こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は、高配当銘柄として人気の、転職エージェントのJACリクルートメントの財務状況をチェックしていきたいと思います。
「JACリクルートメント(証券コード 2124)」は、配当金を出し続けられる企業なのか!?要チェックや!
YouTubeの動画(リベラルアーツ大学) で紹介されていた方法で企業の財務分析をしていきます。
チェックの目的は「今後も安定して配当金を出すことができるか?」になりますので、目的が違えばこれら指標の解釈も変わってきますね。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
今回は「JACリクルートメント(2124)」の財務を見ていきます(^^)
売上(上昇トレンドであるか?)
基本は右肩あがり。コロナの影響で2021年3月は減収見込み
配当金をいままで通り出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安ですね。
転職業界なので、景気敏感株ですが、コロナもワクチン開発が進んでおり、将来的には大丈夫そうですね。
そういう意味では、景気動向次第ですが、綺麗に成長していると言えそうです。
JACリクルートメントは評判もいい会社ですし、
今後の再成長になるかが注目ですね。
営業利益率(10%以上は欲しい)
売上から経費を引いたのが「営業利益率」ですが
約20%を常時超えているので高い利益率です。
ハイクラスの転職エージェントは儲かりやすい事業ですね
EPS(一株当たり当期純利益)
順調に成長しています。
今後も100円は維持して欲しい所ですね。
1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。
要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことですね。
そして2020年12月期の予想では、コロナの影響も有り下がっていますがEPS(稼ぐ力)が伸び続けている方が望ましいので、いつ戻ってくるかが注目です。
配当金(高いほど良い)
配当金は「株を持っていると貰えるお金」ですね。
JACリクルートメントは10年間の連続増配銘柄で、直近は特に配当金の増加が顕著です。
2020/12も80円と配当維持を示唆されていますので好材料です。
配当政策を直近で見直したことがわかります。
ここ数年で高配当株化しましたね。
配当性向:配当金÷EPS
「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標が配当性向です。
配当性向:儲けたお金を株主に還元する割合じゃな。
日本企業の目安は一説では30%くらいと言われています。
JACリクルートメントは直近ですと2019/12期時点の配当性向は「61%」
この段階で既に高いですが、2020/12は、もっと配当性向は高くなりそうです。
配当性向は高めなので、現状では増配は難しそう
自己資本比率:基本的には高いほど良い
自己資本比率は70%以上。
財務優良な企業ですね
自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。
基本的に、あまり借金をしないという経営方針であることがわかります。
仮に稼ぐ力が下がっても、返済する借金がすくないので、倒産リスクはかなり低い会社と言えます。
フリー・キャッシュフロー
フリーキャッシュ・フローは簡単に言うと「今年、現金がいくらプラスになったか?」の数字です。
私達の家計と同じで「収入 – 支出」がプラスならどんどん現金が積み重なっていきます。
金額の増減はありますが「フリーキャッシュフローをプラスに保つように経営がされています」
そのため問題ないと言えますね。
現金を稼ぐ力は全く問題なし!
営業CFで分かる。借金をしてもソフトバンクは大丈夫!?
フリーキャッシュフローの増加額が年によって違うので、少し深ぼります。
基本的には営業活動によるキャッシュフローは安定しているので、稼ぐ力は問題ないと言えます。
稼ぐ力が強いので、借金も返せるし、配当金もだせる!
このように、営業活動によるキャッシュフローが今後も維持、成長ができれば問題ないと言えます。
【まとめ】今後の売上成長に注目したいが株主還元の意識が強い
JACリクルートメントの財務分析のまとめです。
- 売上・・・景気次第だが、概ね右肩上がりで成長中
- 営業利益率・・・20%以上と高い水準
- EPS(一株当たり当期純利益)・・・100円くらいに復帰して欲しい
- 配当金・・・1株80円と高い
- 配当性向・・・配当性向60%以上でそろそろ限界
- 自己資本比率・・・高い。財務優良企業
- フリー・キャッシュフロー・・・基本はプラスになるので問題なし
今後景気が上向いて、ハイクラスの転職市場が活発になってくれば業績も上向いてきますね。
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