プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は日本の大手精密部品メーカー「ミネベアミツミ」の財務分析をしていきます。
ミネベアミツミ(6971)は大手の電子部品メーカーです。
— プラズマコイ@財務分析が好き? (@purazumakoi) November 3, 2021
産業用の部品であったり、半導体関連の部品を製造しています?
生活、業務用の電子機器には数多くの部品で構成されています、そのためミネベアミツミの事業の需要が簡単になくなることはありません??
業績は毎年堅調に推移しています?
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
ベアリング、電子機器、半導体、自動車などの”部品”を作っているメーカーです
- 「ミネベアミツミ」は自動車や電子機器用の部品を作っている大手メーカー
- 「ミネベアミツミ」の配当利回りを見る
- 「ミネベアミツミ」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「ミネベアミツミ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「ミネベアミツミ」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「ミネベアミツミ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「ミネベアミツミ」の配当金(高いほど良い)
- 「ミネベアミツミ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「ミネベアミツミ」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「ミネベアミツミ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「ミネベアミツミ」の配当金の支払い額(今後も維持できるか?)
- 「ミネベアミツミ」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「ミネベアミツミ」は半導体を中心に業績が好調な部品メーカー
- 【チャートは?割安?】「ミネベアミツミ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「ミネベアミツミ」は自動車や電子機器用の部品を作っている大手メーカー
様々な産業機器の部品をつくっている企業ですね
「ミネベアミツミ」の事業利益はおもに「ベアリング、モーター、アナログ半導体」から生み出されています。
セグメントとしては「電子機器・ミツミ」の2事業が主力です。
産業製品は基本的に”部品”を組み合わせて作られています。
部品メーカーである「ミネベアミツミ」は自動車や半導体関連など、時代に合わせて部品の受注を行える強みがあります。
業績は安定的に右肩あがりですね。
ミネベアミツミの事業セグメントは4つ
- 電子機器
モーター事業など
※近年はEV自動車向けのモーターを強化 - ミツミ
精密部品、光デバイス、電源、機構部品、車載製品など - 機械加工品
ボールベアリング事業、航空機関連事業 - ユーシン
自動車事業など
時価総額は調査時点で「1兆3666億円」ということで超大型株ですね。
※カテゴリ的には同業他社である「京セラ(6971)」の半分ぐらいの時価総額です。
PERは18倍とそこそこの水準です。そこまで割安感はありませんね。
今回は「ミネベアミツミ」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
「ミネベアミツミ」の配当利回りを見る
配当利回りは1%台です
「ミネベアミツミ」の配当利回りは1%台です。
元々配当は低めの銘柄です。
近年は業績好調で配当性向も徐々にあがってきていますが、それと共に株価もあがっています。
高配当銘柄というより成長企業という位置づけで見るべき銘柄だと思います。
「ミネベアミツミ」の売上(上昇トレンドであるか?)
売上は右肩あがり
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
半導体デバイスなど、今後の産業向けの需要が高まっており、既存の自動車や航空産業との増減のバランスでプラスになっています。
売上の推移は右肩あがりで非常に堅調な推移を見せていることがわかります。
「ミネベアミツミ」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は6%〜8%ほどでしょうか
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「ミネベアミツミ」の営業利益率は6〜8%ほど。
先日とりあげた京セラと同じくらいですね。
それなりに優位なポジションを築けていると言えるでしょう。
「ミネベアミツミ」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPSは上昇傾向です。
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「ミネベアミツミ」のEPSは2022年は過去最高をとってくる見込みです。
業績はかなり好調に推移していることがここからも判断できます。
「ミネベアミツミ」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は高い水準です
「ミネベアミツミ」の自己資本比率は46%程度です。
有利子負債が増加気味で、総資産が1兆円規模に到達しました。
自己資本比率は問題のない水準ですが、レバレッジをかけた成長戦略をとっていることがわかります。
「ミネベアミツミ」の配当金(高いほど良い)
増配を続けている企業です
「ミネベアミツミ」は概ね増配傾向の銘柄です。
減配をする年もありますがすぐに過去以上の配当金に増配をしている企業です。
配当を狙う銘柄ではないですが、業績が堅調で増配傾向であるという点は売買の時に押さえておきたいポイントです。
「ミネベアミツミ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%目安です
「ミネベアミツミ」の配当性向は30%が目安です。
最近配当性向があがってきましたね。
増配を続けていますが、無理をして配当をだしているわけではないことがわかります。
「ミネベアミツミ」の営業活動によるキャッシュフロー
営業CFは増加傾向
「ミネベアミツミ」の営業CFは安定&増加傾向です。
2017年あたりから1000億規模になってきました。
2022年は業績見通しも強気なので、過去最高が期待できます。
「ミネベアミツミ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金をためて次の投資先を伺っています
「ミネベアミツミ」の現金はここ数年で大きく増加しています。
フリーCFもプラスで、有利子負債も追加しているのが原因です。
M&Aをする方針があるのかもしれません。
直近の決算短信にも記載がありました。
「ミネベアミツミ」の配当金の支払い額(今後も維持できるか?)
今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
配当総額は増加中です。
「ミネベアミツミ」の配当金は増配を重ねており、近年の配当総額は増えています。
増配を続けており、株主還元の総額も積み上がっています。
現状では減配の心配はなさそうです。
「ミネベアミツミ」の当期純利益は上昇中か?
2022年は85%の成長を見込んでいます。
「ミネベアミツミ」は業績好調ですね。
2022年は最高益を達成する見込みです。
製造業(特に半導体関連)は、半導体不足を背景に景気がよい企業が多いです。
【まとめ】「ミネベアミツミ」は半導体を中心に業績が好調な部品メーカー
安定成長が可能な銘柄として注目したいところです。
ミネベアミツミの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ▲ | 1% |
売上高 | ◯ | 右肩あがり |
営業利益率 | ▲ | 6~8%ほど |
EPS(1株利益) | ◯ | 上昇傾向 |
自己資本比率 | ▲ | 46% |
1株配当 | ◯ | 増配傾向 |
配当性向 | ◯ | 30%目安 |
営業キャッシュフロー | ◯ | 増加傾向 |
現金など | ◯ | 増加傾向 |
総評としては、ここ2、3年では有望な銘柄だと思います。
半導体需要がどこまで続くかなど景気次第な部分はありますが、ここまでの売上成長を見る限りは大崩れしにくい銘柄だと思います。
【チャートは?割安?】「ミネベアミツミ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【買い】チャートはきれいなので良い時
この記事の執筆時点(21/11/12)では株価は3,200円。
高値をブレイクしており上値は軽そうです。
日経平均が3万円を突破するかどうかの節目にあたるので、短期ではマーケットの流れに左右されそうだという点は留意しておいたほうが良さそうです。
※投資は自己責任でお願いします。
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