こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は「脱炭素社会」に向け、今後の成長の期待値が高い
「NEW ART HOLDINGS(ニューアートホールディングス)」の財務状況をチェックしていきたいと思います。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
- 「ニューアートホールディングス」は「再生エネルギーの発電所」を運営する会社
- チェックは「IR BANK」で行う
- まずは配当利回りを見る
- 売上(上昇トレンドであるか?)
- 営業利益率(10%以上は欲しい)
- EPS(一株当たり当期純利益)
- 自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 配当金(高いほど良い)
- 配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 営業活動によるキャッシュフロー
- 現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 【まとめ】ニューアートホールディングスは成熟フェーズの「ブライダルジュエリー事業」の企業
- 「ニューアートホールディングス」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「ニューアートホールディングス」は「再生エネルギーの発電所」を運営する会社
「ニューアートホールディングス」の事業収益は主に「ジュエリーの販売」からもたらされています。
ブライダルジュエリーですね。
ニューアートホールディングスはPKS(パーム椰子の殻)を使ったバイオマス発電所を営んでいます。
燃料の調達、電力発電、電力供給の一気通貫を行います。
事業として、燃料調達から、実際の小売までワンストップで全てに関わっているのがが特徴ですね。
ニューアートホールディングスの主な事業
- ジュエリー&アート事業
売上のほどんどがこの事業。 - ヘルス&ビューティー
エステサロン事業
他の事業もありますが、売上としてはほぼ立っていないですね。
今トレンドの「再生可能エネルギー」を扱った企業なので、投資マネーは集まりやすい企業といえます。
時価総額は調査時点で「193億円」ということで小型株ですね。
今回は「ニューアートホールディングス」について
- 今後業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
まずは配当利回りを見る
高配当銘柄ですね!
「ニューアートホールディングス」の配当利回りは4%くらい。
高配当なので現段階で「高配当銘柄として検討すべき銘柄」です。
ブライダルジュエリー産業の今後の事業動向しだいで、この配当利回りが妥当化かを判断していきたいです。
また、小型株なので、今後5年、10年と業績が伸びていくかの”成長力”も見ていきたいと思います。
売上(上昇トレンドであるか?)
概ね右肩あがり
株価上昇や、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「ニューアートホールディングス」の売上は緩やかに上昇中。
2021年3月期はコロナウイルスの影響でダメージを受けています。
今も都心に店舗を出店していっているので、今後ブライダルジュエリーの需要がどこまで復活してくるか、進捗するかがポイントになります。
近年は海外にも出店しているので、海外事業の動向にも注目が必要ですね。
営業利益率(10%以上は欲しい)
10%を超えており合格!成長中
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「ニューアートホールディングス」の営業利益率は10%を超えています。
近年は15%を超えていて、儲ける力も成長中です。
ジュエリー事業は「高い営業利益率」を稼ぎ出せる事業ということもわかります。
EPS(一株当たり当期純利益)
100円突破を目指す
個人的には上昇中であるか、もしくは100円くらいが一つの目安です。
「ニューアートホールディングス」のEPSは概ね進捗中。
当期純利益も成長中の企業で事業は好調と言えます。
自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は最低40%〜かをチェックしましょう。
最近、借金が増えてきました。
「ニューアートホールディングス」の自己資本率は減少中。
40%を超えているので問題になる水準ではありませんが、近年「長期借入金が増えています」ので、この借入金を事業成長に繋げられるのかがポイントになります。
しかし、事業に投資をするのは経営として必須なので、経営姿勢としては評価できます。
このあたりは今後も適切に自己資本比率を管理しながら事業を進めて欲しい所です。
配当金(高いほど良い)
少しずつ増配しています
ニューアートホールディングスの配当は、連続で増配をしています。
2021年3月期も1株配当は50円と増配の予定。
ここ数年ではガンガン増配しています。
配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は40〜50%までは許容範囲か
配当性向は直近実績からは20%ですが2021年3月期の増配を踏まえると40〜50%くらいまでは許容範囲と思われます。
配当性向を上げて株主還元を意識しているフェーズですね。
これだけ配当性向を上げるということは、売上成長の余地があまり無いという裏返しでもあります。
個人的には、売上成長は今後は大きくは望めないと予想します。
営業活動によるキャッシュフロー
当期純利益が低い年は営業CFは赤字
「ニューアートホールディングス」の営業CFは近年は好調ですが、たまにマイナスになります。
理由は単純に「当期純利益が稼げているかどうか」です
ここ2年は黒字ですが、収入源がほぼブライダルジュエリーの単一事業になるので、景気の影響で一気に赤字になる可能性があります。
現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
現金を積み上げている
次に見ていきたい項目は企業が保有する「現金、現金同等物」です。
「ニューアートホールディングス」の現金などは近年少しずつどんどん積み上げられています。
直近は業績も好調ですし、借入金もあるのでこの現金は「業績悪化の保険用途なのか、投資用なのか?」気になる所です。
もう少し、利益が積み上がると安心感が出ます。
2、3年後の財務に期待したいです。
配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い能力はどうでしょうか?
徐々に増加。
2021年3月期は5、6億円くらいと予想。
投資家としては基本的に、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。
配当を維持するためには、短期的には「利益が悪化しても耐えられる現金」があればよいということになります。
そのため、配当金の総支払額を見ることがポイントになります。
毎年5億円ほどの配当支払い、今の業績予想からは問題ありません。
このあたりは業績が悪化したら一気に減配になることは覚悟した方が良さそうです。
【まとめ】ニューアートホールディングスは成熟フェーズの「ブライダルジュエリー事業」の企業
そろそろ成熟フェーズに突入でしょうか。
ニューアートホールディングスの財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ○ | 4%台 |
売上高 | ▲ | 概ね上昇中 |
EPS(1株利益) | ▲ | 80円くらい。 |
営業利益率 | ○ | 15%は超えている |
自己資本比率 | ▲ | 40%以上だが減少中 |
1株配当 | ○ | 2021年は50円で増配中 |
配当性向 | ○ | 40%〜50%までが目安 |
営業CF | ▲ | 安定感には不安有り |
現金など | ▲ | 少し心もとない |
総評としては、人生の一大イベントである「ブライダル」の「ジュエリー」を取り扱った企業ということで、
今後の需要動向をどう見るかがポイントかと思います。
「ニューアートホールディングス」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】結構上がりきった感じがする
この記事の執筆時点では株価は1,118円。
近年の水準でいくと、株価は結構あがってはいます。
個人的にブライダルジュエリーの産業があがるようには思えないので700円、800円になった時にまた検討するべき銘柄かなおもいます。
※投資は自己責任でお願いします。
関連コンテンツです。
IT系の企業です。こちらは業績が堅いですね。
こちらも似たような堅調さがある企業ですね。
総合商社7社の中で”買い”の高配当株を探しました。
化学メーカー7社の中で”買い”の高配当株を探しました。
安定企業、三井住友ファイナンシャルGの財務分析です。
https://manabinomado.com/money_investment/%e3%80%90%e9%ab%98%e9%85%8d%e5%bd%93%e3%80%91%e3%80%8c%e4%b8%89%e4%ba%95%e4%bd%8f%e5%8f%8b%e3%83%95%e3%82%a1%e3%82%a4%e3%83%8a%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%83%ab%e3%82%b0%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%978ドコモとKDDIの財務分析です。
高配当株の代名詞、JT(日本たばこ産業)へ投資する際の注意点です。