こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
先日、第一生命が企業年金の「確定給付金」の予定利率を「1.25%から0.25%」に引き下げるという報道がされました。
そんな中、あなたは「自分の老後の年金がいくらもらえるか」をイメージできているでしょうか?
これを機会に、会社員が自分の年金を具体的にイメージできるよう、皆さんと一緒に年金の仕組みについて学んでいきたいと思います。
- 年金の種類は4つ!最大4階建ての年金にできる
- 老後の年金がいくらもらえるか?の調べ方
- 老後の年金設計
まず、老後に必要な年金額を決める
最初に、老後に必要なお金はいくらいるのでしょうか?
ここでは、独身のための年金設計をさくっとしてみたいと思います。
色々書くと長くなってしまうので、
とりあえず「月額20万円の年金を目指す」こととします。
リタイア後の独身なら毎月20万円があれば、
とりあえず日々の生活は問題なく過ごせるという。
皆さんのライフプランのご参考になればと思います。
年金には主に4つの種類がある
これが年金4階建ての内訳です!
会社員が、老後の年金月額20万を目指すために「まずは年金の種類を知りましょう」
年金には大きく4つがあります(基礎年金、厚生年金、企業年金、個人年金)
まず「年金は4つある」ということを覚えておきましょう。
年金の種類は4つ
- 老齢基礎年金…国民全員がもらえる
- 老齢厚生年金…会社員のみ支給
- 企業年金…確定給付型 or 確定拠出型
- 個人型年金…iDeCo(イデコ)
※民間の生命保険会社の貯蓄型の保険は、基本的にボッタクリなのでここでは省きます。
基礎年金、厚生年金の2つをあわせて「公的年金という」
会社員の方は、基礎年金に加え、厚生年金ももらえます!
では老齢基礎年金、老齢厚生年金は「実際いくら貰えるのでしょうかか?」
実は簡単にシミュレーションすることができます。
公的年金は「ねんきんネット」で簡単に確認できる
年金は、ねんきんネット で簡単にシミュレーションをすることが出来ます。
ねんきんネットは、定期的に来るハガキから登録をすると見ることができます。
まずは登録しましょう。
実際の僕の年金見込額を見てみました。
僕の65歳からの年金の月額は14.5万円の見込みのようです。
現在の僕の年金受給額の見込みです。
「年収が高ければ高いほど、受給額も高くなる」ので、どちらかと言うと今後、沢山稼げばこの受給額見込みの数字も増えていく・・・はずです^^;
ということで、目標である年金月額の20万円のうち「15万円は公的年金で賄えそう」です。
企業年金と個人年金の2つは「確定拠出年金」がおすすめ
公的年金で不足する5万円は「企業年金と個人年金」で用意すると良いです。
そしてこの年金は「資産運用」で準備する事をおすすめします。
企業年金には更に2つの種類がある
まず企業年金には大きく2つの年金があります。
「給付金型」と「拠出型」
それぞれの違い
- 給付金型・・・文字通り、企業が「約束された額を年金として給付する」
- 拠出型・・・社員が現役世代に「年金を資産運用して自分で運用する」
※企業年金は、その企業が「給付金型」にしているか「拠出型」にしているか決めるので、自分では選べません。
先程の第一生命の年利1.25%→0.25%は「給付金型」のシステムですね。
しかし第一生命の例でもあるように企業が、退職後の社員の年金を負担するのは厳しくなってきました。
そして僕たちだって「もっと老後資金を増やしたいですよね」
そのため「年利4%も十分狙える」拠出型の年金制度が人気になってきています。
僕の会社の確定拠出型の年金を採用しています♪
確定拠出の年金は「今のうちから資産運用をして老後のお金を増やす」ための制度
老後の年金を「企業が負担するのではなく、自分で運用しようというコンセプト」の年金制度を国が用意しました。
それが「確定拠出型の年金制度」です。
確定拠出年金の企業にお勤めの方は、
実は自分が資産運用をやってるって気づいてますか?
確定拠出年金は「年金を使って投資信託を買っている」
何となく「確定拠出年金ってやつは良さそう」ってことはわかってきました。
何となく、確定拠出年金の制度は、お金が増て良さそうな制度というイメージを持っていただけたかと思います。
でも確定拠出年金だと「何でお金が増えるのでしょうか?」
その理由は「年金の資金で、投資信託を買っているからです」
逆に言うと確定拠出年金は商品を自分で選択するので
「預金」を選択することもできますが、
お金を増やしたいなら「確定拠出年金で預金を選んではいけません」
確定拠出年金のメリットは、運用益が「非課税」
確定拠出年金は、実際は投資信託を買っているというお話をしました。
でもそれだったら「普通に証券口座で買っても同じ?」ってことになってしまいます。
でもそうではありません。確定拠出年金の最大のメリットは「運用した利益が非課税でそのまま受け取れる」という所にあります。
投資信託をどこで買うかで税金が変わる
- 運用益が非課税・・・確定拠出年金で運用する場合(分割で受け取る場合は課税される)
- 運用益が課税・・・一般の証券口座で個人で投資信託を買う場合
確定拠出年金には企業型以外にも個人でやるものもある
ここまではどちらかと言うと、企業型を主眼に置いてきましたが、
確定拠出年金には個人で実施できるものもあります。
それが皆さんも一度は聞いたことがあると思いますがiDeCo(イデコ)という制度です。
確定拠出年金には企業のと個人の2つがある
- 企業型・・・企業型DC(企業で実施する確定拠出年金)
- 個人型・・・iDeCo(個人で実施する確定拠出年金)
iDeCoも大きくは「投資信託を非課税で運用できる」というメリットは企業型とかわりはありません。
こちらは、企業は関係なく個人で実施するものですね。
iDeCoは、僕もそうですが、自分の所属している企業によって実施できない場合もあります。
その他の説明の詳細は、長くなるのでここでは割愛します。
【参考】現在の僕の確定拠出年金のリターンは12%です。
確定拠出年金が、どんなものかをイメージしていただくために、実際の僕のリターンを公開します。
12%アップ?嘘でしょ!?
貯金の金利が今は1%もないのに「確定拠出年金だと12%」のリターンを出しています。
今後、株式市場の暴落が起きてマイナスになる可能性もありますが、
「貯金しておくよりお金が増える公算が高いと思います」
確定拠出年金の受給額を知る
また、上記の画像は、確定拠出年金を「マネーフォワード」に連携しています。
単純に運用した額を退職後に20年で割れば年間の受給額に、
さらに12で割れば月額の受給額になりますね。
定期的にマネーフォワードで年金の運用状況をチェックすると良いですね。
老後の目標である年金月額の20万円のうち「残り5万円を確定拠出年金用意したい」ですね。
確定拠出年金で月5万円分を用意するのは少し難しいかもしれませんので、
それの場合は「つみたてNISA」を利用するというステップですね。
つみたてNISAも、投資信託を非課税で運用できる「国が用意した年金用の制度です」
【まとめ】年金は4階建てにして、定期的に受給額をチェックしよう。
この記事のまとめです。
これからの年金は自分で作る時代!
- まず、老後に必要な年金額を決める
- 年金には4つの種類(基礎年金、厚生年金、企業年金、個人年金)がある
- 4つの年金を上手に運用して老後資金を増やそう
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年金が1.25%から0.25%に減ったという報道がされましたのでそちらにつついて解説しています。
マネーフォワードは年金額のチェックにも、日々の家計簿チェックにも使えて、超便利ですね。