こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は、今注目の「デザインアート思考」というビジネス手法を解説している本を紹介したいと思います。
全てのビジネスパーソンが「顧客の共感を得られて」「自分が主体的に仕事を進められる」そんな仕事やサービスを実現したいと思っています。
そんな「楽しく仕事をしながら」「人気のサービス」を生み出すにはどうすれば良いのか?
そのための考え方や方法をこの本は示してくれています。
巻末に、これからの時代を作る人になるにはどうすれば良いか?という佐藤可士和さんとの対談も掲載されていて、そちらも読み応えがありますね。
- 社員が主体的になってくれないと悩む経営者
- 新しいビジネスや企画のアイデアを生み出したい会社員
- モノを生み出すクリエイター(ライター、デザイナー、エンジニア)の方
▼ 興味を持ったら是非、実際に手にとってみてください ▼
デザインアート思考とは?
デザイン思考と、アート思考の組み合わせ
つまり、両方の良い所を組み合わせた考え方
まず、デザインアート思考とは何でしょうか?
デザイン思考とアート思考を組み合わせた物です。
- デザイン思考・・・市場分析など、マーケティングを行うことで、顧客の需要を探る営み
- アート思考・・・発案者の「こんな世界を実現したい」という想いを、ビジョン(目的)にする営み
デザイン思考 | アート思考 | |
---|---|---|
導き出し方 | 頭の良い人が「◯◯分析」を使って導き出す | 個人の思いつき |
アプローチする視点 | 顧客の欲しいものを探る | 発案者の”こうしたい”を叶える |
類似の考え方 | 顧客志向 (マーケットイン) | 製品思考 (プロダクトアウト) |
デザイン思考とは、顧客が求めているものを分析する事
従来はデザイン思考で「顧客が求めているもの」を発見する手法だけを行う事が主流でした。
そのために、ビジネスではさまざまな分析手法が用いられ、
お客さんの欲しい物を探るという行動を行いました。
これは今も現場にで使われている古くからある考え方です。
しかし、今の時代ではそれだけでは、サービスがヒットしなくなり、ものが売れなくなったのです。
アート思考は、その人の実現したい世界(アート思考)を応援するためにお金が払われる
今は、物やサービスが選ばれる要素として「その人のビジョン(アート)に共感できるか?」が重要な要素になってきています。
アート思考は少し馴染みがない考え方かもしれません。
例えば、最近人気のお金集めの方法として、クラウドファンディングがあります。
これは、発案者が「実現したい商品イメージ」を具体的に見せて、その活動に共感した人が出資をするという仕組みです。
つまり発案者のアート(ストーリー)にお金を出すのです。
逆に言うと「最新のテクノロジー」や「全く新しい機能」では人の心が動かなくなってきている事が挙げられます。
ちゃんと、これは意義深い商品だよ!って伝えないと
「人の心が動かない→物が売れない」って事ですね
デザインアート思考は、優れたリーダー使う手法
優れたリーダーはデザインアート思考を使っています。
ここでは、デザインアート思考で使われる、3つの言葉の定義と意味を紹介します。
デザインアート思考は突き詰めるのこの3つを実施する活動なのです。
言葉 | 意味 |
---|---|
ビジョン(目的・why) | 理想の世界観の可視化 (このプロジェクトの存在意義) |
コンセプト(方針・how) | 理想の世界を実現するために、 メンバー全員で共有する「開発の方針」 |
トライアル(試行・what) | 開発の方針に則って考案された、 具体的な商品・サービス |
デザイン・アート思考は「ビジョンが全て」
デザインアート思考では、最終的に生み出された「ビジョンが全て」になります。
ビジョンが優れていれば、社員やメンバーなどのモチベーションが高まり、
商品やサービスを利用する顧客の共感も得られます。
巨大サービスTwitterも、創業者のちょっとした欲求から生まれた
たとえば、今日本でも人気の巨大サービスTwitterですが、
生み出したのはアメリカ人の「ジャック・ドーシー」たちです。
彼らのビジョンは「母親に対して、自分が今日どうしているのかを簡単に伝えるツールが欲しい」といったなんとも個人的な、些細とも言える欲求でした。
しかし世の中には「家族や、友達にたいして、自分の思った事、考えたことを気軽に伝えたい」という人が沢山いたため、大ヒットサービスとなったのです。
【まとめ】デザインアート思考なら、あなたの「小さな不満」がきっかけで大きなサービスが生まれる
この記事では「デザインアート思考の考え方」の”超重要な部分のみ”を要約してまとめて要約しました。
他にも本書には例えば以下のように「考え方」や「具体的なデザインアート思考の作業方法」まで丁寧にかかれています。
- 何がウォンツで、何がニーズなのか?それぞれの言葉の意味の違い
- ビジョンとは何か?どうしたら伝わるのか?
最後に1つ重要なのは「あなたが”こうしたい”と言う事を馬鹿にするような文化からは良いサービスは生まれにくい」ということです。
個人の欲求は、他の人も同じ様な欲求を抱えている場合は多いはずです。
こういった、自分の小さな不満をすくい上げて、サービスにつなげていくことが大切なのです。
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デザインアート思考は、どちらかと言うとアート(個人のストーリー)を重要視する方法です。
つまり、個人の思いつきなんですよね。
そ言ういう意味では「考える術」のアプローチと繋がる部分があります。
【売上や利益、市場シェア率はビジョンではない】
ビジョンというのは、誰もが「ワクワクするもの」でなければいけません。
そのワクワクがモチベーションになり、
社員やPJメンバーは、主体的に実現に向けて行動できるようになるからです。
そのため「売上や利益は企業が存続するためには重要な指標」ですが、
それが世の中の為になっていることの証明にならなければ、
関係者のモチベーションにはならないのです。