こんにちはプラズマコイ(@purazumakoi)です(^^)
今回は、高配当銘柄として人気の、JR九州の財務状況をチェックしていきたいと思います。
「JR九州(証券コード 9142)」は、配当金を出し続けられる企業なのか!?要チェックや!
チェックは「IR BANK」で行う
今回紹介されている方法は、IR BANKの「決算まとめ」から確認ができます。
今回は「JR九州」の財務を見ていきます(^^)
まずは配当利回りを見る
まずは、高配当株かどうかをチェックしましょう。
直近ではコロナの影響で高配当化してきています。安定の鉄道株ですが、
- 業績懸念から株価が下がってしまい
- その結果配当利回りも下がってきていて
- 配当性向が上がっているという現状です。
リモートワークが推進されても、騒動が収束すれば、ある程度利用者は回復してくるかもしれません。
2、3年の長期で考えるならお買い得かもしれません。
売上(上昇トレンドであるか?)
2021年は業績悪化だが、今後の見通しは好悪材料がともにあり
配当金をいままで通り出し続けるためには、
「売上が少なくとも維持」できている事が1つの目安ですね。
JR九州は、騒動が収束すれば売上がある程度戻ると予想はできますが、懸案材料が大きく2つあります。
しかし2021年は騒動の収束が期待されているので、総合的には楽観論がニュースでは見られます。
営業利益率(10%以上は欲しい)
売上から経費を引いたのが「営業利益率」ですが
2021年3月期決算は赤字の予想ですのでマイナスです。
平常時は営業利益10%なのでそこに戻れれば。
業績が順調なら営業利益率は10%以上が見込めるので、そこに戻ることを期待したいですね。
EPS(一株当たり当期純利益)
今後は300円を回復することを目指す
1株あたりの利益であるEPS。
「当期純利益÷発行済の株の総数」で計算します。
要はEPSが高いほうが稼ぐ力が高い企業ってことですね。
EPSは2017〜2019年は絶好調でした。
ここ2年は厳しい状況となっています。
今後はEPSがプラスに転換、そして300円を目指していく流れになりますね。
配当金(高いほど良い)
配当金は「株を持っていると貰えるお金」です。
2021年も93円の予想で配当維持の見込みですが、
赤字なので注意深く見守る必要がありますね。
今後も93円を死守できるかがポイント
しばらくは業績が戻りきらないと予想されるため、
まずは減配しないかどうかに注目ですね。
配当性向:配当金÷EPS
「稼いだ利益のうち、何割くらい配当金に使っている?」という指標が配当性向です。
配当性向:儲けたお金を株主に還元する割合じゃな。
2021年はこのまま行くと100%を超える
収益体質がボロボロなので、減配をしなければ2021年は100%になってしまいますね。
自己資本比率:基本的には高いほど良い
自己資本比率は40%台
自己資本比率(株主資本比率)は、
要するに借金をしていないか?を見る指標です。
自己資本率が直近では減少傾向で、少し心配な傾向がですね。
しかし、JRの他の企業よりは高い比率なので、
業界内では高い方です。
フリー・キャッシュフロー
そろそろプラ転して欲しいところ
フリーキャッシュ・フローは簡単に言うと「今年、現金がいくらプラスになったか?」の数字です。
私達の家計と同じで「収入 – 支出」がプラスならどんどん現金が積み重なっていきます。
フリーキャッシュフローは近年ではあまり成績が良いとは言えません。
鉄道会社なので、現金が枯渇したからといって簡単には倒産しないと思いますが、減配リスクとしては留意しておきたいですね。
【まとめ】今後業績回復が見込めれば配当利回り4%台は仕込み時か?
JR九州の財務分析のまとめです。
配当性向が50%くらいで、配当利回りが4%くらいなら買い
JR九州の財務情報まとめ
- 配当利回り…4%台
- 売上(営業利益)…コロナで減収、復活期待
- 営業利益率…平常時は10%超え
- EPS(一株当たり当期純利益)…直近では減少傾向
- 配当金…1株93円、維持出来るか?
- 配当性向…
- 自己資本比率…40%台。
- フリー・キャッシュフロー・・・近年はマイナス
安定的な鉄道株なので、今が割安と見て買うのも選択肢としては有りでしょう。
※投資は自己責任でお願いします。
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