こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
田端信太郎さんの著書である「これからのお金の教科書」について要約して、皆さまと勉強をしていきたいと思います。
本書は、これからの時代で「あなたが探しているお金との付き合い方」と、
これからの「資本主義を生き抜いていくための考え方のヒント」になるための本です。
年収の伸びしろをケタ違いにしてくれる本です。
このブログによる要約&補足を読んだ時間や、
本書をご購入の場合はそのお金があなたの「資本になる」と嬉しいです。
本書はChapterが複数に分かれており、1章ずつ要約をしております。
今回は、⑧「転職」をしてお金が勝手に集まる場所に立つ について要約をしていきます。
やりたいことを我慢しないために転職をする
はじめに転職活動をする動機として1つ重要なことがあります。
「やりたいことを我慢しない」
やりたいことが無い、やりたいことが見つからないと思っているうちは
良い転職はできないと思っても良いです。
いつでも辞められるよう、自分を磨いておく
やりたいことを我慢しないためには、収入を上げる必要があります。
そのためには、今の会社で出世することも良いですが転職をするのも有効です。
しかし、いつ収入があがる魅力的な転職のチャンスがあるかはわかりません。
そうなると、しばらくは今いる場所で頑張ることになります。
だからこそ、今の職場でも「最低限いてもらったほうがいい」
「あいつに抜けられると困るな」と上司に思われるような状態になるのが理想です。
今の職場で評価や実績が残せれば、転職の選択肢も広がります。
転職は、自分に合うところに転職した方が良い
その会社で偉くなってもしょうがない
田端さんは2年でNTTデータを止めてリクルートに転職をしました。
きっかけは「日経新聞の日曜版でおもしろそうな求人を見つけた」からです。
日曜に日経新聞を読むところがモチベ高いですね
田端さんは当時、大和証券SBキャピタルマーケッツからも内定をうけていましたがリクルートに転職しました。
それはなぜか?「自分の性格合っている会社を選んだからです」
リクルートのカルチャーは「やりたい人にやりたいことをやらせて結果をだす」というもので、非常に魅力的でいい人材が集まりそうですね。
そのオープンな環境で成果を出し、元リクルートの看板で独立して活躍している人材も多いです。
本書で紹介されていた、リクルートの考え方は「人にとって会社で出世することが成功ではない」ということです。
会社で出世することを成功とは思わず、
「世の中に新しい価値を提供する方が意味がある」という考え方企業ですね。
この自由にやらせるというのは、プラズマコイ的には本当に凄いことだと思います。
他の企業には真似できないところです。
多くの経営者は「社員はオレの言う通りにやる構成員」としての機能を求めるからです。
社員に自由にやらせて成果をだすというのは、
トップダウンが染み付いた日本企業にはとても難しいことですね。
お金を稼ぎたいなら「想像力を発揮できる仕事」をする
例えば、田端さんが新卒で入社したNTTデータのような「システムインテグレータ」は業界ではSIer(エスアイアー)などと呼ばれています。
このシステムインテグレータは「企業からシステムを受託して作る会社」です。
つまり、サービスの基盤を作る(縁の下の力持ち)ですね。
しかしそういう「土管を作る会社」はユーザーの使い心地の良いサービスを作るような考え方を持つ必要がなく、クライアントに言われた事をやるのが仕事なのです。
マイナンバーの制度や定額給付金などの「国が作ると使いにくいサービスになる」理由も「土管を作る」ことが得意な大手システム屋に依頼をしているからです。
めちゃめちゃわかる・・・
世の中の多くのサービスは「企業側の事情」で作られている
プラズマコイの会社も「お客さんが使いにくいサービスができやすい」です。
これは企業が「あれも伝えたい、これも伝えたい、全部伝えたい」という想いからサービスを作るからです。
これは企業の立場としては、当たり前なのですが、
お客さんの立場から使いやすいサービスでないと使われないという真実があります。
自分のメッセージが伝わるようにする「想像力」を発揮できる仕事をする
企業に安定を求めるならいいですが「クリエイティブ職」など、
自分で何かを作っていきたいなら「想像力」を使えない仕事には付かない方がいいでしょう。
広報やマーケティングは常にお客さんの立場になって考えられる目が必要です
次の時代の波にのるなら給料が下がっても良い
プロである以上、年収にこだわるのは当然ですので、
基本的には「給料がさがる転職はしないほうがいいです」
しかし、給料が下がっても転職をした方が良いときもあります。
給料が下がる転職をしてもいい3つの場合
- 他ではできない貴重な体験ができる
- 今後伸びる業界に転職をできる
- 自分の第六感が「今動かなければ後悔する」と呼びかけているとき
時代のビッグウェーブに波乗りできるチャンス!と思ったら年収が一時的にさがっても転職した方がよい場合があります!
なんだろう、この企業に転職したことを想像するとワクワクする!
その業界に早めに潜り込んでおけば
「金銭面的もリターンを得られる可能性」があります。
他にも、自分をより上に導いてくれる
「お金には替えられない体験や経験」を得られるでしょう。
数字以外の評価は「誰がそれを良いと言ったか」がポイントになる
これは会社員の、評価を上げるテクニックにも通じますが
雑誌やファッションの業界では「著名人が良いと言えばクオリティが高い」という評価になります。
結局デザインとかアートなんて基準がないですからね
そのため、数字で表せないような部分で評価されようと思ったら
上司や社長が気にいるような提案を持っていく必要があります。
転職を考えているなら、次の上司が好きそうな事をリサーチして置くことが大切です。
【戦略が要る】いい人材が、いい転職をできるわけではない
世の中には、いい仕事をしているのに・・・なぜ自分は評価されないんだ。
と思っている人が多いでしょう。
そういう「職人としてのスキル」に自信を持つのは大切ですが、
評価されるかどうかは全く別の要素できまってきます。
たとえば、小説で芥川賞をとりたいなら、芥川賞の「審査員が好きそうな小説を書く」必要があります。
さらには「審査員の序列や、結局だれに良いと言わせれば良いのか?」といったリサーチが大切になってきます。
会社でも同じで、出世をしたい、給料を上げたいと思ったら
結局、自分の出世や給料を決めるのは誰だろうと、その個人をイメージして「上司の評価基準に当てにいくつもりでやる事が大切」です。
それをせずに「会社からの評価」を待っていても、いい評価が得られないことはあたりまえですね。
「会社」とは言っても、実際に動かしている人は「生身の人間」なわけです。
すると、評価も当然、好みや力関係の要素が入ってきます。
ゴマすりスキルが出世では重要という不都合な真実があります(゜Д゜)
いい転職をするためには、どうすればいい?
本書では、良い転職をする確率を高める方法で以下のステップが紹介されています。
良い転職をするための3ステップ
- 自分が行きたい会社を名指しにできるようにする
- 上司にしたい人も名指しにできるようにする
- その理由を言えるようにする
本気で転職をするなら、相手に対してTwitterでも、Facebookのメッセンジャーでも良いので、自分できちんと挨拶をして、礼儀もわきまえているという風にアピールをしていくのです。
その際、自己アピールにも工夫が必要です。
どんなふうに自己アピールをすればよいのか?
- 是非あなたの下で働きたいと伝える
- 自分の経歴と実績はこういう物を持っている
- こういう事ができる、こういう事に興味がある
- あなたの会社に入って、あなたの部下になることでお役にたてると思う
こんな形で、自分が役に立つ人材ですと伝える
このように「ターゲットを定めて」から、
相手が「この人には会ってみたい」と思うような仕事を重ね、能力を身に着けていくことが大切です。
結局採用とは「なぜ、相手が自分の事を採用したいと思うか?」という原点を考えて、それを証明する形で進める事が正解なのです。
筋の良い転職とは「この人と24時間過ごしてもいいと思える人間関係」
転職先を選ぶときに「エアポートテスト」というテスト方式を採用すると良いです
これはシリコンバレーのスタートアップ企業がよくあることですが
要するに「好きな人と仕事をしましょう」ってことです。
そのため、この人たちと一緒に「旅」をしたら面白そうか?という事を考えるのです。
よく転職面接は、人事部とだけで、実際の現場の同僚と面接をできない事も多いですが「なるべく上司や、同僚を名指しできるようにする」と良いです。
入社後に実際にどんな人とどうやって仕事をしていくのか?
「仕事の日常や人間関係が見えない状態で転職することはリスクが高い」のです。
特に30代以降は、自分の人格形成もある程度できているので、
尊敬できる人の下で働きたいという「上司を選ぶ」という感覚を持っていないと、
「我慢を強いられるリスクがある」ので、サラリーマンの人生としてはもったいないと思います。
ZOZOスーツの無料配布はマーケティングとしては「成功」
田端さんは、LINEからZOZOに転職したときに1つの「仮説」を持っていました。
田端さんの広告に関する仮説
- 広告ビジネスのデジタル化はもはや大勢が決まった
- 今後は、従来のの広告ビジネスの概念を超えたものが、企業マーケティングコミュニケーションの中心になっていく
田端さんは広告やメディアに世界に20年いて、
経験をしつくしたという背景から導き出された仮説です。
ここで、従来と、ZOZOが行った新しい形の、企業マーケティングの取り組みをみてみましょう。
【従来型、新しい】企業マーケティングの例
- 【従来】何十億をつかった、CMやポイント還元のキャンペーン広告
- 【新しい】ZOZOSUITを無料で配る
- 【新しい】TwitterでZOZOの社長がお金を配る
従来の方法は、確実だけど、大当たりもしない一方
「新しいチャレンジをすると、当たれば大きいが、失敗をする確率も高くなります」
ZOZOSUITはサービスの失敗例としてビジネス会では認識されています。
しかし、マーケティングの手法としては、無料で配ったことで「サービスの認知拡大」ができて「顧客との関係性を、新たに作ったり、深めることができた」ので成功だったと言えると思います。
もうゾゾタウンからワクワクするサービスが生まれることはないかもしれませんね
Appleも既に成熟期に入って久しいですが、ゾゾタウンもヤフーに買収され成熟期に入ったのかもしれません。
【時代を見る目】正しい時に、正しい場所にいることが大切
シリコンバレーで良く言われる言葉で「成功の大半は正しい時に、正しい場所にいること」からもたらされるという考え方があります。
これは、田端さんの転職時の選択が正しかったことからも証明されていますね。
LINEに転職したときも、上手く「LINEの成長→東証一部への上場」の流れに乗ったのが成功の秘訣だったとも言えます。
これはお金の投資にも言えます。
この記事を書いている2020年11月15日現在では、コロナのワクチン報道があった後ですが、それまでの株式市場は「ハイテクの成長株」に人気が集まっていました。
2月、3月のコロナ以降「これからは巣ごもり消費の株が来る!」と思って買った人は大きな利益を得た一方、
現在はワクチン報道で、相場の潮目が変わりました。
今後「儲かるための正しい場所」が、変わってくる事が予想されます。
株式投資でも、転職でも、個人のビジネスでも
「その時によって、お金が集まる場所が違います」
時代の波に乗って、その場にいないことには儲からいということです。
そのために3点が必要になります。
正しい場所にいるための3つの秘訣
- 未来の可能性を感じるアンテナ
- 次の時代への投資を出来る準備
- 早めにキャッチできたり、気がついたら即行動できること
YouTuberなども早く始めた人が市民権を得ていますね。
このように、転職でも、自分を売る場所やタイミング、自分を買ってくれる候補先をどう増やすかを考えるのがとても大事なのです。
【まとめ】「転職」はお金が集まる「正しい場所」に行く
優れたビジネスマンは、優れた投資家とも言えますね。2つにはシナジー効果がありそうです。
田端信太郎さん著「これからのお金の教科書」Chapter8
「転職」をしてお金が勝手に集まる場所に立つ まとめ
- やりたいことを我慢しないために転職をする
- いつでも辞められるよう、自分を磨いておく
- 転職は、自分に合うところに転職した方が良い
- お金を稼ぎたいなら「想像力を発揮できる仕事」をする
- 「次の時代の波にのるため」なら給料が下がっても良い
- 数字以外の評価は「誰がそれを良いと言ったか」がポイントになる
- いい人材が、いい転職をできるわけではない。転職にも戦略が必要
- 筋の良い転職とは「この人と24時間過ごしてもいいと思える人間関係」がある所
- お金を稼ぐために大切な視点は「正しい時に、正しい場所にいること」
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