株式投資・金融知識

【高成長&低PER】「タスキ (2987)」は投資用のIoTレジデンスを販売。富裕層がターゲット!株価は?投資すべき?

プラズマコイです(^^)
SNS: PostPrim

今回は「タスキ」の財務分析をしていきます。
2020年のIPO企業です。

タスキは「IoTレジデンス」を販売する不動産企業です。
顧客は富裕層です。
東京23区の駅近に1棟3億円程度の不動産を販売しています。

不動産は相続資産なので相続税対策のコンサルもセットで提供しています。

この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?

プラズマコイ

人気のスマート家電を実装したマンションを取り扱ってます

「タスキ」はIoTレジデンスを販売する不動産テック企業。

不動産テック、DXといった流行のテーマに当てはまる企業です

高齢化社会になると、相続資産に関連するサービスも人気なってきますね!

「タスキ」の事業利益はおもに「IoTレジデンス販売」の生み出されています。
富裕層向けであれば3億円程度のマンションもキャピタル、インカム用として需要がありますね。

高齢化社会テーマはプラズマコイも注目していますが
「高齢化社会 → 大相続時代」ということで、相続税対策も含めたマンション投資という部分で特徴的な事業ないようです。

いままで多くの不動産デベロッパーを分析してみましたが、
相続対策に比重を置かれている企業は珍しいです。

「タスキ」は「相続用のIoTレジデンス」を販売するメーカー。
優れたマンションを作るのはもちろん、相続コンサルまでを手掛ける企業。

不動産テック、高齢化社会の両方のテーマに当てはまる企業ですね。

タスキのセグメント(事業分野)は2つ

  1. 不動産販売高
    不動産の販売を行う事業
  2. コンサルティング
    相続税対策などコンサルティングのサービス

時価総額は調査時点で「126億円」ということで小型株ですね。
PERは13.5倍と割安ですね。

今回は「タスキ」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。
※プラズマコイの独自調査に基づく記事のため事実と異なる内容の場合があります。

「タスキ」のPER推移を見る


11倍〜20倍程度

この株の「割安度」の判断目安として過去のPER比較を行います。
過去のPERより低ければ割安になっている場合があります。

「タスキ」のPERは13.5倍。
まだIPOから日が浅いですがそこまで高バリュエーションにはなっていない企業です。

割安銘柄の水準はPER15倍が目安なので、まだ注目度が低い企業といえそうです。
今後どこかで人気になる可能性もありますね。

「タスキ」の配当利回りを見る


配当利回りは4%

「タスキ」の配当利回りは直近予想だと2.5%程度です。
配当利回りはそれほど高くはないですね。

しかし個人的には2.5%以上の配当利回りは心の支えになります。
成長企業としては検討できる水準だと思います。

「タスキ」の売上(上昇トレンドであるか?)


毎年30%以上の上昇です。

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

「タスキ」の売上成長率は上昇中
順調に成長できています。

不動産企業にかかわる業務をDX化するサービスも手掛けていますね。

他の企業もですが新興の不動産会社はこのような不動産テックのサービスを提供する企業が目立ってきています。

マーケット規模の分析もできており、333兆円の0.1%でも獲得できれば当面は十分な事業規模になりますね。

「タスキ」の営業利益率(10%以上で優良)


営業利益率は10%超えくらいです

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種や年度で異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「タスキ」の営業利益率は10%ほど。

不動産会社とかンゲルと、まずますの営業利益率でしょう。
概ね上昇傾向がつづいてるのも良いですね。

「タスキ」のEPS(一株当たり当期純利益)


EPSは概ね上昇中です

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「タスキ」のは上昇中です。

EPSは右肩あがりですね。
事業は好調に推移できていますね

「タスキ」の自己資本比率(40%以上が安心目安)


自己資本比率は30%あたりです

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「タスキ」の自己資本比率は3%ほどです。

不動産会社のため、有利子負債が多く、自己資本比率は低めですね。
このあたりは事業特性のため問題ないでしょう。

「タスキ」の配当金(高いほど良い)


配当は今は無配です

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「タスキ」の配当は増配傾向です。
利益があがっているので配当金も増加できている形ですね。

2022年も1株28円と増配の予想ですね。

「タスキ」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)


配当性向は35%目安です

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「タスキ」の配当性向は35%が目安です。
IRでも35%以上が使命と、株主還元も意識していることがわかります。

「タスキ」の営業活動によるキャッシュフロー


マイナスの年が多めです。

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「タスキ」の営業CFはマイナスの年が多いです

不動産デベロッパーの営業CFは概ねこのようになりますね。
事業特性として先に大幅なキャッシュアウトが発生するので営業CFはマイナスになる年も多いです。

タスキ」の配当金の支払い額(今後も維持できるか?)

タスキ」の配当金の支払い推移はどうでしょうか?


今後は毎年増加していくでしょう。

投資家は、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。

業績が悪化しても配当の支払いが負担にならなければ減配のリスクは下がります。
そのため、配当金の支払額を見ることがポイントになります。

タスキ」の配当総額は1億円程度
まだ上場してから歴史も浅く、配当総額も高くはありません。

増配傾向の企業なので、配当総額も徐々に増加していくと予想されますね。

「タスキ」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性は?) 


現金は増加中

基本的に保有する”現金など”は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので貯めすぎは良くありません。

「タスキ」の現金は増加傾向です。
2021年は32億円でした。

基本的には有利子負債で借り入れを行い、現金がたまり、そこから不動産開発の資金にする形ですね。

今後も事業規模が大きくなるにつれ、現金保有額も増えてくるはずです。

「タスキ」の当期純利益は上昇中か?


順調に増加しています。

「タスキ」の当期純利益は上昇傾向。
2022年も増収の予想です。

毎年順調に成長ができています。
右肩あがりの業績で素晴らしいですね。

【まとめ】「タスキ」は投資用のIoTレジデンスを販売。不動産関連のDXサービスも展開


成長が著しい新興の不動産テック企業です

タスキの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り2.5%
売上高毎年30%以上成長
営業利益率10%
EPS(1株利益)上昇中
自己資本比率30%
1株配当増配傾向
配当性向35%
営業キャッシュフロー安定しないが問題なし
現金など問題なし
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては、増収&増益の有望企業です。

若い企業のため財務的には不安がありますが、
今後高齢化社会が予想されるなか、富裕層向けの相続税対策物件として、業績を拡大することが可能な企業だと思います。

【チャートは?割安?】「タスキ」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。


【中立】そろそろ買いはじめても良いかも

この記事の執筆時点(22/1/13)では株価は1,072円。
今はチャートが下落傾向です。

しかしPERが13.5倍とさがってきており割安感がでてきています。

好決算が続いているため、マザーズの地合いが良化すればここから株価は上がれそうです。
直近の株価動向はマーケット次第でしょう。

※投資は自己責任でお願いします。

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  2. 企業がどんな事業セグメントを持っているかがわかる
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そして口座開設は無料。無料なのでノーリスクです。
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