こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は、信和の財務状況をチェックしていきたいと思います。
事業内容は「主に仮設資材、物流機器を中心とした金属製品の製造販売」ということで、主に建設現場の足場の機材を作っているようです。
「信和(証券コード 3447)」は、配当金を出し続けられる企業なのか!?要チェックや!
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
今回は「信和」の財務を見ていきます(^^)
まずは配当利回りを見る
2018年の上場以来、常に高配当株を維持
信和は常に4%の配当利回り維持しています。
2021年は減配を予定していて、それに連れて株価も下がったので、
いつ買っても、そのタイミングでは4%が期待できる銘柄です。
売上(上昇トレンドであるか?)
右肩あがりの成長だが、コロナのダメージを受けています
配当金をいままで通り出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
信和は、建設用の資材メーカーなので
「建物を建てる」建築業の景気によって業績が左右されますね。
また、物流機器も扱っていますので、
自動車などの輸送の需要によっての業績が左右されますね。
景気をモロに受けるので、景気回復が注目ポイント
EPS(一株当たり当期純利益)
平常時は概ね100円は維持
1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。
要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことですね。
100円くらいが目安です。
EPSはダメージを受けても70円と利益を稼ぐのが上手な企業ですね。
EPSが100円は優秀企業の1つの目安です。
営業利益率(10%以上は欲しい)
売上から経費を引いたのが「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい」と覚えて置きましょう。
業種ごとで異なりますが、市場平均は7%なので、
営業利益率の合格点は10%を目安としたい所です。
常に10%以上をクリアできているので好材料です。
安定的な営業利益率ですね。
自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は60%台と増加中
自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。
自己資本比率は最低40%〜をチェックしましょう。
個人的には自己資本比率60%以上が1つの目安です
自己資本率が60%台と借金も少なく、さらに上昇中ということで、財務安定企業と言えます。
配当金(高いほど良い)
配当金は「株を持っていると貰えるお金」です。
2021年は29円で減配
2021年3月期は配当も29円と減配の見込みです。
配当性向が40%を目安とする経営スタンスなので、業績に忠実に連動しています。
減配は残念ですが、今後の業績回復を見込むのであれば、
その分「今が仕込み時」という考え方もあります。
配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標が配当性向です。
配当性向:儲けたお金を株主に還元する割合じゃな。
配当性向は40%以上を目安と宣言されています
配当性向は市場平均の30%よりは少し高めで、
株主還元が強い会社といえます。
企業の公式サイトでは40%以上を目標と宣言されています。
しかし現状でも配当性向が高めということもあり、
今後増配をするには、業績が上向くことが必要になりそうです。
営業活動によるキャッシュフロー
基本的にプラスに出来る企業
営業活動にキャッシュフローは簡単に言うと「商売によって儲けたお金がいくらになったか?」の数字です。
本業で「儲ける力」を調べる項目ですね。
近年は基本的にプラスです。
個人的な予想では2021年度も10億〜20億くらいに落ち着くと思っています。
簡単に赤字になる企業ではないですね。
現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
基本的には現金は多い方がいいです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。
現金は徐々に積み上がっていっていますね。
現金をの目安として「総還元性向」を見ておく
配当金を目的で銘柄を選ぶ時には、
最悪収益ががトントンになっても配当を維持できるか?という財務力を考慮にいれておきたいです。
近年は概ね6億~7億なので、
現金は5倍の30億〜60億くらいあれば良いかな?
というのが個人的な目安です。
※個人の勝手な感想です。
【まとめ】近年上場の小型株だが財務安定の魅力的な企業
上場から日が浅いが、利益体質な企業ですね
信和の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◎ | 4%超え |
売上高 | ▲ | 右肩あがり(今後は景気次第) |
EPS(1株利益) | ○ | 100円前後 |
営業利益率 | ○ | 10%を常に超える |
自己資本比率 | ○ | 60%以上で上昇中 |
1株配当 | ○ | 44円(2021年は29円) |
配当性向 | ○ | 40%前後を目安 |
営業CF | ○ | 基本的にプラス |
現金など | ▲ | 年々上昇している |
安定的な業績をあげている企業なので、
業績の回復の望みつつ配当利回りが4%くらいならポートフォリオの一部に入れても良さそうです。
※投資は自己責任でお願いします。
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