【書評】ファクトフルネス – 【私達は、事実を元に判断できないということを知る】

読書
スポンサーリンク

こんにちはプラズマコイです。
今日は、ファクトフルネスを読んでみた感想、気付きを書いて行きたいと思います。

まず、この書評は、我々サラリーマンが、ビジネスに役立つという視点で書いています。
それはこの記事の結論として、本書の結論とは多少違った視点になります。

書籍の結論と、私の気づき

本書の結論としては、以下の人が持っている10の本能の解説とその抑え方を解説しています。

第1章 分断本能 「世界は分断されている」という思い込み
第2章 ネガティブ本能 「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み
第3章 直線本能 「世界の人口はひたすら増える」という思い込み
第4章 恐怖本能 「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み
第5章 過大視本能 「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み
第6章 パターン化本能 「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み
第7章 宿命本能 「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
第8章 単純化本能 「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
第9章 犯人捜し本能 「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み
第10章  焦り本能 「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
第11章  ファクトフルネスを実践しよう

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784822289607 より

そして私の本書の最も深い造詣としては、
「自分も含め全ての人はこの前提で動いているという事」を教えてくれたこと」
だと思いました。そしてこれは「今後も変わらない原理原則」」なのだと。

もちろん自らは、これらを抑えるテクニックを、日常の様々な部分から学ぶ必要はありますが、
おそらく周りの殆どの人は、
この本書の「少なくとも何れかの本能に忠実に生きている」そして今後もそれは変わらないということです。

皆さんの周りにこの本能を抑えられている立派な人は、自分も含めて何人いるでしょうか?

今回はこの視点から、
一般的な日本人サラリーマンにとって、
この記事が、
どのような具体的な学びを与えてくれたのか、
を記事していく形で進めていきたいと思います。

ファクトとは?

まず、ファクトフルネスとは、ちゃんと事実に基づいて考えましょうねということです。

ファクト・・・事実
ファクトフルネス・・・事実に基づいてものをみる

ファクトを調べ上げるのは難しい

ここでは、ファクトフルネスをちょっと否定してしまおうと思います。
(本書内ではファクトフルネスでない行動を許すことも重要としています)

というのも、事実を基に考えるというのは、とても素晴らしいことですが、特にビジネスの場面での数値など、意志決定に関連する要素を全て集めるのは非常に困難だということです。

今は検索すれば全てが出てくるとは言われますが、
検索して必要な情報を集めるまでには、時間がかかります。

そして実際はドラマのように、キーボードを弾いたら求める結果がすぐに出てくるわけではありませんし、それを何回も繰り返すのです。

そうやって情報を集めているうちに疲れてしまいます。

ファクトを認識して、そこを起点にすることは重要

とはいえ、事実をもとに企画を考えたりすること自体は有用です。
ファクトフルネスの正しい使い方とでも言いましょうか。


この方法自体はまた別記事にしようかなと思います。

記事内の各章での気付き

第一章 分断本能

分断本能というのは、貧困な国のとそうではない国の2つであるという思い込みになりがちといった要素で使われていましたが、
私への示唆としては、人は「二項対立」を求める生き物だということです。

  • 私達とそれ以外の人達。
  • 正義か悪か。
  • 頭が良いか悪いか。
  • 右か左か。

これは第8章で出てくる「単純化本能」とも似た所があって、この感覚の方が共感しやすいですね。
私は人は複雑なものをそのまま複雑に処理は出来ないと思うんです。
それは、同時に複数の事を行うことが困難なように、
思考も要素を一つずつ片付けていくしかないからです。

第二章 ネガティブ本能

先程の人は「二項対立」にしたがるという部分も絡んできますが

  • 今は悪い状態である
  • 状況は良い方向に向かっている

この2つは共存するということを本書では唱えています。

人は、良くなっていると安心してしまいがちです。
また、悪いというキーワードがあると、それだけで悲観的になってしまいがちです。

どちらかというと、人は痛みの方を強く感じるのでネガティブ寄りになってしまますが、現状を冷静にみて、やるべき事を見つけ出せるようにならなければと思いました。

第三章 直線本能

これはどんなものでもまっすぐ伸びていくとか、いう連想をしがちだが、そんな事はないということ。あまり個人的には引っかかるものがなかったですね。

第四章 恐怖本能

人間は感情の生き物です。どんな判断も感情が入ってしまう人が多いのですが、その中でも恐怖とは非常に強い本能です。

ホラー映画が苦手な人は、この本能が強く刺激されるからですね。(私もホラー映画は苦手です)

本書では、この恐怖本能に打ち勝つために
「リスク = 頻度 ✕ 危険度」であることを意識しようとあります。

これは、ホラー映画には多分効かないと思いますが、
例えば、生命保険が本当に自分にとって必要か?と考えるには良いでしょう。リスクを正しく認識することが重要になってきます。

ちなみに保険については個別に記事化しています。

第五章 過大視本能

これは、自分の発見や体験をついつい盛って話してしまう衝動ににていると思いました。

たまたま発見した事は、比較したり、割り算をして比率にしたりすると、そこまで大した事ではなかったりする。

これを回避するためには、80:20のルールを考えてみると
多くの場合、全体の20%が80%の成果をあげていたりする。

会社の場合だと、20%の人で80%の売上をあげているといった構図です。

もちろん会社の場合、必要な間接部門などがあり、一概には計算しにくいですが、往々にしてこういう側面があるというのは意識づけても良いと思います。

第六章 パターン化本能

人間はパターン化、日々の意志決定を簡略化、効率化する生き物です。

ファッション業界では、性別と年齢の組み合わせでF1層などと呼称して、この属性は思考パターンがこのタイプだからと、決めて、それに沿ってビジネス展開したりしますね。

成功体験も、成功パターンという言葉があるように、人はパターン化して、少ない労力で、効率的に成功を量産しようとします。

これはこれで、波にのっているときは良いのですが、
全てが永遠に今のパターンに当てはまるわけでないという事を意識しないと時代遅れの人材になってしまうという示唆がありますね。

パターン化とフレーム化

本書では人間はパターン化して、思考の枠組み(フレーム)を作らないと物事を伝えたり、進めたりすることができると伝えてる一方、

まったく違う人達を一括りにしてしまい、ビジネスチャンスを逃してしまうという警鐘も鳴らしています。

パターン化、フレーム化の例としては

  • 成功者になる7つの法則
  • 30代女性はスイーツが好き
  • 初心者は安いものを、上級者は高いものを好む

こういった形でくくって、商品を訴求する形をとる場合が多いですね。

ただ、今後はそういった性別✕年齢といったジェンダーの分類ではなく、
例えばAの商品とBの商品を買ったという行動を基に分類したりなど、違った分類の仕方を考えたり、このパターン化で本当に大丈夫かということを疑う重要性が言われています。

特に人間関係やコミュニケーションにおいては、自分が常に正しいと思いがちなので、ここは都度都度、自分は正しいのか?と問うのが大事ですね。

第七章 宿命本能

人は生まれながらにして能力、才能、運命はきまっている的な考えはなしですってことですね。人は変われますし、蛙の子は蛙ってわけではないなと思います。
私としても非常に共感ができまして、父は昔ながらの頑固おやじですので、まったく会話が合いません(笑)

そして、宿命本能からの脱却には、行動ですね
本を読む、自分の意見を言ってみる、といった形で自分の人生や行動を選択することが大事です。

もう1点、男は働くもの、女は家事をやるものといった固定観念ももう古いですということです。

第八章 単純化本能

ここでは、一方の視点で物事を見ずに、様々な視点から考えましょうという内容でありました。
数字だけに頼らず、人々の生活、行動原理などから物事を理解しようといったことです。

人は単純に物事を見ることは避けられない

世の中や、人間関係は非常に複雑です。そのため、考え方も複雑なれれば良いのでしょうが、

人は物事を複雑なまま議論して、ゴールに導くことができません。
一つずつ議論のポイントを分解して初めて物事を考えることができます。

そして単純化できればできるほど、人が意味を理解しやすいです。

近年は企業のメッセージも、わかりやすさが重要視されています。
そしてわかりやすいメッセージは単純なメッセージです。

こういった側面から、単純化本能とは上手く付き合っていけると良いと思います。

第九章 犯人探し本能

犯人を見つけて、責めても物事は解決しないので、
「罪を憎んで人を憎まず」のスタンスで、失敗を許すことが必要ですね。

なぜならば、例えば、ジャーナリストや映画制作者たちは、失敗をすることがあります。その時、それを許すことが重要ですね。

第十章 焦り本能

焦るとロクなことがないということです。
焦ると冷静に行動をすることができないため、データを重視したり、深呼吸をしたりしましょうということでした。

これはまぁそうですね(笑)

以上になります。長文になってしまいましたがお読みいただきありがとうございました。

コメント