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【要約】渋沢栄一と論語と算盤【不朽の名作から成功法則を学ぶ】

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「図解 渋沢栄一と「論語と算盤」 という本を読みました。

本書は2024年から1万円札になる「渋沢栄一」の書いた不朽の名作「論語と算盤」を、図解でわかりやすく解説してくれています。

渋沢栄一さんは農民から武士になり、政治家になり、その後民間に移り500社を設立するという八面六臂の活躍をされた歴史上の偉人です。

プラズマコイ

今の日本には「論語と算盤」が必要なのです。

本書は以下の内容で構成されています。

もくじ

  1. Chapter 1 『論語と算盤』がもっと面白くなる渋沢栄一の人生
    渋沢栄一の人生を追って功績を知る
  2. Chapter 2 今だからこそ胸に刻みたい『論語と算盤』の教え
    具体的な「論語と算盤」が提唱する法則を学ぶ
  3. Chapter 3 渋沢栄一の関連人物から読む『論語と算盤』
    徳川家康など日本の偉人と「論語と算盤」の共通点から成功法則を学ぶ

今回は特にプラズマコイの心に残った部分をピックアップして紹介していきます。

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渋沢栄一は日本における「近代経済の父」「資本主義の父」


日本に「株式会社」をもってきた人です

渋沢栄一は政治家としの活躍も目覚ましいですが、1万円札に採用になったところは「民間の経済の発展」の功績が認められたためだとプラズマコイは考えています。

特に大きいのはヨーロッパに留学して「近代の政治制度、産業制度」を学び「実業家として覚醒」したところです。

そこから金融システムの根幹である「銀行業」を導入し、さらに「株式株式を設立」しています。

そうして生涯に500もの会社を作り、国だけではなく民間から経済を発展させることを実現しました。

いま我々がたちが手数料が安いネット証券のSBI証券楽天証券マネックス証券のような証券口座で上場している株式株式の株や投資信託を気軽に買うことができるのも、
元をたどれば渋沢栄一の業績があればこそと言えます。

そして渋沢栄一の経済発展には「論語と算盤」が必要という教えは、まさに今の日本に必要な考え方だという政府のメッセージだと言えます。

渋沢栄一は「道徳とビジネス」を両輪で経済成長をさせた人


道徳を経済(ビジネス)に使った天才です

渋沢栄一は資本主義を、その対極にある「論語(道徳)」にもとづき、自分の身を懸けて実践しました。

論語は、中国の思想家「孔子」の教えをまとめた道徳の書です。
単純に考えると、論語は「個人が金儲けをするのは悪」という捉え方ができます。

一方、資本主義は「力のあるものが金儲けできる」制度です。

多くの場合において「論語と算盤」は同時に両立させることが難しい概念なのです。

しかし、渋沢栄一は両立は「難しいだけで不可能ではない」長期的な経済発展にはむしろ両立させることが必要であるという考えをもって行動をしています。

プラズマコイ

つまり「人として善い行いをしながら経済発展をする」のが正解という行動指針の第一人者と言えます。

本書に記載されていた一つのエピソードを紹介します。

「三菱財閥」は存在するのに「渋沢財閥」が存在しない理由

三菱財閥は岩崎弥太郎という「富を独占したい」という敏腕経営者がつくり、今も三菱グループとして日本の経済界で大きな影響力をもっています。

一方、渋沢栄一は「皆が参加して国民全体に利益が行き渡るようにしなければ、国の反映はない」という考え、一部の才覚のある人間が産業を独占すべきではないと結論づけ、渋沢財閥を作らなかったというわけです。

論語と算盤の考えは何に役に立つ?一般人に実践できるのか?


いまの日本人が胸に刻みたい教えが満載です

また、一括投資ではなく積立て投資のほうが良いという考えもありますが、
まとまった投資資金があるなら一括で投資したほうが、機会損失がないため合理的です。

本書では、論語と算盤の教えが28こ紹介されています。

今回は3つをピックアップして、プラズマコイの解釈も交えて紹介します。

お金を卑しいもの、恥ずかしいものとして見ない


国や経済、家庭もお金(経済)によって成り立っています

日本は武士の時代から「武士は食わねど高楊枝」という言葉の通り、お金の話題を正直に言うのはタブー視されてきました。

いまでも自分の家のお金の状況を気軽に言うことができないのが日本の文化ですね。

人間の心理(嫉妬)がからこのような文化が生まれたのだとプラズマコイは思いますが、
渋沢栄一は「金儲けは悪ではない」むしろ「金銭を卑しむようでは国家は成立しない」と話しています。

企業の「競争」は経済成長に必要


企業が切磋琢磨して経済は成長します。

資本主義は、皆が「もっと良いものをつくりたい」「良いものを作ってお金を儲けたい」という気持ちの上で成り立っています。

そうなると当然競争が生まれ、そこから経済が成長していくということです。
つまり「競争は必要」であるということです。

プラズマコイ

株式投資でも「営業利益率が高すぎる企業は業績が伸びにくい」ことがあります

プラズマコイは個人投資家ですが、営業利益率が40%を超えているような企業は業績が伸びていない企業も多いです。

企業は競合企業と競争すると先行投資にお金を使う必要があるため、利益率は減少します。
しかし「競争することで市場が成長し、結果として個別企業の利益も多くなる」ということもありますね。

【強いビジネス基盤】営業利益率40%超え企業20選 プラズマコイです(^^) SNS: PostPrim 今回は「3年平均の営業利益率が40%以上」の日本企業をピックアップし...

エリートよりも「常識人が多い社会が良い社会」

常識人が増えるように教育リソースを配分したほうが安定した良い社会になる

日本は常識人が多く住みやすい国として世界に誇れます

渋沢栄一は「常識人が多い社会」が「安定した住みやすく良い社会」であると言っています。

常識人の定義は「知・情・意」のバランスがとれている人

  1. 知・・・知性や判断力
  2. 情・・・思いやり
  3. 意・・・強い意志
プラズマコイ

人には得意・不得意があり難しですが、
バランスが大事という大前提は覚えておきたいです。

コイはいわゆる大企業で仕事をしています。
そこで感じるのがまさにこの3つの重要性です。

大きな組織を動かすためには
「知識や行動力」が求められます。
「多くの人を納得させた上で物事をすすめる」コミュニケーション力が求められます。
「理不尽や混沌とした状況」のなかで進み続ける意思が求められます。

この3つを高いレベルで持ってはじめて「優秀な人」とみなされるのがビジネスパーソンの世界です。

まさに渋沢栄一の提唱する「完璧な人(完き人)」が求められるのが社会というものです。

今の時代は「得意なスキルの伸ばして生き抜こう」という考え方がありますが、
知情意の全てを常識レベルで身につけている必要がありますね。

【まとめ】本書は厳しくも身が引き締まる「論語と算盤」の教えをわかりやすく解説

プラズマコイ

やっぱり能力は「バランスが大切」

「論語と算盤」の中には、人格(知情意をバランス良くする)や、経済(皆が参加して国民全体に利益)において、バランスが重要という教えがあります。

そもそも人間は運動・食生活・家庭環境などの「バランスを崩すと体調が悪くなったり人生が不幸になります

人間の集合体である経済・社会も長い目でみれば「バランスよく発展していくことが大切」という教えは日本に古来から受け継がれていますね。

いまの状態を守るべきもの、変えるべきもが何かを考えさせられる一冊になっています。

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なかなか本を読む時間って取れませんよね。
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