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【要約】ひろゆき著「叩かれるから今まで黙っておいた世の中の真実」

こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)

今回は「2ちゃんねる」創始者で有名な、ひろゆきさんの著書である
「叩かれるから今まで黙っておいた世の中の真実」を要約、意訳していきます。

プラズマコイ

今の日本をぶった斬ります!

本書では、日本人の皆さんが知らない、あるいは都合が悪いので目をそむけている「今の日本の不都合な真実」にスポットを当てて忖度なしで発言されています。

▼ 興味を持ったら是非、実際に手にとってみてください ▼

物価が”安い”国ニッポン

皆んなは国内の事なのでが意外と知らないですが、
日本は物価が安い国です。

プラズマコイ

日本は賃金があがらないので、物価も上がらず、
世界的にみたら安い国になってしまいました。

ダイソーの価格
日本100円
中国153円
シンガポール158円
アメリカ162円
オーストラリア208円
タイ214円
ブラジル215円
出典「価格が映す日本の停滞」日本経済新聞 2019年12月10日より

日本の「世界競争力ランキング」も低下中

2020年の世界競争力ランキング(スイスIMD調査)では

日本の世界競争力ランキングは63カ国中の34位です。
これは前年から4つランクを下げていて、
日本の働き方が非効率だという事が改善されていません。

長く勤めているというだけで中高年を管理職にしている日本

現代の日本は、経済が成熟しているため、
ただ物を作って売るだけでは、世界的に存在感を出していけません。

また、今の「会社」には、基本的に優秀な人は集まりません。

優秀な人は個人で稼ぐ力があるので、わざわざ会社から「給料」をもわなくても、個人でそれ以上の収入を得ることができるのです。

そうなると会社に残っている人がどういう人かというと、
基本的には個人で稼げない人ということになります。

そうなると、今までの会社を知っていて、発言力が高い生え抜きの中高年が管理職になりやすいのです。

実力主義にしないと未来はない

ひろゆきさんは「2ちゃんねる」を立ち上げたとき、他の同系のサービスに勝つために、働く時間は関係なく、どれだけ利益をだせたのか?を重視していました。

プラズマコイ

注いだ時間や労力は少なくても、成果を出すことが重要な事は言うまでもありませんね。

世界は貧乏人とお金持ちに二極化していく

ここで、貯金に関する面白い調査を紹介します。

「生命保険文化センター」の調査で、
単身世帯の半分は45万円以下の金融資産しか持っていないというデータがでています。

一方、平均値は645万円です。

これは、少数のお金持ちによって、平均値が引き上げられているのです。
そして、今後は日本の労働者の働き口が、機械や海外の安い賃金に置換えられていきます。

つまり、より格差が広がっていくのです。

プラズマコイ

なるべく早く投資を初めて、資本家の側にまわることが大切です。

自分の専門性はAIや海外の人材に置換えられるものか?

殆どのひとが、自分の専門性を一定以上、信じているでしょう。

これらの専門家は安泰か?

  • マーケティングスキル
  • プログラミングスキル
  • デザインスキル
  • マネジメントスキル

マーケティングスキル、プログラミングスキル、デザインスキル、マネジメントスキルといったそれぞれのスキルがあります。

しかしこれらは今後、
本当にAIや国内外の人に代替されないスキルでしょうか?

そう考えられると、多くの人の仕事は、賃金が安い国が外国にある以上、
専門性は無いと考えられます。

そして、富裕層や経営者といったお金持ちは、
今後、安い労働力に、コストを映すことになってきます。

つまり、ここでも貧乏人とお金持ちの二極化が今後ますます進んで行くと予想ができます。

出生率を上げなければ日本に未来はない

高齢者の医療費など、社会保険料は基本的には現役世代が負担しています。

また、犯罪を犯した人は刑務所にはいるのですが、
刑務所でならご飯が三食きっちり出てくるので、
高齢者の場合そのために、再犯をする人がいます。

そのお金も税金で出しているため、
結局は罪人のご飯も現役世代が出していることになるわけです。

これを解決するには、高齢者を減らす事が出来ないので
出生率を挙げるしか無いわけです。

ビジネスで成功するには「正しい場所にいる事」が大切

例えば、有名な日本人の元プロ野球選手にイチローがいます。

イチローはプロ野球という場にいたから有名で大成功したのであって
例えば陸上であったらこれほどの成果を出せなかった可能性もあります。

このように、どの場所で活躍するかは、お金を生む観点としては非常に重要なのです。
そのため、株式投資でも、常に時代によって人気のテーマがあります。

世の中の経営者で成功した人の多くは、
たまたま時代に合った仕事をしていただけで成功したという人も多いのです。

最低賃金があがると、結局人が損をする

今は、経済新聞で、毎日のように給料のベースアップを労働組合が求める記事を見かけます。

そこで思うのですが、最低賃金があがると「結局人が損をする」ことになるかもしれません。

理由は「AIによる機械化」を助長することになるからです。
人件費のコスト高いし、人なので文句を言ってきたりと面倒から機械にやらせようとなるわけです。

AIは24時間働いてくれますし、福利厚生も要りません。
これが機械によって仕事が奪われると言われれいる真実です。

「働き方改革」も働き方をスライドさせただけ

働き方改革が近年叫ばれています。残業をなくして、ライフワークバランスを取りましょうといった活動などです。

しかし、働き方を自由にしたわけではなく、
強制的に時間を短くしただけという側面も多くみられます。

簡単に言うと、上司が「早く帰れ!」と部下に言うだけってことです。
そうなると例えば、本当はもっと働きたいのに働けない人もでてくるわけです。

イケて無い「全体主義」という考え方

今は皆んな一緒でないといけないという「全体主義」の考え方が根本にはあります。

確かにその方が管理が楽というのはあるでしょうが、それでは、会社も個人も得をしないので根本的に問題は解決しません。

今後は働き方を「個人単位で自由化」することが必要になってきます。

フリーランスは「未来の働き方」の実験

働き方改革により、企業の人は生産性が高まらないのに業務時間が減ってしまいます。

そうなると、企業は業務を外注に頼るようになります。
企業はそうやって、時代に合わせてパートナーを変える事ができるからです。

その結果、フリーランスや、中小企業に仕事が流れて「ブラック業務」がそちらにスライドをします。

しかし、フリーランスは、自分の長所を活かして仕事をするので、
上手く休んで、上手く働く事ができる場合もあるので、ブラックな働き方になるかどうかは、人によります。

フリーランスならリモートワークは当たり前だった

新型コロナウィルスの影響で、企業の働き方にもリモートワークが広まりました。

しかしフリーランスの人は、コロナで進んだリモートワークを、元々実践していたようなものです。

そういう意味でも、フリーランスは会社員に比べて
社会の実験的な働き方と言えます。

今後、その「実験結果」により、フリーランスっぽい働き方が会社員にも浸透してくるでしょう。

プラズマコイ

ジョブ型雇用もその流れですね。

学力は環境による要因が大きい

本書では「東大の子は東大というのは正しい」という見出しが載っています。
努力が報われたのは、決して自分だけの問題ではなく、
それを支えられる環境があったからです。

人は一発逆転のストーリーが好きですし、
貧乏でも東大に合格することは不可能ではないでしょう。

しかし、自分の部屋が与えられて、塾にも行ける子供と満足に集中できる学習環境が無い子供では、
学力に差がでてしまうのは当然です。

個人の努力が報われたのは、主に両親など家族の応援があってこそというわけです。

プラズマコイ

周りのみんなのお陰っていうのは、本当にそうなんですね_1

そういう意味でも、金銭的に余裕がある家庭の子の方が学力があがりやすいのは当然と言えます。

私立の学校の面接は、子供より親を見ている

先ほど、子供の学力は、主に両親などの家族の応援があってこそと書きました。

それの重要性が、本書では私立面接のエピソードで語られていました。

子供の学力は、あとで十分伸びる可能性がありますが、それは親次第ということです。

そのため、両親の人柄などを見たほうが判断しやすいということです。

特に幼稚園、小学校などでは子供の伸びしろは無限大ですので、親を見るのは当たり前なのです。

教育に「○○禁止」は逆効果

人は、何かを禁止されるとそれを逆にやりたくなるものです。
行動心理学で「カリギュラ効果」と言います。

親と子供では社会的地位が親の方が強いので、
罰やルールで縛るのは、簡単ではありますが・・・

子供はいつか自分で考えなければいけません。

そのため、
「あれはダメ、これもダメ」と禁止するより、
どう付き合って行くかを一緒に考えるようにする事が大切なのです。

また、親自身が、子供の時にそうやって決めつけられて生きてきているので、それしか方法を知らないということもあります。

お金の教育など、必要なことは学校以外で学べる

今は、YouTubeで金融教育の番組がたくさんあります。

リボ払いの恐怖などはそこで見られますが、それでも殆どの若者は、投資の重要性や金利のパワーを知りません。

金融教育は学校では教えていない重要なものの代表例ですが、

プロ野球のピッチャーでも大学にはいってからYouTubeで学んで150kmのボールを投げる事ができた例もあります。

「自分にとって何が必要か」がわかっていて、実践する力があれば、教材はYouTubeでもまなべます。

もっと身近な料理や掃除でも方法がYouTubeで公開されています。

これからの時代は検索力が大切

先程、YouTubeでも学べると書きました。

YouTubeで学ぶためには、自分が探している情報に、
要領良くたどり着くための検索力が必要です。

そのためには、これからの時代は、すぐ忘れてもいいので記憶力よりも検索力が必要なのです。

「デジタル・ネイティブ」は「パソコン・ネイティブ」ではない

最近の大学生は「なんでもスマホでやってしまう」というエピソードがあります。

大学のレポートも、パソコンで書くより、スマホでフリックした方が速いということです。

これは完全に世代の問題でしょう。

パソコンに慣れる前に、スマホになれてしまったら、スマホの方が何でもやりやすいのです。

そういう意味では、デジタルネイティブでも、
会社に入ったら、パソコンが使えないということも十分ありえます。

現在では、スマホアプリよりもパソコンの方が出来ることが多いのが現実です。

オフィスワークや動画編集などでプロレベルの作業をしようと思ったら、
やはりパソコンスキルは必要という事ですね。

日本の地方財政問題は「名産品」を売りにして観光客を呼ぶことが大切

日本は、新型コロナウィルスで多少緩やかになったとしても、
国全体としては、人口が減少するななか、今後も東京などの都会に人口が集中することが予想されています。

その場合、税金をその市町村に収める人がいなくなるので、地方の過疎化が進んでからもインフラを保持することが難しくなてきます。

それを解決するには、その地域の「財産を目玉として打ち出して」観光客を呼び寄せてお金を落としてもらう仕組みが必要になってきます。

高齢化社会の問題は「1人1票」の投票券では何も変わらない

日本は高齢化社会が進んでいます。

そうなると、選挙の制度が今の1人1票では、当然高齢者など「社会保障にすがって生きている人」にとって得になるような政治しかできなくなってしまいます。

そのためには、この1票の重みを変える必要があります。
しかし、政治家は、お金持ちや富裕層の政治献金で成り立っていいます。

そしてお金持ちには高齢者が多いということから、なかなか一筋縄ではいかないのが、政治の難しい所ですね。

人の意見を気にしすぎない

Twitterで有名人が炎上するニュースがあとを経ちませんが、
炎上をさせている人はたった1%という調査結果がでています。

つまり「趣味が怒ること」という暇な人が一定数いるということです。

これはネット上で顕在化してますが、リアルの場でも同じようなものなので、他人に批判されても、Twitterでちょっと炎上したくらいで流せば良いこともあると思います。

【まとめ】世の中の常識や正解は常に変化をしている

プラズマコイ

何となく決まっている常識を疑え!

もはや世界的には日本という国は成熟した国で、人間の年齢でいうなら「おじいちゃん、おばあちゃん」です。

正解は時代によって常に変わりますし、日本という国はその流れから取り残され続けています。

本書では意外と皆んながしらなかった「真実」がたくさん書かれていますが、そういった「不都合な真実」を日本のニュースが流す事はあまりありません。

皆さんも「これって本当なのかな?」と調べる癖をつけて、
情報を自分で判断できる「検索力」を身に着けましょう!

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