こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
ビジネスに役立つ、仕事術を日々書いています。
突然ですが、仕事を進めていく上で「計画性って重視してますか?」
君はもっと「計画を立てスケジュールに余裕を持って」仕事をするべきだな
はい!では案件は「納期の1ヶ月前には内容を決めてください」
案件は1週間前に決まる!それを何とかするのがお前の仕事だ!!
ここでお伝えしたいのは、上司が悪いというのではなく、
もう今までの概念で言う「計画を立てる」ことは難しくなってきたという事です。
会社の人事評価の「計画性」は低い方が良い
5段階評価なら2がちょうど良い
これからの会社員に必要なスキルは「行動する力」「上司のイケてないフィードバックを無視する力」です。
詳しく解説していきます。
なぜ「計画的」に仕事が進められないのか?
まずは、なんとなく皆んなが思っている「計画的に仕事を進めるのが良い」という発送の大元を見てみましょう。
計画性を持って業務をすすめる「メリットを3つ」書き出してみます。
計画を持つ3つのメリット
- 「やり直しが発生しない」よう効率的に業務を進めることができる
- 「余裕を持って」スケジュール通りに納品できる
- 業務を「丁寧」に進めることができる
これを見て、皆さんはパッと思ったと思います。
「これが出来ることが理想だと」
しかし、これ1つの理想系の形であって「唯一の正解ではありません」
そして1つ言えることは・・・
「このやり方は現代のビジネスには使えない場合が多い」ということです。
え!?計画的に物事を進めるのが良くない場合があるってこと??
計画的に実行できるのは「正解(ゴール)」を皆が認識している場合のみ
計画的に実行できるのは「正解(ゴール)」が見えている場合です。
もしあなたの業務が、マニュアル化された業務である場合、
つまり「手順の正解」があり、社内の偉い人がその手順を承認している場合は…
その業務は余裕を持って仕事をすることが仕事です。
マニュアル化、ルーティンワークの作業は
計画通りに実施しやすい作業です。
逆に言うと「新しい事」や「専門的な分野の研究開発」は計画的に物事を進める事が不可能という事が言えます。
計画的に出来ない仕事には「価値がある」
価値は基本的に「希少」なものほど高いです。
新しい事や、専門性が高いことは、
ルーティンワーク化されておらず「計画が立てられない業務です」
そのため「価値が高い仕事=計画を立てにくい仕事」と言えます。
新しい事、専門性が高い事は「価値が高い」
- 新しい事は「少人数で始める」プロジェクト
- 専門性が高いことは「あなたにしか出来ない」こと
その上で、先程の上司の発言を改めて見てみましょう。
君はもっと「計画を立てスケジュールに余裕を持って」仕事をするべきだな
(これは価値が高い仕事をしている証拠かもしれない)
上司や周りの人が「悪気はないが、この事に気づいていない」場合があるので、自分が「価値が高い仕事をしているか?」は自分の頭で考えるようにしましょう(^^)
「価値が高い」仕事の3つの特徴(計画性が低い)
計画的に出来ない仕事が「価値が高い」のであれば、
先程の「計画的に仕事をする3つのメリットの逆」を考えてみましょう。
「価値が高い」仕事の特徴3選
- やり直しが多く発生する
- いきなり発生する(緊急案件)
- ゼロからイメージを創り、それを伝える作業
それぞれについて詳しく解説していきます。
やり直しが多く発生する
クリエイティブな仕事に多いですが、やり直しが発生するということは、
正解が決まっていない状態です。
つまり、ルーティンワークで出来る人が少ないということです。
やり直しは少ないほうが良い?
- 正解が決まっていない「やり直しが多い仕事」は、
- もしかしたら「高ストレス」かもしれませんが、
- だからこそ「価値が高い」と言えます。
高ストレスな仕事は価値が高くなります。
だからこそ、高ストレスを「ストレスを感じないほど、好きなこと」が仕事になると強いですね。
いきなり発生する(緊急案件)
高ストレスの案件の代名詞は「緊急案件」です。
しかし最も価値が高いのも同時に緊急案件です。
緊急案件は決して楽ではありませんが、
それを解決する人を「ヒーロー」と呼びます。
マンガの世界で有名なヒーローは、描かれ方は様々ですが、
常に高ストレスの状態で闘っていますね。
ゼロからイメージを創り、それを伝える作業
計画性を持った仕事が「丁寧」に仕事をすることなら、
計画性が無い仕事は、何もない「ゼロ」から「ラフなイメージ」を創りあげる作業です。
そのラフから「PDCAを短時間で回して」ものを作り上げていきます。
その結果は、時には50点の出来で、時には80点の出来になるかもしれません。不確定な作業だからです。
常に100点を求めるのが日本人であり、日本の社会ですが、
現実的には「新しい事」は50点の事もあれば、80点の事もある。
これくらいが目処になってきます。
会社は常に100点を求めて来ますが、
そもそも新しい事に「そんなことは望めない」のです。
学校のテストでも、どんなに得意な教科でも100点を取り続けられる人は少ないですね。
計画が有ろうが、無かろうが「総コスト」は同じ
計画を立てても「業務は楽にはならない」という不都合な真実
”計画的に物事を進めれば仕事は楽になる”
こんな幻想を持っている人と話をすることがあります。
これは「半分当たりで半分は間違っています」
業務を楽にするには「1日あたりの作業量」を減らす
「1日あたりの作業量」を減らせるか?
仕事を楽にするには「あなたの1日の作業量を減らす」ことです。
これ以外に手はありません。
少し専門的な言葉を使うと「単一時間内でのタスク量、タスク数を減らす」ことです。
業務量を減らすための5つのテクニック
それでは、仕事を楽にするための「単一時間の業務量を減らす」ためのテクニックをご紹介します。
単一時間の業務量を減らすためのテクニック
- メールを打つ際の文字数を減らす。
- 「自分が主役ではない会議」の時間には、メールを打つ
- 自分の力では、どうにもならないことは、諦める
- 他の人に出来る業務は、外注やアシスタントにお願いする
- 寛容な人間性を身につける
5つめの「寛容な人間性」を身につける必要があるのは、
その他のテクニックで仕事を効率化したり、無駄を省くことになると「孤高のビジネスマン」になってしまうためです。
他人の価値観と自分の価値観の違いを認め「その違いを許す事ができる人間」にならないと、自分自身が生きていて辛くなってしまいかねません。
計画性の概念が「余裕を持つ」から「より短期で実行できる」に変わった
結構前ですが、会社の役員からの「今後の方針」発表がありました。
その時のエピソードを公開します。
意思決定のタイミングを従来の2週間前から、今後は1週間前まで引きつけて行います。
今の時代は「スピードが重要」です。
この事例でわかる事は、会社自体が「計画はギリギリまで立てない」と言っているのと同じです。
つまり「計画性」という言葉の概念は、
「決まった事を余裕をもって仕事をこなす」から「より短期間で業務を完遂できる」へと変化してきていると言う事ですね。
って言っても、1週間で仕込めない案件も多いので
社員は「やらないかもしれない」案件を数週間前から準備するんですけどね
【番外編】消耗のしすぎに注意。人生のどこかに余白や余裕をもとう
先ほど「寛容な人間性」を持つことが必要と書きました。
無駄にこそ人生の醍醐味があり?とも書きました。
ビジネスシーンにおいて、無駄を削減するということは、
「人生の余白や豊かさを別の場所で満たす」必要があります。
どこかで人生の「英気の充電」が必要になりますね
人それぞれ、充電の仕方は違うと思いますので、おすすめを3つ紹介します。
おすすめの「英気の充電方法」3選
- 趣味のスポーツ、勉強など「仕事以外の何か打ち込む事」を持つ
- 家族や友人など「他の誰か」とのを楽しい時間を過ごす
- 一人旅、読書など「一人の時間」を味わう
【まとめ】
まとめ
- 正解がない仕事に「計画」は立てづらい
- 計画的に出来ない仕事にこそ「価値がある」
- 計画が有ろうが、無かろうが「総コスト」は同じ
- 業務を楽にするには「1日あたりの作業量」を減らす
- 消耗のしすぎに注意。人生のどこかに余白や余裕をもとう
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