こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
前回、確定拠出年金の現在の残高を確認してみました。
他の銀行のプランなどはまた違うかと思いますが、
今回は三井住友信託銀行のDC(確定拠出年金)のプランってどんな商品なの?何があるの?というのを調べてみました。
どんな商品が選べるの?
預金、国内債券、外国債券、国内株式、外国株式、REIT(組み入れす少ないけど)を選べるようにはなっています。
三井住友信託銀行の確定拠出年金サービス商品
商品カテゴリ | 商品名 |
---|---|
預金 | 三菱UFJ銀行確定拠出年金専用3年定期預金 |
預金 | 三井住友銀行の確定拠出年金定期預金(5年) |
預金 | 明治安田利率保証年金(5年) |
日本債権IDX | DC日本債券インデックス・オープンS |
外国債券IDX | ダイワ・DC外債インデックス |
日本株式IDX | OneDC国内株式インデックスファンド |
外国株式IDX | DCダイワ外国株式インデックス |
バランス型 | DCバランス30(株式3割、債権7割) |
バランス型 | DCバランス50(株式5割、債権5割) |
株・債権・REITなど | コアラップA(分散投資コア戦略ファンドA) |
なんか預金多くないです?
まぁ、運営しているのが銀行じゃからのう。たくさん預金してほしいのかもしれん。
各商品の詳細をまとめて見ました
ちなみに僕は米国株に投資したいので100%DCダイワ外国株式インデックスに積み立てています。
各商品の特長を解説
預金以外の各商品の特長を見てみましょう。
また、DCバランス30、DCバランス50も内訳は各債権、株式のファンドも中身はこれらの組み合わせの要素が強いので省きます。
※数字は20年3/31レポート時点のものです。
【国債】DC日本債券インデックス・オープンS
内訳の83%が国債なので、ほぼ国債を買うファンドになります。
直近の資産額のパフォーマンス(3/31時点)は
- 3ヶ月:-0.46%
- 6ヶ月:-1.55%
- 1年:-0.37%
- 3年間:0.69%
- 5年間:1.17%
- 10年間:1.69%
3年間以上の期間であれば、貯金よりは増えてますね。
- 預金だけじゃ全然増えないのでもう少しお金を増やしたい
- 外国の債権は為替リスクなど、仕組みが複雑なので、仕組みがシンプルな日本の債権を買いたい
【欧米国債】ダイワ・DC外債インデックス
こちらは外国の国債など債権を買うファンドになります。
内訳は約50%がアメリカの国債で、約40%がヨーロッパ諸国です。レポートには書いてないですがおそらく各国の国債を購入していると思われます。
直近の資産額のパフォーマンス(3/31時点)は
- 3ヶ月:2.07%
- 6ヶ月:3.53%
- 1年:5.13%
- 3年間:3.66%
- 5年間:0.40%
- 10年間:4.24%
どの期間をとってもプラス!!
コロナショックでもその強さを見せている
コロナショックで株が下がり、更に今もその不安が消えていない事もありますし、政策金利が世界的に下げられ発行済の利回りの高い国債に人気が集まっているため、このファンドの資産額はコロナの中でも強さを見せていると思います。
- 株だとガツンと下がる時があるのが怖いから債権を入れたい。
- 預金も日本国債もリターンはお寒いから成績の良い外国債を入れたい
【日本株】OneDC国内株式インデックスファンド
こちらは日本株全体を買っていくイメージです。
TOPIXという日本株の時価総額(要は日本株全体の人気度)に連動するようになっており、これの通りに買い付けていくファンドです。
直近の資産額のパフォーマンス(3/31時点)は
- 3ヶ月:-17.47%
- 6ヶ月:-10.41%
- 1年:-9.62%
- 3年間:-0.29%
- 5年間:0.20%
- 10年間:5.77%
5年以内はボロボロ・・・投資界隈で日本株のインデックス投資が全く人気がない理由がわかりますね。
コロナショックがなければもう少し良い数字がでたとは思いますし、
逆にいまは株価が一次的に5年前の水準に戻っていると見れば、これからは期待できるかもしれません。
ただ基本的に日本全体の株価は横ばいなので投資初心者にはおすすめしづらいですね。
- 株に投資したい
- やっぱり日本人だから日本株を買いたい
- 今まではボロボロだけど、今後日本は再興すると思う or してほしいと思うから期待を込めて!
【米国株】DCダイワ外国株式インデックス
プラズマコイが100%突っ込んでいる商品です。
こちらはMSCIコクサイ指数という、全世界の株式を買っていくイメージですが、実際はそのうち7割は世界の経済的覇者である米国の株になりますので、米国株に投資してるのがその実です。
直近の資産額のパフォーマンス(3/31時点)は
- 3ヶ月:-21.71%
- 6ヶ月:-13.07%
- 1年:-11.32%
- 3年間:1.15%
- 5年間:1.29%
- 10年間:8.64%
直近はボロボロだが、3年で見るとプラス
株式市場の歴史に残るコロナショックが日本株に続いて、米国株(他の国も)に響きました。今の株式市場の主役は米国株なので、その影響を最も受けるのもまた米国株になります。
未来の事はわかりませんが、直近では株価も戻り調子で特にテック系のGAFAMはほぼ暴落前の水準にもどっているのが好材料ですね。
- リスクをとって資産を最大化したい
- コロナショックはあったけど、今後世界経済(米国)は成長をしていき株価も上がると思う
【色々】コアラップA(分散投資コア戦略ファンドA)
こちらはいわゆるアクディブファンドですね(信託報酬も年1.1%と高い)分散投資コア戦略ファンドという名前だけあって以下の特長があります。
- 日本株、日本債権、先進国株、先進国債券、新興国株、新興国債権、国内不動産、海外不動産、コモディティ(金・銀・プラチナ)などありとあらゆる物に分散投資している
- 組み入れ比率も、2013は日本株が40%以上と多かったが、今では14%と時代と共に戦略的に変更している
直近の資産額のパフォーマンス(3/31時点)は
- 3ヶ月:-9.72%
- 6ヶ月:-7.57%
- 1年:-5.07%
- 3年間:-1.33%
- 5年間:-1.86%
- 10年間:なし(2013/3開始にて)
全部マイナス。。信託報酬も高いしこれはアカン
投資の数々の本でも、長期投資ではアクティブ投資はインデックス投資に勝てないというのが統計的にでていますが、
それにしてもこの投資信託は1ヶ月単位のパフォーマンスも大きくプラスになった月がほとんどありません(2014年11月:3.43、2019年1月:2.06 の2回くらいですね)
そうなると、効いてくるのが信託報酬です。
他のファンドもネット証券のeMAXIS Slimシリーズと比較するとかなり高い印象ですが、1%を超えてくるものは長期には向きません。
そうなると確定拠出年金は長期投資を前提としているはずですからこれを選ぶのは、トレーダーのみになります。
- トレーダーとしての腕に自身がある
最後に
確定拠出年金は、自分で年金時に受け取れる資産を増やせる非常に良い制度だと思います。
ただ一方、あまり良い商品がないのと、多くの対象者は金融リテラシーがあまり高くないのが現状で、そうなると諸刃の剣になっていまいます。
各いう渡しも、今も初心者ながら、それぞれの商品の特長やリターンを少しばかり理解して自分で商品を選べるようになりましが、当初はまったく意味がわからず、今思うと恥ずかしい商品選択をしていました。
今後も金融リテラシーを身に着け、人生100年社会をサバイブしていこうと思います。