こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
主に独身男性が幸せに過ごす方法を書いています。
今回は「不動産会社 ディアライフ」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
ディアライフは、都内を中心に投資用マンションを開発し、販売しています。
また、不動産関連の営業系・事務系スタッフとして、女性の人材派遣も行っていますね。
「ディアライフ(証券コード 3245)」の収益体質、財務状況を調べていきます
高配当株であるディアライフ。
2020年9月15日現在で、予想配当利回りは4.84%です。
YouTubeの動画(リベラルアーツ大学) で紹介されていた方法で企業の財務分析をしていきます。
チェックの目的は「今後も安定して配当金を出すことができるか?」になりますので、目的が違えばこれら指標の解釈も変わってきますね。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
「ディアライフ」の財務を見ていきます(^^)
売上(上昇トレンドであるか?)
売上はここ5年でかなり上がった
配当金を出してもらうためには、
「売上高が少なくとも維持」できていないといけません。
ディアライフはここ5年で急速に売上が成長をしています。
営業利益率(10%以上は欲しい)
売上から経費を引いたのが「営業利益率」です。
営業利益率は10%は欲しいと動画内では言われていますが、
ディアライフは「直近5年は常に10%を超えているので合格点」かと思います。
売上があがった2015年から10%は常に超えている
EPS(一株当たり当期純利益)
ここ5年で上昇傾向
1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。
要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことですね。
ここ5年は上昇気味なので順調です。
欲を言えば過去に分析してきた蔵王産業やNTTドコモ、KDDIは
EPSが100円を超えていたので、まずは100円を目指して欲しい所です。
配当金(高いほど良い)
配当金は「株を持っていると貰えるお金」ですね。
ここ数年は増配傾向ですね。
2019年はもっと減配をする手もあったかとは思いますが27円と株主還元の意思を示しました。
配当は業績次第といったところですね。
直近ですと2020年9月15日に減配を発表していて翌日の株価はストップ安でした。
配当性向:配当金÷EPS
「稼いだ利益のうち、配当金を何割くらいだしている?」という指標が配当性向
日本企業の目安は一説では30%くらいと言われています。
配当性向:儲けたお金を株主に還元する割合じゃな。
直近では配当性向があがっています。
会社の公式ホームページによると配当性向は40%を目安とするとのことです。株主還元の意識が高い企業ですね。
不動産業界ということもあり、
配当利回りも高く、高配当株として魅力な企業ですが、
振れ幅も大きく、予断は許さない状況ですね。
自己資本比率:高いほど良い
50%なのでまずまずといった所でしょうか。
自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。
ディアライフの場合は、年々自己資本比率が増加傾向にあるので、安定財務に向けて成長中ということですね。
ここは好材料と見てよいでしょう。
フリー・キャッシュフロー
販売用の不動産開発に余念がないですね。
勝負をかけています。
フリーキャッシュ・フローは簡単に言うと「今年、現金がいくらプラスになったか?」の数字です。
私達の家計と同じで「収入 – 支出」がプラスならどんどん現金が積み重なっていきます。
また、銀行から借りたりしても現金はプラスになります。
ディアライフの場合は、過去最高で現金がマイナスです。
これは商品である「販売用の不動産の仕入れや開発を行ったため」ですね
翌年、期待通り不動産が売れてくれればOK
売れてくれなければピンチかも
2016年も同じ様にフリーキャッシュフローが27億円マイナスになっています。
そこで仕入れた商品を2017年、2018年の販売で回収をしているということですね。
今回も同じ用に販売をしていけるかが業績の鍵になりそうです。
【優待】ディアライフはプレミアム優待倶楽部に加入
ディアライフは、配当金以外にも、プレミアム優待倶楽部、
カタログギフトで日用品や化粧品など、様々なものに交換できるので、
ここも嬉しいポイントです。
2020年9月15日のIRで廃止が告知されました。
【まとめ】ディアライフは安定的とは言い難い景気敏感株
ディアライフの財務分析のまとめです。
ディアライフは不動産業界の動向次第といったところでしょうか。
- 売上・・・ここ5年で伸びたが鈍化気味
- 営業利益率・・・10%以上で高い水準
- EPS(一株当たり当期純利益)・・・上昇傾向だがもう少し欲しい所
- 配当金・・・27円(記念配当3円含む)あたり
- 配当性向・・・40%を宣言している
- 自己資本比率・・・50%超えで増加中
- フリー・キャッシュフロー・・・2019年は仕入れで一気に減っている
高配当株ということですが、不動産業界の動向次第で業績悪化の懸念がある、そこを踏まえて投資しましょう。
不動産会社ならではの懸案事項があるので、そのため高配当になっている企業といえますね。
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ドコモとKDDIの財務分析です。
蔵王産業は安定企業ですね。
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