映画

ドラクエ5の映画版を見れた幸せと、大作を原作に持つことの難しさ

こんにちは、プラズマコイです。
今日は、ドラクエ5の映画版「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」を観てきましたので、レビュー・感想を書いて行きたいと思います。

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この映画は大人向けか?子供向けか?

冒頭のシーンから、メインのユーザーはスーパーファミコンでドラクエ5をプレイした世代なのかと思ったのですが、どうも内容やストーリーを見ていると、未プレイの小学生向けの映画なのかなと思いました。

つまり、以下の要素を詰め込みたかった映画だと思います。

  • リアルタイムにドラクエ5をプレイしていた大人をターゲットに入れる
  • 子供も十分に楽しめる
  • 2時間ほどの尺に収める(前後半ではなく1本で終わらせる)
  • 最後に意外な展開を見せる

前半は、ダイジェストのような流れ

ドラクエ5は幼年期のほうが作品を通しても短めに設定されている関係からか、非常に短く端折られています。

この事から、映像作品としては辻褄は合っているのですが、どうも物語に感情移入できず、上滑りをした感覚になってしまいますね。

それでも過去にプレイした大人なら、このドラクエ5の世界に綺麗なCC映像で今この瞬間で触れられているのは幸せだと思います。

しかし、隣の席に子どもたちのグループが居たのですが、やはりどうも要領をつかめないようで、どこか持て余しているように感じました。

後半からがドラクエ5の醍醐味のシーン

後半からは流石にドラクエ5(ちなみにドラクエ5が僕の最も好きなドラクエです)
子供たちも引き込まれはじめ、クライマックスの戦闘シーンなどは見ごたえがありました。

しれっと最強の魔法が出てきたときはちょっとだけ違和感を感じましたが、許容範囲内でしょう。

ちなみに物語や登場人物の性格は、原作をベースに置きながらも、多少映画オリジナルな設定になっています。

【総評】ありがとう、だが3部作で見たかった

まとめとしては、ドラクエ5を映画でみせてくれてありがとう!という気持ちがまずはじめにあります。

個人的には、もう一度ドラクエ5をやろう、そしてビアンカと結婚しようと思ったのです。

しかし課題や惜しさも感じました。

興業として成立させるために、有名俳優を声優に起用せざる負えない(それが全くだめではないですが)事情や、3部作にしても良いほどの素材ですが流石にそこまでのヒットが見込めないといった関係から、1本にまとめざる負えない事情。

また、ファンが付いているものですから、スター・ウォーズのファントム・メナスのように過剰に反応してしまう側面も考えられます。

ただ最後に言えるのは、

ビアンカがとても魅力的に描かれているのは満足です。

原作+デボラの性格がいい感じにマッチしていて、この部分だけは手放しで喜べる部分でした。

今回もありがとうございました(^^)