こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は毎年の業績成長が著しい「ジョイフル本田」の財務分析をしていきます。
ホームセンターを運営し、近年のDIYやガーデニング、アウトドアの需要から業績が好調の企業です。
この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?
結論:DIY・ガーデン、アウトドア用品などを中心に今後も業績は”ポジティブ”と予想します。
- 「ジョイフル本田」はホームセンターを運営しえいる企業
- チェックは「IR BANK」で行う
- 「ジョイフル本田」の配当利回りを見る
- 「ジョイフル本田」の売上(上昇トレンドであるか?)
- 「ジョイフル本田」の営業利益率(10%以上は欲しい)
- 「ジョイフル本田」のEPS(一株当たり当期純利益)
- 「ジョイフル本田」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
- 「ジョイフル本田」の配当金(高いほど良い)
- 「ジョイフル本田」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
- 「ジョイフル本田」の営業活動によるキャッシュフロー
- 「ジョイフル本田」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
- 「ジョイフル本田」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
- 「ジョイフル本田」の当期純利益は上昇中か?
- 【まとめ】「ジョイフル本田」は「ホームセンター」を展開する企業。
- 【チャートは?割安?】「ジョイフル本田」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
「ジョイフル本田」はホームセンターを運営しえいる企業
プロが使う「資材」から、一般家庭で使う「工作の材料」まで販売しています
「ジョイフル本田」の事業利益は主にの「ホームセンター」の事業で生み出されています。
「ジョイフル本田」は東京近郊に21店舗程度を出店しています。
ホームセンターは地元に1つくらいはあるもの。
「ジョイフル本田」もあなたのイメージ通りのホームセンター事業かとおもいます。
他には、売上構成比を見ると1番は日用品ですね。
ほかにはペット用品も業績に貢献しています。
プロ用の資材は横ばいで、リフォーム用の製品は不調気味です。
ジョイフル本田のセグメントは1つですが製品カテゴリは大きく2つ
住まいの分野
- 資材・プロ用品
- インテリア・リビング
- ガーデン・ファーム
- リフォーム
生活の分野
- 日用品
- ペット・レジャー
- アート・クラフト
時価総額は調査時点で「1450億円」ということで中型株ですね。
PERは10.81倍と割安です。
今回は「ジョイフル本田」について
- 今後は業績を伸ばせるのか?
- 配当金を出し続けられる企業なのか?
- 今は買いなのか?
分析していきたいと思います。
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
「ジョイフル本田」の配当利回りを見る
配当利回りは上昇している。
「ジョイフル本田」の配当利回りは3%弱です。
増配を重ね、そろそろ高配当株として検討して良い水準になってきました。
株主優待は店舗の割引券
「ジョイフル本田」の株主優待は「かつや」「からやま」などで使える割引券です。
保有株数 | 優待券 |
---|---|
100株 | 自社商品券 2,000円相当 または 茨城県産 お米 2kg |
400株 | 自社商品券 4,000円相当 または茨城県産 お米 5kg |
2,000株 | 自社商品券 8,000円相当 または茨城県産 お米 10kg |
4,000株 | 自社商品券 16,000円相当 または茨城県産 お米 20kg |
配当も連続で増配をしていますし、優待利回りも1%前後が狙えるので、高利回りの株として認定できる水準です。
高配当株として検討していきたい銘柄だと思います。
今後は株価成長、配当金の増加などで
- 今後キャピタルゲインを狙えるか?
- 今後の配当の伸びを期待できるか?
チェックしていきましょう。
「ジョイフル本田」の売上(上昇トレンドであるか?)
最近は減少傾向
株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。
「ジョイフル本田」の売上は減少しています。
これはガソリン・灯油の取り扱いを辞めたことが大きいですね。
同時期から利益が上昇しているところから、
不採算事業を手放したという結果なのでこれはポジティブに考えて良いかと思います。
「ジョイフル本田」の営業利益率(10%以上は欲しい)
営業利益率は10%を目指して上昇中
業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%です。
「ジョイフル本田」の営業利益率は9%ほど。
営業利益率は上昇傾向にあります。
フランチャイズ展開もしてないと思うので、小売業で10%近いというのは高い営業利益率といえます。
21店舗ほどの展開で、あまり手広くやっていないことが高い営業利益率1つの理由かと思います。
広告宣伝費などの経費が増加しているようですね。
「ジョイフル本田」のEPS(一株当たり当期純利益)
EPS横ばいだが100円を超えている
EPSは個人的に「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「ジョイフル本田」のEPSは横ばい。
この点からも成長企業というより成熟企業と見るべきですね。
EPSは100円を突破していますので、稼ぐ力は高いと言えます。
ポジティブ材料ですね。
「ジョイフル本田」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)
自己資本比率は70%くらいで問題なし
「ジョイフル本田」の自己資本比率は70%前後で推移をしています。
もともとはあまり借金をしない経営スタイルでしたが、最近は適度に有利子負債を入れています。
自己資本比率はこの水準であれば問題ないですね。
「ジョイフル本田」の配当金(高いほど良い)
連続増配の企業です。
「ジョイフル本田」は連続で増配をしている銘柄です。
2022年度の予想では42円と過去最高の増配を予定しています。
近年、高配当株化した原因はこの連続増配ですね。
個人投資家の目線から見るとこの増配は魅力的です。
「ジョイフル本田」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)
配当性向は30%が目安でしょうか
「ジョイフル本田」の配当性向は30%を目安としているようにみえます。
公式のIRでは「DOE(株主資本配当率)2%を目安」と記載がありました。
2022年の一株配当は42円で、DOEが2.5%です。
今後の業績次第では減配懸念はありますね。
「ジョイフル本田」の営業活動によるキャッシュフロー
現金の手残りはガソリンを手放して以降伸びました
「ジョイフル本田」の営業CFは120億円ほど。
近年は安定していますね。
この3年の推移をみていると今後も微増か微減で推移していくことが予想できますね。
「ジョイフル本田」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性)
近年現金は増加中
「ジョイフル本田」の現金は増加中です。
2018年前後での現金の動きを見ると、このあたりで大きな事業改革が行われたと考えられます。
キャッシュフロー計算書を見ると、事業投資につかっていることがわかります。
事業改革の後は順調に現金が積み上がっていると見て取れます。
「ジョイフル本田」の配当金の支払い額(現金などの何パーセントか?)
今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?
20〜30億円くらいが配当総額のターゲット
「ジョイフル本田」は連続増配の企業です。
そのため当面は20〜30億円くらいの配当金は見込んでおきたいところです。
現金の保有額的には余裕もあります。
現在のトレンドから言っても業績が一気に傾くとも思えません。
何が起こるかは誰にもわかりませんが、現状では安定的に推移してくれることが期待できます。
「ジョイフル本田」の当期純利益は上昇中か?
近年は安定的に推移している
「ジョイフル本田」の当期純利益は横ばいといったところでしょうか。
現状では100億を目指して歩みを進めていく形ですね。
この辺りの利益水準をたもってくれれば大丈夫といった銘柄だと思います。
【まとめ】「ジョイフル本田」は「ホームセンター」を展開する企業。
高い営業利益率で安定的に経営します
ジョイフル本田の財務分析のまとめです。
項目 | 評価 | コメント |
---|---|---|
配当利回り | ◯ | 3%弱 |
売上高 | ▲ | 横ばい |
営業利益率 | ◯ | 9%で上昇中 |
EPS(1株利益) | ◯ | 100円超え |
自己資本比率 | ◯ | 70%台 |
1株配当 | ◯ | 連続増配 |
配当性向 | ◯ | 30%目安 |
営業キャッシュフロー | ◯ | 安定的 |
現金など | ◯ | 増加傾向 |
総評としては、業績は横ばいで成熟企業と思ってよいでしょう。
配当+優待の総合利回りが4%以上なら旨味を感じます。
【チャートは?割安?】「ジョイフル本田」の今後の株価は?今は買い時かを予想する
最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。
【中立】1250円を底値にレンジ相場
この記事の執筆時点(21/08/5)では株価は1427円。
直近では上げていますが、長期では下落傾向。
1250円〜1500円あたりのレンジをしばらく推移しています。
直近決算は良かったのですがトレンド的には上値が重そうです。
※投資は自己責任でお願いします。
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