こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は、高配当株として注目の「システムリサーチ」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
システムリサーチの事業内容を見てみましょう。
製造業向けの「仕入れ、物流業務を行うための」システム開発です。
基幹システム開発、流通向けシステム開発、物流システム開発が主な事業ドメインですね。
「システムリサーチ(証券コード 3771)」は、配当金を出し続けられる企業なのか!?要チェックや!
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
今回は「システムリサーチ」の財務を見ていきます(^^)
まずは配当利回りを見る
配当利回りが高くなってきています
システムリサーチの配当利回りは上昇傾向。
もう少しで立派な高配当株といえます。
業績も堅調で個人的に「気になる銘柄」になりました。
何か理由があるはず、業績をチェックしていきましょう。
売上(上昇トレンドであるか?)
順調に業績は成長。
2021年もダメージは軽微です。
配当金をいままで通り出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
システムリサーチは売上が右肩あがりでコロナの影響もそこまでありません。
大企業の基幹システムを担っているので「固定費」としてそう簡単に解約できない製品を提供しているということですね。
これからも堅調な業績が続きそう!
営業利益率(10%以上は欲しい)
売上から経費を引いたの時の儲かり具合が「営業利益率」でわかります。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えて置きましょう。
10%を安定的に超えられるようになってほしい
業種ごとで異なりますが、市場平均は7%です。
「システムリサーチ」の営業利益率は8〜10%とまずまずです。
EPS(一株当たり当期純利益)
EPSはまずまず
1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。
要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことですね。
個人的には100円くらいが一つの目安です。
システムリサーチのEPSはここ数年は100円前後と問題のない水準です。
効率的に稼ぐ力はそこそこ優秀な企業と言えますね。
自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。
自己資本比率は最低40%〜かをチェックしましょう。
個人的には自己資本比率60%以上が1つの目安です
システムリサーチは自己資本率は2021年度は60%を超えてきそうです。
着実に利益が資産に積み上がってている証拠です。
つまり、財務は問題なしです
配当金(高いほど良い)
配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。
配当金も上昇中
2021年03月期も、通常配当は50円ですが、記念配当の10円があり、
合計60円で増配予想です。
10年間減配をしていない、連続増配銘の銘柄ですね。
システムリサーチには株主優待もある
システムリサーチは、配当金の他にも「100株保有で1000円のクオカード」が株主優待としてもらえます。
配当+優待利回りだと4%も狙えます。
クオカードはコンビニ(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート)で使えるので使い勝手が良いですね。
配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標が配当性向です。
※【目安】業種によりますが、市場平均の配当性向は30%くらい。
配当性向:儲けたお金を株主に還元する割合じゃな。
配当性向は20〜30%くらいですね。
システムリサーチ配当性向は20〜30%程度で低いと言えます。
まだまだ増配の余力を残している会社といえますし、
減配のリスクは低そうです。
営業活動によるキャッシュフロー
利益体質の企業!
「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって儲けたお金がいくらになったか?」の数字です。
その会社の事業で「儲ける力」を調べる項目ですね。
システムリサーチは、たまにガクっと落ちているのが気になりますが。
この3年は10億以上、本業でキャッシュを稼げています。
現金を稼ぐ力は伸びていますね。
現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
順調に積み上がっている
基本的に現金は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。
システムリサーチの現金は徐々に積み上がっていっていますね。
この5年で2倍以上に積み上がっています。
多少業績が悪化しても倒産することはなさそうです。
また、配当金にとってもポジティブな材料ですね。
配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い能力はどうでしょうか?
2.5億円くらいの配当支払いですね
高配当株を探している僕たちにとっては、
業績が悪化しても、配当を維持して欲しいものです。
そのため、短期的に利益が悪化しても、
現金などの内部留保で配当が賄えれば、配当維持が期待できるということです。
現状の業績から考えても、減配のリスクは低いと言えそうです。
【まとめ】システムリサーチは製造業向けのの「情報システム」を作っている企業
主にトヨタのシステム構築がメインの事業
システムリサーチの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ○ | 3%台に突入 |
売上高 | ○ | 基本的には右肩上がり |
EPS(1株利益) | ▲ | 100円くらい |
営業利益率 | ▲ | 現状では8〜10%くらい |
自己資本比率 | ○ | 60%で増加中 |
1株配当 | ○ | 増配中 |
配当性向 | ○ | 20〜30%くらい |
営業CF | ◎ | 基本的にプラス |
現金など | ◎ | 順調に増加中 |
現状の業績からみて、今後の業績も安定的に推移しそうな企業だと思います。
そこを加味して、配当+優待利回りが3.75〜4%なら買っても良さそうです。
※この記事を書いている時点の意見です。
そろそろ配当利回りも魅力なので検討しても良さそう
※投資は自己責任でお願いします。
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