株式投資・金融知識

【割安高成長】「コーユーレンティア(7081)」は建設現場向けに事務備品・ICT機器レンタル。株価は?今は買いなのか?

プラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)

今回は「コーユーレンティア」の財務分析をしていきます。

コーユーレンティアは建設現場向けの事務備品レンタル・ICTサービスや家具・什器などのOA機器をレンタルしている企業です。
2020年のIPO組です。

ビジネスシーンでも”建設時のみ”といった場合や”イベントを行う時のみ”といった一時的に事務用品をレンタルしたいときがあります。

みなさんも普段の生活で”一時的”に使いたいものはレンタルをしますよね。
そんなとき企業は「コーユーレンティア」からレンタルをしてくるわけです。

「レンタル」の事業には今後注目です。

この銘柄は今買うべき「おすすめ銘柄」の仲間入りを出来るのでしょうか!?

プラズマコイ

シェアリングエコノミーの流れもあるいま「レンタル事業」には注目しています。

「コーユーレンティア」の事業は建設業界へのレンタルが主力

フィスコのレポートより引用

就職・住宅・飲食・結婚などライフイベントに寄り添うサービスを展開しています

「コーユーレンティア」の事業利益はおもに「レンタル事業」から生み出されています。
そのなかでも建設業界に機器や製品をレンタルする事業が主力です。

レンタル事業ではほかに、事務用品の短期レンタルの「カリルネ」を運営するなどを運営しています。
主に企業向けにビジネスを展開しています。

「コーユーレンティア」は「レンタル事業」がメイン。
その中でも特に建設業向けの事業のレンタルが業績を左右する。

事業は3つを展開していますが、特に建設業界のレンタル需要の成長力が目先の業績ではポイントになると思います。

コーユーレンティアの事業セグメントは3つ

  1. レンタル関連
    事務机、椅子、書庫、会議テーブル、ロッカー、ICT機器、家電、空調機器等のレンタル
  2. スペースデザイン
    マンションのデザイン・設計・施工、インテリア商品の販売・レンタル
  3. 物販
    レンタルではなく中古品を販売する事業

時価総額は調査時点で「94億円」ということで超小型株ですね。
PERは6.59倍と割安水準です。まだまだ注目度・人気が低い企業ですね。

今回は「コーユーレンティア」について

  • 今後は業績を伸ばせるのか?
  • 配当金を出し続けられる企業なのか?
  • 今は買いなのか?

分析していきたいと思います。

「コーユーレンティア」の配当利回りを見る


配当利回りはかなり低いです

「コーユーレンティア」の配当利回りは2%台です。
まずまずの配当利回りで近年のIPO銘柄ですが配当も出しています。

配当金は希望的観測も含みで、増配傾向になると思います。
ジリ成長株として期待する銘柄だと思います。

「コーユーレンティア」の売上(上昇トレンドであるか?)


売上は右肩あがりを続けています

株価が上昇したり、配当金を出し続けるためには、
売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安です。

コーユーレンティアは2020年度こそコロナショックで減収ですが、右肩あがりです。
レンタル事業が主力で「今後も継続的に需要がつづいていくと個人的には予想」しています。

※公式サイトより引用:レンタルはESG投資の観点からもポジティブに映る

売上は大きく成長をしておりここまでの成長としては文句が無いですね。

「コーユーレンティア」の営業利益率(10%以上は欲しい)


営業利益率は上昇傾向です

「売上-経費」の儲かり具合が「営業利益率」です。
「営業利益率が高い=儲かりやすい企業」と覚えておきましょう。

業種ごとで異なりますが、日本全体の市場平均は7%ほどと言われています。
「コーユーレンティア」の営業利益率は直近の予想では10%ほど。

営業利益率の上昇をみると、事業が軌道にのっており、営業利益率を高くすることができていることが伺えます。

「コーユーレンティア」のEPS(一株当たり当期純利益)


EPSは力強く上昇しています。

1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。

要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことです。

EPSはプラズマコイ的には「上昇中であるか、もしくは100円」が一つの目安です。
「コーユーレンティア」のEPSは2021年度では最高が予想されています。

1株利益(EPS)も高くなっており、1株の価値もどんどん高くなっていますね。

「コーユーレンティア」の自己資本比率:高いほど良い(最低40%)


自己資本比率は上昇中です

自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。

「コーユーレンティア」の自己資本比率は40%程度です。
有利子負債が徐々に減少しており、純資産の比率が高くなっています。

財務的には問題なく健全に進捗しています。

「コーユーレンティア」の配当金(高いほど良い)


長くに渡り増配を続けています

配当金は「株を持っているだけで、その企業からもらえるお金」です。

「コーユーレンティア」は2020年のIPO銘柄ですが配当をだしています。

2021年度は1株35円と増配予想。
今後も増配されるとしたら、いま買って長期で持ってけば配当利回りがとんでもないことになる・・・かもしれません(笑)

「コーユーレンティア」の配当性向:配当金÷EPS(儲けの何割を配当に出す?)


配当性向は20%目安です

配当性向は「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標です。
※市場平均は30%くらいです。

「コーユーレンティア」の配当性向はここから変更するかと思いますが、現在は20%が目安です。
配当性向は低めで問題のない水準です。

業績次第ですが、今後の増配にも十分期待できる水準です。

「コーユーレンティア」の営業活動によるキャッシュフロー


営業CFは20億円あたりを推移しています

「営業活動によるキャッシュフロー」は簡単に言うと
「商売によって入金されたお金がいくらになったか?」の数字です。

基本的には毎年プラスが理想です。

「コーユーレンティア」の営業CFは20億円前後で推移。
毎年プラスで安定的に現金を稼げていることがわかります。

今後は営業CFを少しずつでも良いので増やしていければいいですね。

「コーユーレンティア」の現金等はいくらあるか?(業績悪化の耐性は?) 


現金は20億円程度を目安に保有

基本的に保有する”現金など”は多い方が良いです。
現金の重要性は「個人の家計でも企業の財務でも同じ」です。

しかしお金は「使ってこそ意味がある」ので貯めすぎは良くありません。

「コーユーレンティア」の現金は20億円程度を目安としています。
当面の事業資金はこのくらい保有しておけばよいということでしょう。

長い目で見ると成長企業と考えていますので、
今後も現金保有額は増加していくこと予想しています。

事業規模が大きくなってくると運営資金も増えてきますからね。

「コーユーレンティア」の配当金の支払い額(今後も維持できるか?)

今の財務状況での配当金の支払い状況はどうでしょうか?


配当総額は1億〜2億円程度が目安

投資家としては、業績が悪化しても配当を維持して欲しいものです。

業績が悪化しても配当の支払いが負担にならなければ減配のリスクは下がります。
そのため、配当金の総支払額を見ることがポイントになります。

「コーユーレンティア」の配当総額は1、2億円が当面の目安です。
事業規模的には妥当でしょう。

今後の推移は予想ができませんが、
配当総額の推移も徐々に増加していくような成長を期待したいところです。

「コーユーレンティア」の当期純利益は上昇中か?


利益は右肩あがりで成長中。

「コーユーレンティア」の当期純利益は右肩あがりです。
2021年度は過去最高の業績予想です。

利益の推移から見ても成長企業であることがわかります。
右肩あがりの当期純利益は株価にとってもポジティブ材料です。

【まとめ】「コーユーレンティア」はレンタル事業を軸とした成長企業


ここまでの成長は文句なし!
今後も注目の企業ですね。

コーユーレンティアの財務分析のまとめです。

項目評価コメント
配当利回り2%台
売上高上昇傾向
営業利益率10%ほど
EPS(1株利益)上昇傾向
自己資本比率約40%
1株配当増加傾向
配当性向20%目安
営業キャッシュフロー安定推移
現金など安定推移
数字は記事投稿当時のものです。評価は筆者の主観です。

総評としては、時価総額が小さい企業ながら成長が期待できる企業です。

シェアリングエコノミー、ESG投資といった観点からも「レンタル」の需要は高くなってくる可能性が高いです。
これからの時代に有望な事業をあつかっている企業だと思います。

【チャートは?割安?】「コーユーレンティア」の今後の株価は?今は買い時かを予想する

最後に、記事投稿時点でのプラズマコイの投資判断です。


【買い】PERが6倍ならいつかは上がってきそう。

この記事の執筆時点(21/11/21)では株価は1,742円。

株価は緩やかに上昇をしており、業績の成長に合わせて今後も株価は上昇してくるものと思っています。
時価総額が小さいので低PERで放置されることも予想されますが、どこかのタイミングで強く上昇する可能性を秘めた銘柄だと思います。

※投資は自己責任でお願いします。

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