように感度を高めておく必要があります。

そのためには、読書、TVや映画鑑賞、youtubeなどで様々な情報、考え方をインプットして、
ブログや他人との会話などでアウトプットすることです

そうやって自己の生き方を固めていき自信をもって実行できる、意思の力を身につけるのです。

最後に

まとめとしては、天才は強い心と自信を持てるように努力しないと幸せになれないという結論ですが

あんまり天才って書いていましたが、冒頭に書いた通り、本当に、天才というのはあくまでタイプの事で、

同じ個人でも、例えば以下のように状況により、それぞれのタイプを使い分けているかなと思います。

  • クリエイターとしてであれば、天才(創造性)
  • 管理者やコーチとしては、秀才(再現性)
  • 異性や友人と話すときは、凡人(共感性)

読後に補足として以下もどうぞ
僕たち凡人はどうしたらいい?「天才を殺す凡人」の著者に相談したら“勘違い”を指摘された

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